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「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!2021/10/28

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌うフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)が、100年に一度のパンデミックで新局面を迎えた日本最高峰の大学病院・東帝大学病院を舞台に、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描くドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。

 10月21日放送・第2話では、東帝大病院内で主導権を握る内科部長・蜂須賀隆太朗(野村萬斎)がアメリカから呼び寄せたスーパー脳外科医・興梠広(要潤)が登場。蜂須賀や外科分院長・蛭間重勝(西田敏行)の昔なじみの患者・二木麻也子(夏川結衣)のオペを担当するも、速さを重視しすぎるあまり重大な欠陥を見落としてしまい、最終的には“失敗しない”未知子の手によって麻也子は無事に救われました。

 東帝大病院での再会よりも前に、日本と同様にパンデミックで医療崩壊が起きているアメリカの医療現場で共に活動していた未知子と興梠。その現場で、患者と必死に向き合い続けた未知子と、「ここにいたら殺される」と患者を置いて日本に引き返した興梠。それぞれの患者に対する向き合い方や信念が見えた放送回でもあったと思います。

 そういえば、10月14日放送・第1話で、フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)が「ニューヨークの病院で(未知子が)感染したんじゃないかって、(岸部一徳扮する神原)晶さん死ぬほど心配してたんだから」というセリフがありましたが、その言葉の裏には、ドラマには描かれない“未知子の壮絶な戦い”があったのだと、放送を見終えた後に思いをめぐらせました。

 未知子の実力が蜂須賀に認められ始めたことで、ほんの少しずつではありますが、外科チームの底力がじわじわと見えてきているようなところで、今夜放送の第3話では、内科チームに大打撃が! 蜂須賀も頭を抱えるような事態が起きてしまうようです…。

蜂須賀が激怒!? 突如訪れた「東帝大病院への疑惑」に激震が走る!

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 これまで、院内での発言権やオペの決定権など主導権を常に握り、痛手となる穴がないように見えた蜂須賀率いる内科チーム。しかし、蜂須賀の右腕、広報室長の三国蝶子(杉田かおる)に大きなピンチが降りかかります。蜂須賀の指示で、科研費の増額に関して便宜を図ってもらうべく厚生労働事務次官・神部八尋(宮川一朗太)を接待するも、その様子が週刊誌に“接待疑惑”としてすっぱ抜かれてしまうことに。派閥争いにもスキャンダラスな時事ネタにも一切興味がない未知子は、当然のようにスルーしますが、院内の責任者である蜂須賀は黙っていません。

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 自ら会食の場をセッティングしたものの、週刊誌によるスクープが出るということは予想外だった蜂須賀は怒り心頭。計画に支障がでることに容赦のない蜂須賀からは、蝶子に対して「君の代わりはいくらでもいます」と辛らつな言葉が。一歩間違えればパワハラにもなりかねないこの言動、外科分院長の蛭間もこういった発言が多いですが、なんだかんだで似た者同士だなと感じてしまいます…(笑)。

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 突然のスクープによってバタつく内科チームですが、世に出回った記事を見た週刊誌の記者たちが東帝大病院に殺到! 蝶子が記事の内容を否定する中、突然蝶子の体に異変が起きます。胸の痛みを訴え、その場にうずくまった蝶子を、通りかかった未知子が診断しようとしますが、内科副部長・鍬形忠(小籔千豊)たちが「ここは内科が」と強引に引き受けることに。蝶子をかばうような行動に、あらためて内科チームの一体感も見受けられますが、蝶子の胸の痛みは本物なのでしょうか…!?

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!
「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 一方、処置室に運ばれた蝶子の話を聞いた外科チームの海老名敬(遠藤憲一)や加地秀樹(勝村政信)たちは、「大門は内科とグルではないか?」と分院長の蛭間に伝えますが、蛭間はそれ以上に気になっていることが。そう、内科が狙っていた科研費の存在です! パンデミックの影響で、外科には接待交際費も出ない苦しい状況ですから、内科がダメージを受けているこのチャンスを逃さずにはいられませんよね。果たして、蛭間や海老名たちがこれを機にどう行動に出るのか。こちらも注目です。

“仕事に命を燃やす女”蝶子が、自らの進退を懸けて行動に出る!

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!
「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 鍬形たちにより検査を受けた蝶子は、“ストレス心筋症”とも呼ばれる、たこつぼ心筋症を患っていたことが判明。安静を余儀なくされ、おとなしくしていた蝶子でしたが、そこに新たなピンチが。なんと、神部の妻・久美子(川上麻衣子)が、夫の八尋と蝶子が不倫しているのではないと疑い、病室に怒鳴り込んでくるのです! これまでの「ドクターX」では、院長夫人と愛人による静かな闘いは各シーズンでよく見られていましたが、蝶子と久美子による今回のバトルは穏便に解決…とはいかなそうな予感。接待疑惑に不倫疑惑、自身に降りかかったピンチを蝶子はどう切り抜けるのでしょうか。

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 仕事に恋にと、波乱の展開が次々と起きそうな第3話。蜂須賀への絶対的な忠誠を誓い、「飛沫が飛ばない内科軍団の御意ポーズ」も連発してきた蝶子は、今後も引き続き御意ポーズを見せてくれるのか。自らの進退が懸かった局面で、仕事に生きる女性が繰り広げる戦いのゆくえ、ぜひお見逃しなく!

「私にはできないようなことを、簡単にこなしていらっしゃる」―― 米倉涼子も心を奪われ翻弄される! 杉田かおるが見せる“底知れぬ新たな顔”

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話――蜂須賀の怒りを買ってしまった広報室長・蝶子が大逆転を懸けて立ち上がる!

 蝶子を演じるにあたって、以前から「回を追うごとにいろんな本性が出てくる、深みのある役なので、演じていても楽しいです」と話していた杉田さん。その言葉通り、今回、窮地に追いやられた蝶子が次々と“新たな顔”を見せることに! 微細な表情の中ににじみ出る喜怒哀楽、何か裏がありそうな不敵な笑みなど、蝶子がのさまざまな表情は、未知子をも翻弄していきます。

 ドラマ「不信のとき~ウーマン・ウォーズ~」(2006年/フジテレビ系)以来15年ぶりの共演を果たした米倉さんも、「お芝居を見るたび、『ちょっとした動きや表情がさすがだな!』と。私にはできないようなことを、杉田さんは簡単にこなしていらっしゃるんです。経験がものを言う芝居とはこういうことなんだろうなって、とても勉強になります」と絶賛。第3話では、そんな杉田さんの細やかな演技にも注目してみてください!

第3話・あらすじ(10月28日放送)

 東帝大学病院の広報室長・蝶子と厚生労働事務次官・神部(がそろって高級レストランから出てきたところを週刊誌が激写し、“接待疑惑”として報じられる。黒いうわさが世間に流れただけに、蜂須賀はすぐさま蝶子を呼びつけ、事が大きくなる前に迅速かつ美しく収拾するよう命じる。

 その矢先、院内で記者に囲まれた蝶子が突然倒れてしまう。偶然通りかかった未知子は蝶子を処置室に運ぼうとするが、内科副部長・鍬形は「治療は内科であたる」と宣言。未知子はおとなしく蝶子を引き渡すが、その瞬間に蝶子の表情が変わるのを目撃し…。

 まもなく検査の結果、蝶子はたこつぼ心筋症を患っていることが判明。蜂須賀からのプレッシャーが原因だと考えた鍬形は、蝶子にもしばらく休むよう示唆するが、未知子はキッパリとした口調で「ナメない方がいい。死ぬかもしれない」と忠告。しかし、蝶子は蜂須賀から与えられたミッションを遂行するため、すぐに仕事復帰しようとする。

 そんな蝶子のもとに、蝶子との不倫を疑った神部の妻・久美子が怒鳴り込んで来る。しかも、いきなり浮上した不倫疑惑はやがて、未知子も顔色を変える“不測の事態”を招き寄せ…!?

【番組情報】

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」 
テレビ朝日系 
木曜 午後9:00〜9:54

テレビ朝日担当 S・H



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