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「この初恋はフィクションです」窪塚愛流が明かす、父との約束でもある等身大の夢とは?2021/11/22

 TBSでは、よるおびドラマ「この初恋はフィクションです」が月~木曜の深夜0:40から15分枠で放送中。今作の企画・原案は多くの話題作を放つ秋元康さん、脚本は「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)などを手掛けた徳尾浩司さんが務める、オリジナルの青春群像ラブストーリーです。さらに今作は、民放初の試みとして、YouTubeで放送後に全話が配信されています。

 今作の主人公の倉科泉を演じるのは、毎週土曜深夜に同局で放送中の「私が女優になる日_」で全国9000人の中から選ばれた10人による演技バトルで1位に輝いた飯沼愛さん。ドラマ初出演にして、初主演を務めています。さらに、泉が通う桜彩館高校のクラスメートで、坂東龍汰さん演じる野島啓介(ノジ)といつも一緒にいる、癒やし系でマスコット的な存在の田野来玖を、「あのときキスしておけば」(テレビ朝日系)への出演でも話題になった窪塚愛流さんが好演しています。今回は、窪塚さんに本作出演への思いや役どころ、さらに撮影のエピソードなどを語っていただきました。

――本作はリアルな高校生たちの青春を描く学園ドラマですが、出演が決まった時の心境はいかがでしたか?

「夢のようでした。僕がよく見るドラマや映画は学園モノが多くて、このお仕事を始めた時からチャレンジしてみたいと思っていました。それまでに自分の実力をつけようと思っていたのですが、いきなりお話をいただけて驚きましたし、とてもうれしかったです」

――台本を読んだ時の感想も教えてください。

「まずは、自分の役柄を気にしながら読んでいました。ストーリーに関しては、超絶現代の高校の話だなと思いました。来るはずだった転校生が来なくて、SNSでうわさをし合う様子もリアルな描写だと感じました」

――来玖を演じる上で大切にしていることはなんでしょうか?

「特に大切にしているのは笑顔です。来玖はみんなのマスコットキャラクターで、みんなの心の充電器という役割です。だからいつも笑顔を忘れないようにしています。一見ふわふわしていて天然に見えるのですが、実は一番友達のことを考えていて、周りのことを見ているんじゃないかな」

――ご自身と重なる部分はありますか?

「あまりないです。友達思いのところは似ていると思いますが、僕はそんなにふわふわもしていないし、中性的でもないかなと自分では思っています」

――来玖の役作りの参考にされている方はいますか?

「います! 僕の高校の親友が来玖に少し似ている部分があるんです。男女分け隔てなく接することができて、みんなのこともよく見ていて、相手が傷つくようなことは全く言わない人。話し方もズバズバ言うタイプではなく、少し柔らかいしゃべり方をするので来玖になんとなく似ているなと思って、口調をその友達と照らし合わせたり、よくやるしぐさとか話の強弱をまねしたりしています」

――以前、坂東さんが、飯沼さんをはじめとした女優陣にアドバイスをすることがあるとおっしゃっていました。窪塚さんは皆さんとどのような会話をされていますか?

「僕も飯沼さんたちと同じで坂東さんにアドバイスされる側ですね。『あのときキスしておけば』(『あのキス』)などに出演させていただいた経験はありますが、まだまだ分からないことが多くて…。この作品を通して飯沼さんたちと一緒に成長できている気がします!」

――坂東さんからはどんなアドバイスをもらいましたか?

「お芝居について言及されたことはないですが、『ここにいると飯沼さんに画角的にかぶってるよ!』って、撮影での立ち位置について気を付けるべきことをたくさん教えていただきました。『あのキス』の撮影では画角にまで気が回らず、気持ちだけでお芝居していました。もちろん本作でもまずは気持ちでお芝居することを一番に考えていますが、今は他のキャストさんにかぶらない位置に立つように考えることができていると思います」

――共演者の皆さんやスタッフさんから、窪塚さんは天然だというエピソードをよく伺うのですが、ご自身の現場での立ち位置はどうとらえていますか?

「僕も来玖と同じ現役高校生なのですが、普段の学校ではいじられキャラではなくて、どちらかと言えばいじる方です。それなのに現場では、撮影の合間で僕が一番いじられていて…。特に坂東さんからの愛のあるいじりがすごいです(笑)。初めていじられる側に回ったので、新鮮な感覚です。撮影の現場ではありますが、リアルな学校のクラスメートとのやりとりに近いかもしれません」

――ストーリーの中にも現役高校生らしいリアルな悩みが登場しますよね。窪塚さんが共感する部分や響いたシーンはありましたか?

「飯塚悟志さん演じる長谷部先生が、生徒に向かって『もうすぐ受験だから高校2年生を謳歌(おうか)しろよ!』って言ってくれるシーンがあるのですが、その言葉が来玖にも、僕にも響いて泣きそうになっちゃうことがありました…」

――リアルな学生生活と重なったんですね。飯塚さんがいらっしゃるシーンだと現場も盛り上がりそうです…。

「飯塚さん、本当に面白いんですよ! 飯塚さんがクラスのみんなの前で話すシーンで、最後の方ですごくいい演出アイデアが出て、飯塚さんが手を上げて踊るようなしぐさをすることになったんです。でも、飯塚さんの衣装が短すぎておなかが出るというハプニングが発生して…(笑)。おへそがちらちら見えていたのがクラスのみんなにウケたのですが、飯塚さんを撮るテークが終わってしまった後だったので、『これ一番最初にやればよかった! 俺にカメラが向いてない時にやるのちょっと嫌だわ~』っておっしゃって、生徒全員が爆笑していました。お芝居で笑うはずのシーンで、心の底からの笑いを引き出してくれました」

――お話を聞くだけでも和気あいあいとした現場の様子が伝わります! 窪塚さんは現在高校3年生ですが、長谷川先生の言葉通り、残りの学生生活で謳歌したいことや、やっておきたいことなどはありますか?

「コロナの影響で学校行事がなくなってしまっているのですが、そういう行事に頼らず、自分たちで何かをしたいなという思いが強いです。いろいろな制限はありますが、その中で最後はしっかり思い出を作りたいなと思っていて、模索しているところです」

――作中では泉たちが進路に悩むシーンがありますが、窪塚さんも悩まれたことはありますか?

「僕も最近まで進学するかどうかを迷っていました。いろいろ考えた結果、この先も将来につながることを学びたいし、学ぶことは今の自分にとっても、未来の自分にとってもいいことだなと思えました。成績面でも悩んでいたのですが、この前の期末テストですごく良い点数を出せたので頑張ろうと思えました」

――そうだったんですね! ちなみに将来の目標は何か決まっていますか?

「今まで夢を聞かれたらお仕事の方の夢ばかりを答えていたのですが、今回は現役男子高校生の等身大の夢をお伝えしようかな…(と、うれしそうにほほ笑む窪塚さん)。僕の夢はたくさん稼いで、ハワイに大きな家を建てて、家族と一緒に幸せに暮らすことです!」

――とても壮大な目標ですね…!

「実はこれは3歳からの夢で、父との約束でもあるんです(と、うれしそうに)。小さい頃、家に飾ってあったカレンダーにハワイの大きな豪邸の写真が張られていて、僕は覚えていないのですが、3歳の僕が『この家買ってあげるよ!』って父に言ったらしいんです。それが成長しても話題に出続けていたからか、いつの間にかそうなったら僕もみんなも幸せだろうと思うようになりました。そのためにお仕事を一生懸命頑張ろうと思っています!」

――すてきなエピソードをお聞かせいただきありがとうございます! では最後に今後の見どころを教えてください!

「本作は現代の高校生らしいリアルな青春ストーリーになっています。転校生がなかなか登校してこなくて、女子たちがうわさを流してるというのは、皆さんにも親近感を持ってもらえる設定ではないかな。そして僕が演じる来玖は、おちゃらけているけれど、話が進むにつれてだんだん芯が見えてくる役柄。来玖だけではなく、みんなのいいところも悪いところもだんだん見えてくると思うので、ぜひ全話見逃さず楽しんでいただけたらうれしいです!」

【第7週(11月22日~25日)あらすじ】

 祖父江広樹から来た長い手紙で、ついに泉(飯沼)は祖父江の過去や現在のことを知ることに。そして、祖父江が学校に来やすくなるために何かできることはないかと、担任の長谷部(飯塚)に相談します。祖父江が学校に来られるキッカケを探すため、ノジ(坂東)や谷田紗羽(武山瑠香)たちクラスの仲良しメンバーに祖父江の過去を話すことにした泉。お守りのことを教えてくれた蓮見(渋谷風花)にもそのことを話すと、蓮見は祖父江に会ってどうしても伝えたいことがあると言い出し…。そんな中、ついに泉が出演する演劇部の公演の日がやってきます。なぜか緊張しっぱなしのノジがトイレに駆け込もうと会場を出ると、そこに祖父江らしき人を見かけます。そしてその出会いがキッカケで、ノジはある決断をして…。

【プロフィール】

窪塚愛流(くぼづか あいる)
2021年から本格的に俳優として活動をスタート。「ネメシス」(日本テレビ系)へのゲスト出演をはじめ、「あのときキスしておけば」(テレビ朝日系)にもレギュラーキャストとして出演。22年公開の映画「麻希のいる世界」への出演も控えている。

【番組情報】

「この初恋はフィクションです」 
TBSほか  
月曜〜木曜 深夜0:40〜0:55 

TBS担当 A・M



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