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和牛・川西賢志郎が「LIFE!秋」で手応えを感じた瞬間とは?「コントに参加するよりも貢献しているんじゃないかって(笑)」2021/09/09

 季節ごとの放送となり、毎回座組が変わる番組へとリニューアルした「LIFE!」(NHK総合)の第3弾が、9月10日に放送されます。今回は座長の内村光良さんをはじめ、池谷のぶえさん、シソンヌ・じろうさん、ココリコ・田中直樹さんというおなじみのメンバーに加えて、杉咲花さん、和牛・川西賢志郎さん、風間俊介さんが集結!

 TVガイドwebでは、今回が2回目の出演となる川西さんに直撃インタビュー! 漫才コンビ・和牛として人気を博す川西さんは、果たしてどんなコントを見せてくれるのでしょうか。

――コント「囲み取材」(2020年2月11日放送)で「東京ゲスニックマガジン」の記者・西条(田中)の猛攻に立ち向かう、エステサロンの広報担当者を演じて以来、2度目のご出演になりますが、前回と比べていかがでしたか?

「前回は1本だけ出させてもらいましたが、今回は3本のコントに出演させてもらっています。まだコントに慣れていないので、早めに台本をもらってしっかり準備をしました」

――台本を早くもらって、どんな“予習”をされたのでしょうか?

「予習というか、ストーリーの流れやセリフをしっかり見たという感じですね。漫才は僕がしゃべり終わったら次にしゃべる人が決まっていて、その人がしゃべり終えたら絶対また僕がしゃべるという一つの道筋での会話なので、相手がしゃべり終わったことがきっかけでセリフを思い出したりすることがあるんです。しかし、コントは人がたくさんいて、Aという人物の後にBが話し、その後もう1回Aが話すと今度はCが入ってきて、またAに会話が戻ってくるというようなランダムな流れがあって、ストーリーだけを覚えてもうまく成立しない部分があるんですよね。僕は漫才畑なので、そこをきっちりやりたくて早めに台本をもらいました」

――ご出演されて「LIFE!」のどんなところに魅力を感じていますか?

「芸人と役者さんが入り交じってコントをするという部分です。感情が高ぶるシーンになった時の役者さんの放つ空気感というのはすごかったです。田中さんは、それにしっかり応えて返されていて…。それを見て僕はただただ置いていかれないように食らいついていくのが精いっぱいでした」

――それでは、コントの“レジェンド”である内村さんとの掛け合いはいかがでしたか?

「掛け合い…。厳密に言うと面白いもので、掛け合ってないんですよ。2本も一緒に出たんですけど、『ゴリ丸の夢』では内村さんがゴリラで、もう1本の『密着エリア51前交番24時』では泥酔している宇宙人で…。掛け合ったと言える状況ではなかったんです」

――会話が成立しない状況だったんですね(笑)。

「そうですね。ゴリラと酔っ払いなので(笑)。『ゴリ丸の夢』ではレジェンドの内村さんに威嚇をされて、『密着エリア51前交番24時』では泥酔している内村さんをかついで長椅子に運んだので、そこは光栄だなと思いました」

――内村さんと2本共演されて、すごいと感じた点はありましたか?

「普段の内村さんはニコニコしていて、“仏様”という感じで声も荒げないし、本当に縁側で日なたぼっこしているのかなというテンションで座ってはるんですよ。だけどカメラが回って、ゴリラの役をやったりする時に、切り替えて出すパワーがすごいです。役者さんもそうなのかもしれませんが、コント師としての内村さんのギャップには引きつけられます」

――川西さんも憑依型というか、役の人物そのものに見えてくる漫才をされていますが、今回のコントを演じるにあたり、どんなことにこだわりましたか?

「憑依的なことは他の演者さんがされていたので、割と素直な感情表現の演技を心掛けました。『ゴリ丸の夢』では、内村さんがゴリラで、おかしなことを言う飼育員(杉咲)と、さらにおかしなことを言う園長(田中)に、事務員の僕が突っ込む常識人の役回りで、『密着エリア51前交番24時』でいえば、日常的に宇宙人が駆け込んでくる交番で、シチュエーションが既にボケている中に警官が自然に宇宙人としゃべるだけでコントになるので、僕自身の演技は割と普通。一方で駆け込んで来る宇宙人たちは憑依じゃないかもしれないけれど、一つの役作りみたいなものを皆さんされたんだろうなと思います」

――今回は突っ込み役でしたが、ボケ役も演じてみたいという思いはありますか?

「もちろん。それも楽しいでしょうね」

――また、今回はじろうさんとも共演されましたが、それについてはいかがでしたか?

「シソンヌのコントは面白いなと前々から思っていて…。同じ事務所に所属する先輩後輩だけど、一緒に作品に関わるというのはなかなかない機会なので、ちょっぴりうれしかったです。あらためて本人には言いませんが…。そういえば、じろうちゃんと共演した『密着エリア51前交番24時』は、警官役が僕と田中さんで、酔っ払いの宇宙人役が内村さん、酔っ払った宇宙人の奥さん役が池谷さん、じろうちゃんはタクシードライバー役だったのですが、台本のセリフが全員関西弁だったんですよ。だから、内村さんからは『川西、ここのセリフってどう言うんだっけ? 言ってもらっていい?』と言われ、じろうちゃんからは『川西さん、ここってどういう発音になりますか?』と聞かれて、コントに参加するよりもそういった面から一番『LIFE!』に貢献しているんじゃないかという手応えがありましたね(笑)」

――まるで方言指導の先生のようですね(笑)。ところで、和牛は漫才のイメージが強いですが、川西さんご自身はコントをどのように捉えていらっしゃいますか?

「僕は作品を作って見てもらうことが好きな人間で、そもそもNSC(吉本総合芸能学院)に出した願書には『漫才やコントで賞レースに出たい』と書いていたくらいなので、絶対に漫才をしたいという固執した考えはありません。たまたま今の相方と漫才に行き着いただけで、違う誰かとお笑いを始めていたら、コントを中心にやっていた可能性もあると思います」

――今後、コントを作る可能性もあるということでしょうか?

「和牛ではコントはやらないかもしれないですね。コント師は寄席でもコントをしますし、漫才をするコント師もいますけど、漫才師はわざわざ寄席でコントをしないので。どう考えても漫才をするのが和牛の日常なので、コントを1本作る時間や熱量があったら漫才を1本作るんじゃないかな」

――先ほど、ボケ役も楽しそうとおっしゃっていましたが、もし次回出演するとしたらどういう役で突っ込まれたいですか?

「『LIFE!』のトーク収録で杉咲さんがめんつゆのコント(19年7月5日放送の『屋敷の怪物』)をされたというお話をされていて“何、それ?”と。何の役ができるか想像がつかない部分はありますけど、もしかしたら、めんつゆの役をやってくれと言われる可能性もあるのかな。そんな時こそ、早めに台本をもらわないとあかんですね(笑)」

――トーク収録といえば、そこに登場したプラス車掌(田中)から“プラスの言葉”をいただいていらっしゃいましたね。

「トークの中にもコントがあるのは、面白いと思いました。プラス車掌は全員をめちゃくちゃ褒めていましたよね。僕は素直にうれしい部分もあったので『プラス車掌のことも誰かが褒め殺しにしてくれたらいいのに』と思いましたね」

――次回、ぜひやっていただきたいです!

「そうですよね。1人で褒めまくって、田中さんだけ逃げ切った形になっていたので(笑)」

――ありがとうございました!

【番組情報】

「LIFE!秋」
NHK総合
9月10日 午後10:00~10:45

NHK担当 K・H

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