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松本潤演じる優柔不断な“中腰ヒーロー”が世界を救う!?――「となりのチカラ」今夜スタート!2022/01/20

松本潤演じる優柔不断な“中腰ヒーロー”が世界を救う!?――「となりのチカラ」今夜スタート!

 松本潤さんがテレビ朝日系のドラマ初主演を務める「となりのチカラ」がいよいよ今夜スタート! 松本さんが扮(ふん)するのは、思いやりと人間愛は人一倍だけど、困っている人を見たら「声をかけるか」「いや、迷惑か…?」と悩んで中腰になってしまう男・中越チカラ。そんなチカラのささいな言葉や行動がマンションの住人たちが抱える問題をちょっとだけ解決し、見ている孤独な現代人の心の隙間を埋めてくれるハートフルなホームドラマです。

 一足先に第1話を拝見したのですが、松本さん演じるチカラは今まで演じてきた役柄とはひと味もふた味も違うキャラクターなんです! これまでもいわゆる“変人”役はありましたが、チカラは常に中腰でオロオロ……。バスでは「あの妊婦さんに席を譲った方がいいのかな? いや、でももし太っているだけだったら…」、女の子には「服についている糸くずを取ってあげたい…、いや、あれが糸くずじゃなくて服のデザインだったら…」と考えすぎるあまり悩んでしまう始末。さらに、人のことには敏感だけど自分のことが二の次になってしまうチカラは、他人のことで悩んでしまうと靴下が左右違ってしまったり、仕事が手につかなかったり…。本作で松本さんの新たな一面が見られること間違いありません!

 今回、脚本・演出を手掛けるのは「家政婦のミタ」や「過保護のカホコ」(ともに日本テレビ系)など、個性的な主人公とそれを取り巻く家族の姿を描き出すことで定評がある遊川和彦さん。物語はチカラ一家が都内のマンションに引っ越してくるところから始まります。何の変哲もないマンション…と思いきや、そこに暮らす住人たちは、いつもド派手なラッキーカラーの服をまとう隣人や、複数の男性が部屋を出入りしている謎の東南アジア系の女性、凶悪少年犯罪事件の真犯人といううわさのある青年など、チカラに負けず劣らずの個性豊かな人ばかり。そんな住人たちが抱える、それぞれの家族にまつわる悩みが描かれていくのですが、どこか違和感がありながらも見終わったころにはほっこりする、まさに遊川さんの魅力がたっぷり詰まった作品なんです。

 今夜、1月20日放送の第1話では、チカラが引っ越してきて数日後のある日、隣の部屋から悲鳴が。「ご近所のことに首を突っ込まないように」という妻・灯(上戸彩)の言葉を思い出してちゅうちょするも、意を決して隣の家を訪れるチカラ。そこにはエリート会社員の木次学(小澤征悦)と妻・達代(映美くらら)、娘・好美(古川凛)が仲良く暮らしていたのですが、あることをキッカケに一見幸せそうな家庭の秘密を知ってしまい…。

 コロナ禍で生活様式も変わり、人との関わり方を考えてしまう昨今。人の幸せのために奮闘するチカラの姿を見たら、家族や友人に優しくしたくなるかも…!?

【番組情報】

「となりのチカラ」
1月20日スタート
テレビ朝日系
木曜 午後9:00〜9:54 ※初回は午後9:00~10:04

テレビ朝日担当 K・T



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