「DCU」まさかのミスで早くも波乱!? 証拠を盗んだ男の正体は…？2022/01/30

　TBS系で放送中の日曜劇場「DCU」。主演に阿部寛さんを迎え、水中の捜査に特化した架空の組織・DCUを舞台に描くオリジナルドラマです。

　ドラマの舞台となるのは、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団「Deep Crime Unit（潜水特殊捜査隊）」。DCUの略称で呼ばれるの彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく、警察の捜査では困難な危険極まりない日本全国の河川や湖など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を捜し事件を解決していくこと。TBSがハリウッド大手制作プロダクションと手を組み壮大な“ウォーターミステリー”が繰り広げられます。

　第2話では、新名正義（阿部）と瀬能陽生（横浜流星）のわだかまりが解けぬまま、新たな事件が発生。DCUのメンバーは変死体が発見された北能登の港へ向かい、事件の捜査を行いました。そこで浮き彫りになったのは、排他的な地元民と外国人技能実習生の実態。DCUは、不可解な点を最後まで突き詰めて捜査を行い、見事、外国人実習生にかぶせられそうだったぬれぎぬを晴らすことができたのですが…。

DCUが無実の罪を晴らしたサンチェスがまさかの行動に…

　無事に北能登での捜査を終えた新名の元に、公安一課の刑事・清水健治（山崎育三郎）から1本の電話が入ります。その内容は、なんと北能登での事件で無事に無罪が証明されたロドリゴ・サンチェス（フェルナンデス直行）が、治安を脅かすある重大な秘密を抱えているということでした。新名は慌ててサンチェスと行動を共にしていた成合隆子（中村アン）に電話をしますが、すでにサンチェスは隆子をだまし、北能登で起きた殺害事件の証拠品である被害者のスマホを持って失踪。DCUが今回のミスを取り返せるのかが次話の注目ポイントになりそうです。

隊長・新名はやっぱりいい人？　

　第1話の終わりで新名に15年前の事故での疑惑が浮上。以降、瀬能は指示に従いながらも疑いの目で新名を見つめていました。これまでは子犬のように新名を慕うまなざしだったのですが、第2話からは鋭い目で新名を観察するようになったギャップを垣間見ることができました。新名が隊長として、海上保安庁の人間としてふさわしい人なのかまだまだ謎に包まれていますが、第2話では新名の隊長らしい一面が分かる一幕も。

　それは、殺人事件の重要な証拠となる被害者のスマホを海の中から探していたシーンのことでした。以前の捜査で海中用のドローンを活用したところ、広大な範囲の捜査には向かず結果的に捜査の足を引っ張ることになってしまった森田七雄（岡崎体育）。捜索範囲が絞られた中でスマホを探すことになり、今度こそという思いが湧き上がりますが、機械を使っての捜査に自信をなくしていた森田はなかなか言い出せません…。そこへ新名が「森田、さっそく出番が来たな！」と声を掛け、ドローンを使わせます。森田の活躍で無事に海中から被害者のスマホを発見することができました。荒っぽい隊長ではありますが、隊員の個性を生かすことを考えている一面が分かり、やっぱりいい人なのでは…？という期待も捨てきれません。

　北能登の事件と絡んだサンチェスの逃走で、今後事件はさらに大きく動きそうな予感。新名の隊長としての手腕が試されます。

第3話（1月30日放送）あらすじ

　隆子（中村）のミスにより、サンチェス（フェルナンデス直行）が被害者のスマホを盗んで失踪してしまいました。しかも、サンチェスには治安を脅かすある重大な秘密が隠されていたことが発覚。サンチェスを逃したことで新名（阿部）は上から厳しく追及されます。さらに、この一件が原因でロシア高官の来日が見送られることになり、隆子は重い責任を感じることに。そんな中、大友裕也（有輝）と聞き込みに出た隆子は、サンチェスと同じ日本語学校に通うマリア・シルバ（エレナアレジ後藤）を見つけ、焦りのあまり彼女にけがをさせかねない行動をとってしまいます。やがて、新名はミスを重ねた隆子を捜査から外すと伝えます。しかし、自分の犯したミスを取り戻したい隆子は命令に背き、1人で捜査に。そして、瀬能（横浜）をはじめDCUのメンバーたちも隆子を励ましひそかに協力します。そんな中、事態はゆっくりと最悪の方向に進んでいき…。