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鈴木仁☆映画「のぼる小寺さん」でボルダリングに挑戦!2020/07/08

 男性ファッション誌のモデルとして人気を博しながら、ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(2018年/TBS系)や「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年/日本テレビ系)、映画「4月の君、スピカ。」「小さな恋のうた」(いずれも’19年)などで俳優としても活躍する鈴木仁。公開中の映画「のぼる小寺さん」では、工藤遥演じる小寺さんを追ってクライミング部に所属した内気な高校生・四条を演じている。そこで、本作の役作りや共演者との秘話、さらに今後についても聞いてみた。

――「のぼる小寺さん」に出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

「もちろんうれしかったです! 今回演じるのは、“陰”の要素がかなり強いネガティブなキャラ。実際にどんな役なんだろうと気になって台本を読んでみたら、めくってもめくっても全然セリフが出てこなくて、ますます全貌が気になりました(笑)。想像が膨らんで、演じるのが楽しみでしたね」

――陰のキャラとのことですが、共感する部分はありましたか?

「実は僕、四条と同じ高校生の頃は結構控えめなタイプだったんです。さすがにあそこまでじゃないですけど(笑)」

――少し怪しい雰囲気すら醸し出していましたからね。

「なので、“似ている”とか、“僕と近いな”と思うところがあるわけではないのですが、だからといって遠いわけでもないというか…。四条のような面は自分の中に元々あったとも感じるので、寄り添い方はそこまで難しくなかったです」

――共演者は工藤遥さん、伊藤健太郎さんら同世代の方が多いですね。

「今まで僕が出た作品も同世代が多かったので、そういう意味ではあまり違和感がなかったです。初共演の方ばかりでしたし、どう関わっていけるか楽しみにしていました。過去の出演作でもそうなのですが、撮影が終わるまでにはほとんどの方とお話できるようになるタイプなので、今回もいろんな方と話しました。特に、クライミング部の部員を演じた遥ちゃんたちとは、役的にも特別な関係。ボルダリングの練習の時から話したり応援し合ったりしていたので、仲が深まった実感がありました。『この前の練習の後、どうだった?』『箸が持てなかったー!』とか話していましたね(笑)。指に力が入らなくなる、“ボルダリングあるある”を語り合いました」

――鈴木さんたちは、撮影前からボルダリングの練習をしていたんですよね。

「ボルダリングの経験は遊びでやった1回だけだったので、ほぼないに等しい状態で挑戦することになりました。壁を這いつくばって登るので、当初は“握力さえあればある程度はいけるのかな”と思っていましたが、やってみると全然違いましたね。体の重心をどこに置くかで登りやすさが変わるし、ホールド(壁の突起物)にどうやって足を置くかでも変わるんです。実際、それを変えただけでさっきよりも上まで登れるようになったりして、奥深さを感じました」

――仲間がいるのも頼もしいですよね。みんなでコツを共有し合えますし。

「それに、遥ちゃんがめちゃくちゃうまくて、わりと早い段階でどんどん登れるようになったんです。きっと基礎体力があるんでしょうね。それで、“すごい!”と思うと同時に“勝ちたい!”という気持ちが湧いてきて、夢中で練習していました」

――では、近藤を演じる伊藤さんに対して“すごい!”と思ったところは?

「健太郎くんは切り替えがすごいです。カメラの前に立てばすぐに近藤になれるし、カットがかかれば健太郎くんに戻るんですよ。僕はあそこまでスパッと切り替えられないので、“すごいな”と思いながら見ていました」

――きっと、伊藤さんが持つ才能なんでしょうね。

「そうですね。あと、健太郎くんは撮影が一段落すると控室で寝ることがあったんですが、大げさでも何でもなく、2秒後には寝ているんです。“健太郎くん戻ってきたな、目を閉じたな”と思ったら、次の瞬間にはもう寝ていて(笑)。『いつもそうだよ!』って言っていましたけど、あんなに早く寝られる人は初めて見ました」

――近藤も四条も、小寺さんに不思議な魅力を感じていますが、鈴木さんご自身は小寺さんの魅力はどこにあると思いますか?

「まったく意気がらず、自分の思うまま一直線に進んでいる姿ですかね。そういう人って、男女関係なく憧れの対象になると思います。四条もきっと、小寺さんを見習って成長したいと思っていたんでしょうね」

――小寺さんが作品そのものの魅力になっていましたね。ひたむきに頑張ることの大切さを教えてくれて…。

「そうですね。なので、すごく面白い作品になっていると思います。主人公が変わらずブレることなく成長していて、それに触発されて周りも大きく変化していきます。しかも、どこにでもありそうな日常を切り取っているので身近に感じられる映画になっています。まさしく“青春”を描いた作品ですね!」

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