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フルハウスが今年の首席に決定! 福岡NSC3期生卒業ライブの模様をリポート2021/03/31

 3月20日に、よしもと福岡大和証券/CONNECT劇場(福岡市中央区)で「NSC3期生卒業大ライブ」が開催された。

 福岡に吉本総合芸能学院(通称・NSC)が開校したのは2018年。以来多くの芸人を輩出しており、卒業生の中には劇場以外にテレビやラジオで既に活躍している者もいる。そんな先輩に続けと、福岡校3期生の総勢26人15組が「卒業大ライブ」における“首席”の座を目指し、1年間学んできた集大成の芸を披露した。

 晴れの舞台はコロナ禍ながら、当日券も完売する盛況ぶり。感染対策のため座席は一つ空きという状況ではあったが、芸人の卵たちにとって、これだけ多くの観衆の前でネタを見せる機会はなかなかない。さらに、今回のライブはオンラインでも配信。過去2回とは違って、会場以外にも多くの観客が見守る中での開催となった。

 司会を務めたのは、福岡よしもと所属のとらんじっと。NSC2期生の彼らは、昨年同校を首席で卒業しており(卒業時はトリオだったが、現在はコンビとして活動している)、3期生にとっては目標となる最も身近な存在だ。2人は自身の経験談を交えながら、後輩の“晴れの舞台”となる会場を盛り上げた。

司会を務めた、とらんじっと

 今回のライブでは15組のネタ終了後、特別審査員と観客(配信含む)の投票により、決勝へ進む3組が選出される。決勝でもう一度その3組が別のネタを披露し、特別審査員の投票によって優勝者=首席が決まる。特別審査員には同劇場の支配人である新田敦生氏をはじめ、福岡の放送局関係者、NSCの講師らが顔をそろえた。

 卒業生たちはそれぞれ、1年間学んだことに自分たち“らしさ”を加えた個性豊かなネタを用意。全組の演目が終了後、審査員からは「素晴らしかった」「審査が難しい」といった称賛の言葉が贈られた。しかしこれは“賞レース”。3組を選ばなければならない。厳正な審査の結果、決勝にはフルハウス(1位)、くじらの脇(2位)、ドカンムリ(3位)の3組が選ばれた。

 決勝のステージはドカンムリからスタート。「生まれ変わったら何になりたい?」というテーマを軸に、舞台を大きく使い、キャラクターを生かしたネタは会場の笑いを誘った。

ドカンムリ(左:清田諒、右:椿)

 2番手には、くじらの脇が登場。3期生ライブでは優勝経験のある2人。テンポよく展開するネタ運びに、次はどんなボケが出るのだろうとワクワクさせた。

くじらの脇(左:プテラノドンタロウ、右:あやむ)

 最後は1位通過したフルハウス。実は彼ら、2020年の「M-1グランプリ」で「ナイスアマチュア賞」を獲得した実績を持つ。同賞は1回戦の各会場で印象に残ったコンビへ贈られるもの。受賞を裏付けるようなテンポのよさで、会場は爆笑に包まれた。

フルハウス(左:河野友哉、右:山田流世)

 いよいよ審査の時。審査員からは「3組とも素晴らしくて迷った」「どのコンビもバランスがいい。舞台の使い方もすごくうまくなった」という評価が。また「コロナ禍でいろいろと大変なこともあったと思う。それを思うと感動した」といった例年とは違う環境で学んだ生徒たちへの感動と、ねぎらいの声も送られた。

 ステージに緊張が走る中、投票結果が舞台上のスクリーンに映し出される。卒業大ライブの優勝は…13票中7票を獲得したフルハウスに決定。2人は喜びを爆発させたのもつかの間、「信じられない」といった様子で何度も自分たちの得票数を数える一幕も。

 晴れて“首席”となった2人は、同劇場への出場権(10回分)や、福岡よしもとの公式YouTubeチャンネル「福岡よしもとチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCG4x69oJBbWp2KmDJJyuIVg)への出演権などを獲得。さらに今後、賞レースなどで東京や大阪に出向くことを想定した“遠征費”1回分も贈られた。

 最後に総評として新田氏は「本当に素晴らしかった」と卒業生たちをあらためて評価をし、「“先輩”もうかうかしていられない。いい刺激になったはずだ」とコメントした。

 これから「芸人」として活動を始める3期生たち。ますます目が離せなくなるだろう。

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