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戸塚祥太が“5人目”のビートルズを熱演中。「最後の最後までロックで駆け抜けて行きたい」2019/06/03

 A.B.C-Zの戸塚祥太が出演する舞台「BACKBEAT」が、東京芸術劇場にて開幕。初回公演に先駆けてフォトコールと囲み会見が行われた。本作は5人編成だった創成期のThe Beatles(ビートルズ)を、“5人目”のメンバーと言われるベーシスト、スチュアート・サトクリフとジョン・レノンの友情を中心に描く青春ストーリー。スチュアートを戸塚、ジョンを加藤和樹が演じるほか、ジョージ・ハリスンを辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、ポール・マッカートニーをJUON(FUZZY CONTROL)、リンゴ・スター加入前のドラマー、ピート・ベストを上口耕平が演じる。

 フォトコールでは、画家を志すスチュアートを親友のジョンがバンドに誘うシーン、スチュアートとビートルズの運命を変えることになる女性カメラマン、アストリッド(夏子)との出会いのシーンが公開された。芝居の中には演奏シーンが自然と組み込まれており、5人が20曲以上の楽曲を生演奏するのも本作の大きな見どころだ。フォトコールでも「Johnny B Good」、「Long Tall Sally」の2曲を披露。彼らの奏でるロックンロールは熱く、カッコイイ。一つのバンドとしてしっかりとステージに存在していた。

 フォトコール後の囲み取材は、その“バンド感”が本物であることを確信した時間となった。レザージャケットにリーゼントでロックな雰囲気満載でやって来た5人。フォトセッション中も、小さな声でコミュニケーションを取り合って何やら楽しそう。「ジョージです!」と辰巳が言うと、4人が「Yeah~!」などと言いながら笑い合ったり、カメラマンの「ロックな感じで」というリクエストに率先して辰巳がポーズを取り、「ロックな感じ、出てる?」とメンバーに問うと、「うん」「にじみ出ちゃってるよ」と褒めたりと、ムードメーカーは辰巳のようだ。

 戸塚が「僕たち、スタッフさんから、“ビートルズの皆さん”って呼ばれるんですよ。すごい気分がよくて! なりきらせていただいています」とうれしそうに言うと、4人も「確かに」「分かる」と同意。生演奏については「最初は絶望からスタートしたと言っても過言ではない」と戸塚。ギターほぼ初心者の辰巳をはじめ、楽器経験やレベルはバラバラで、年明けから個々に楽器の練習を開始。不安を抱えつつも2月に初めて5人で集まった時には、「すぐグルーヴした」(JUON)という。上口が「初めての会話が“音”だったんで、それがすごくよかったんですよ」とサラリと言うと、「カッコイイ!」という声が飛び、戸塚も「詩人だわ~」とニヤリ。演奏の上達ぶりには演出の石丸さち子氏や共演者の尾藤イサオらも「努力が素晴らしい」「成長がすごい!」と絶賛していた。

 稽古中を振り返って、辰巳は「(5人で)ずーっと一緒にいたなって。ビートルズさんの当時の映像を見ても、常に距離感が近いというか。僕らも距離感近く、楽しくわいわいやりながら作品を作っていった感じです」と感慨深そうに話した。このメンバーでツアーもやりたいという話題になった時、加藤が「ジョージが…ってもう役名で呼び合ってるんですけど(笑)」と明かす場面も。また、役に合わせてサウスポーでのギター演奏に挑戦しているJUONが「最終的には右と左で(同時に)ギターを弾きたいです」と冗談めかすと、「僕、真ん中で支えますよ」(辰巳)、「じゃあ俺がストロークするよ」(加藤)とすぐさまフォローし、息ピッタリ。とにかく仲が良く、ほほ笑ましい。

 最後は戸塚が「ロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後までロックで駆け抜けて行きたいと思います。皆さんぜひお楽しみください!」と締めくくり、陽気に去っていく5人。ふと見ると、どちらからともなく肩を組んで歩く戸塚と加藤。その後ろ姿は親友だったスチュアートとジョンにしか見えなかった。

 東京芸術劇場での公演は6月9日まで。続いて、12~16日に兵庫県立芸術文化センター、19日に愛知・刈谷市総合文化センター、22・23日に神奈川・やまと芸術文化ホールで上演される。

取材・文/四戸咲子 撮影/野本佳子

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