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“ムードメーカー”大杉漣が最期に見せた気遣いと笑顔とは…「バイプレイヤーズ」にぎやかな撮影現場潜入リポ!2018/03/02

 日本を代表する名脇役のおじさまたちが、わちゃわちゃと共同生活を行う姿がかわいらしい「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系)。遠藤憲一さん、大杉漣さん、田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さんがそれぞれ本人役を演じているため、雰囲気や掛け合いがリアルで思わず笑ってしまう方も多いのではないでしょうか?

 その中でも、バイプレイヤーズのリーダー的存在である大杉漣さんが、2月21日に亡くなられました。最初にその訃報を聞いた時、記者は到底信じられませんでした。なぜなら、前日の20日に「バイプレイヤーズ」の撮影現場に取材に入り、とても元気な大杉さんの姿を拝見していたからです。5人の中でも特に楽しそうにされていたので、撮影した写真も自然と大杉さんの写真が一番多くなっていました。最期まで、周りを気遣い、そして楽しそうに演じられていた大杉さん。その勇姿を、4人とのエピソードを交えながらお伝えします。

 現場は天気も良く、砂浜に建つ島ハウスということでとても雰囲気の良いロケーション。そして「バイプレイヤーズ」の撮影は、とにかく皆さん楽しそうなんです! 大ベテラン俳優の皆さんが終始5人で笑い合っている姿は、見ていてとてもほのぼのします。

 中でも、常に周りに話しかけ盛り上げていた大杉さん。“ムードメーカー”という言葉が本当にぴったりで、現場の雰囲気を明るくしていました。例えば、ふざけてヤクザ口調で話をしだす5人。大杉さんが、ジャスミン役の北香那さんに「ヤクザ口調だからごめんね!」とおちゃめに謝りますが、「怖いよー!(笑)」とおびえる北さんでした。

 海に向かって歩いていくシーンを撮影する時には、思わずセットの焚火の岩につまずく大杉さん。立ち位置の関係で、「遠ちゃんと研ちゃんがどかなかったから! 2人のせいだー!(笑)」と責めると、遠藤さん&光石さんが「なんでー!!(笑)」とつっこんでいました。また、北さんがせりふを間違ってしまった時には、大杉さんが「NG珍しいね!」と声をかけます。それに対し松重さんが「俺らのせい?(笑)」と気にすると、「すいませーん!!(笑)」と北さんは全力で謝罪。

 5人が一列に並んで歩き出すシーンでは、光石さんが、田口さんの肩に当然のように手を置いている様子から仲の良さが伝わってきます! また、大杉さんは「もう少し早く歩き出した方がいいかな?」と笑顔で松居大悟監督に確認。一つ一つの動きを丁寧に確認したり、時に真剣な表情で台本を読む姿もとても印象的でした。

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