News ニュース

向井理が「人生最高の贈りもの」で余命わずかな妻を見守る夫に。「グラグラしているところが人間らしい」2020/12/19

 テレビ東京系では2021年1月4日に、新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」(午後8:00)を放送。自身の余命がわずかであることを知った主人公・田渕ゆり子(石原さとみ)の夫・繁行を演じる向井理がオンラインで取材に応じ、自身の役どころや作品の見どころについて語った。

 本作は、脚本を岡田惠和氏が手掛け、石橋冠監督が演出を務めるオリジナル脚本のドラマ。余命わずかなことを隠し、父・笹井亮介(寺尾聰)のもとへ里帰りしたゆり子と、そんな娘に戸惑う父との心温まる家族の物語だ。

 向井が演じるのは、自らの余命がわずかであると知った妻が、父のもとに向かう姿を見守る夫という役どころ。その決断について、もし自分であればどう感じるかという点に思いをはせたという。

 「余命を告げられた妻がしたいことはかなえてあげたいと思います。その一方で、最期の瞬間まで自分のそばにいてほしいという気持ちもあるので、相反する感情の中で演じた部分はあります。でも、当人に悔いが残らぬよう尊重することが大事で、それを受け入れないのは自己満足でしかないですよね。本当は2人で旅行に行ったり、してあげたいことはいっぱいあると思うんです。そういうグラグラしている人ではありますけど、そこがある種、人間らしいなと思います」と語り、演じながら考えることも多かった様子。

 本作の脚本を務めるのは、ヒューマンドラマの名手としても知られる岡田氏。岡田脚本作品には2007年の「バンビ~ノ!」(日本テレビ系)以来2度目の出演ということで、「日常会話の妙といいますか、ドラマっぽくないリアリティーがある、その人の表情が出てくるような脚本なんですよね。そのまま言うだけでキャラクターが成り立つような、すごく自然な流れの中で感情が出てくる台本なので、『こういうふうに言おう』というような演じ方は捨てた方が絶対うまくいくなと思いました」と自然体で演じられたことを明かした。

 そして、夫婦を演じた石原については、「石原さんとはドラマでの共演は初めてだったのですが、これまでは強い女性を演じることが多いのかなという印象でした。今回はこれまでにあまり見たことのない石原さんになるのかな、どういうお芝居をされるのかなというのがとても楽しみでした」と、石原の新たな魅力に触れたことも示唆。

 さらに、役柄としては義理の父にあたる亮介役の寺尾とは、本作の撮影の直前にも、別作品で顔を合わせていたそうで、「このドラマの話が来た時に、寺尾さんから『お前も出ろ』と圧力をかけられまして(笑)」と冗談交じりにうれしそうに話し、「『岡田さんの脚本はいいから、やっておけ』というようなことをおっしゃってくれました。最初から出るつもりだったんですけどね(笑)。寺尾さんはまだ若輩だった自分を見守ってくれるような存在で、まさに義理のお父さんのような存在です。それだけに、義理の親子役というのが逆に照れくさい気持ちもあります」と、大先輩との意外なエピソードも披露した。

 最後に、「新春ドラマにふさわしい、家族みんなで見てもらえる作品になっていると思います。余命というネガティブに捉えられがちなワードが出てきますが、そういう中でもポジティブに生きる人々を描く作品です。主要な登場人物は6人ほどしか出てきませんが分かりやすく、温かい気持ちになってもらえると思いますので、家族そろってご覧いただければと思います」とメッセージを寄せ、会見を締めくくった。

 東京の小さな洋館に暮らす元大学講師の翻訳家・亮介は、妻に先立たれ一人暮らし。今では、家事も料理も完璧にこなすが仕事は自由奔放で、〆切を守らない亮介に担当編集者・野村(勝地涼)はいつも隣で頭を抱えていた。近所に住む原口光代(キムラ緑子)は、亮介の亡き妻から「主人をよろしく」と頼まれたのを口実に、毎日家に上がり込んでいる。一方、亮介の一人娘・ゆり子は、長野県安曇野ののどかな町で、亮介の元教え子であり、教師をしている夫・繁行と暮らしていたが、突然、東京の実家に現れる。驚く亮介は理由を尋ねるが、一切語ろうとしない。これまで話をあまりしてこなかった父娘だったため、2人の間にはぎこちない雰囲気が漂う。こうして突如始まった父と娘の2人暮らし。温かく穏やかに過ぎていくが、実は娘の人生に残された時間はわずかだった。娘が胸に秘めていた決意とは?


この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.