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「陳情令[吹替版]」木村良平 インタビュー2022/03/30

「立花慎之介さんと、『あのアイテムはどこへいった?』とか、『これはどういうことだ?』とか、いつも推理しながら楽しんでいます」

2020年に発売された中国ブロマンスドラマ「陳情令」のBlu-rayの予告編&ダイジェスト、アニメ「魔道祖師」(21年)に続いて、4月13日よりスタートする「陳情令[吹替版]」(WOWOWプライムほか)でも主人公・魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の声を担当することになった木村良平。今回、木村が、魏無羨のキャラクター性や演技の裏側、多大な人気を誇る本作の見どころについて語ってくれた。

――「魔道祖師」放送終了後は“ロス”に陥るファンが続出したそうですが、木村さんはいかがでしたか?

「ロスというより、『魔道祖師』は第3期が中国で配信されていて、日本語吹替版は第2期のいいところで止まっちゃってるんです。なので、続きが気になってしょうがない(笑)。アニメにもドラマにも関わっているがゆえに、同じくアニメとドラマの両方でもう1人の主人公・藍忘機(ラン・ワンジー)の声を担当している立花慎之介さんと、『あのアイテムはどこへいった?』とか、『これはどういうことだ?』とか、いつも推理しながら楽しんでいます」

――「陳情令[吹替版]」のオフィシャルトレーラーが発表されるやいなや、「魔道祖師」ファンから歓喜の声が上がったとか! ドラマならではの見どころはどこでしょうか?

「アニメと同じく、五つの派閥ごとにカラーが統一されているのですが、生身の俳優が演じているドラマなので、登場人物の個々の動きや表情に個性が出ていて、大勢出てきても見やすいと思います」

――魏無羨は、明るくて、よくしゃべるキャラですよね。

「そう、だいたい魏無羨がしゃべってる。その分、立花さんの待ち時間が長い! なので、『もっとそちらもしゃべってもらっていいですか?』って、いつも言っています(笑)。それと、魏無羨は同じ回の中でも結構テンションの上がり下がりがあって…。それはやっぱり、魏無羨たちの派閥が大きな歴史の転換期にあり、中でも魏無羨が関わる部分がピックアップされて描かれていて、大半は彼の視点から見た展開だからこそ。それに合わせて、彼の感情の起伏があり、物語にメリハリが生まれるんだと思います」

――一方、立花さんが声を担当する藍忘機(ラン・ワンジー)は、魏無羨と対照的にストイックなキャラ。藍忘機役の俳優・王一博(ワン・イーボー)は、表情を変えず、せりふも少ない中、感情を表現する演技が難しかったと言っていたそうです。

「確かにそうかも…。その微妙なところを吹き替え版でどれだけ音に乗せていくかが立花さんの腕の見せどころですよね。そこは毎回、試行錯誤しながら、ディレクターとも話しながら『もうちょっとやりましょうか』とか、『もうちょっと抑えましょう』とか相談し合っているみたいです」

――台本を読みながら、“ここは納得できない”と思ったり、演じるのがつらいようなことはありますか?

「割と納得できない部分にはツッコミたくなっちゃうタチなんですけど、『陳情令』ではあまり…、いや、なくもないかな(笑)。戦いが始まるところでは、“危険な相手なのは分かっているのに、もうちょっと早くから危機感を持っとけよ、準備しとけよ!”と思いましたね(笑)。それと魏無羨たちの派閥が襲われるシーンは、アニメでも描かれていて、次にどうなるかが分かっていたので、“そろそろだなあ、嫌だなぁ”っていうしんどさがありました。ただ、魏無羨本人はそんなに慟哭するようなキャラではなく、どちらかというと、グッとこらえて笑顔を見せるような男ですね」

――ドラマで魏無羨を演じている肖戦(シャオ・ジャン)をはじめ、中国版の登場人物の声は役者本人ではなくほとんどプロの声優さんが吹き替えています。中国版の魏無羨の声にはどんな印象を受けましたか。

「あっ、役者本人の声じゃないんですね? 面白い。日本とは違いますね。でも、それを聞いて、今、何だか納得しました。魏無羨の声は、陽のオーラを持っているというか、表現豊かで気持ちのいい声。音で伝わってくる情報が多い気がしますね、確かに…」

――ちなみに、日本の吹替版では、登場人物の名前の発音は元々の中国語のように読んでいるのでしょうか?

「そこは毎回、音響制作側に決めていただいています。原音合わせというか、元の発音に準じて…。ただ、かといって原音に合わせ過ぎると聞きとりづらいこともあるので、原音に寄せつつ、視聴者に耳なじみのいい読み方になっていると思います」

――では、最後に…20年に「陳情令」の字幕版は放送されていますが、今回の吹替版で初めて「陳情令」と出会う方に向けて、メッセージをお願いします。

「これは中国で大人気になったドラマですが、日本でも、というか日本でこそ、中国の時代劇の異文化感、つまり普段触れているのとは違う知らない文化に触れるという意味でめちゃくちゃ楽しめると思います。物語としても、歴史からミステリーまでいろんなジャンルのファンに向けておすすめできる面白さがあって、出てくる人もみんな美しい(笑)! まずは気軽に、1話を見ていただけたらと思います」

【プロフィール】

木村良平(きむら りょうへい)
1984年7月30日、東京都生まれ。獅子座。AB型。4月23日スタートのアニメ「カッコウの許嫁」(テレビ朝日系)、4月1日公開の「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」、4月29日公開の「劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』」に出演。

【作品情報】 

「陳情令[吹替版]」
4月13日スタート
WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド
水曜 深夜0:30~2:10
※第1話無料放送、2話ずつ放送(全50話)
※WOWOWオンデマンドでは放送同時配信のほか、アーカイブ配信あり(無料トライアル実施中)

温氏、藍氏、江氏、聶氏、金氏の五大世家が統治する時代。江氏の魏無羨(CV:木村)と藍氏の藍忘機(CV:立花)は正義のために力を合わせるが、罪を着せられた魏無羨が断崖から身を投げ、行方不明に。16年後、呪術でよみがえった魏無羨は藍忘機と再び出会い…。なお、「陳情令[字幕版]」はWOWOWオンデマンドにて全50話アーカイブ配信中(無料トライアル実施中)。

【プレゼント】 

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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:3月30日正午~4月6日午前11:59)

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取材・文/浦川留 撮影/YURIE PEPE ヘア&メーク/福島加奈子 スタイリング/村田友哉(SMB International)



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