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木竜麻生×森田望智「いつか、無重力の宙(そら)で」で忘れていた夢を再び追う30代の青春を描く2025/05/27 07:30

木竜麻生×森田望智「いつか、無重力の宙(そら)で」で忘れていた夢を再び追う30代の青春を描く

 NHK総合は、9月8日に放送開始予定の夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」(月~木午後10:45)の制作を開始したことを発表。

 武田雄樹氏が脚本を手がける同作は、ごく普通の30代女性たちが、いつの間にかそっと手放した“夢”を、仲間と共に拾い直す物語。高校時代、「私、見てみたいんだよね。宇宙から地球を…この目で」「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組が、13年ぶりに再会。その再会によって、大人になってそれぞれが道を歩む中で、忘れていたかつての夢と再び向き合うことに。「超小型人工衛星だったら…今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない…!」と、当時の自分に背中を押され、2度目の青春が始まる。

 大阪の広告代理店で働く主人公・望月飛鳥を演じるのは、木竜麻生。飛鳥は社内では若手が目指すべき手本とされ、社員代表として会社の採用サイトにも掲載されるほどの“できる人”と評価されているが、その実、周囲からの期待に応えるため日々奮闘。自分の言葉や思いについて見失っている。宇宙のことが大好きで、高校時代にはよく天体観測に出かけていたが、大人になりそんな思いも途絶えていた。しかし、同級生・日比野ひかりと再会したことで、押しとどめていた“宇宙”への思いが少しずつ解放されていく。

木竜麻生×森田望智「いつか、無重力の宙(そら)で」で忘れていた夢を再び追う30代の青春を描く

 木竜は同作への出演について、「オリジナルの脚本を読ませていただいた時から、この作品で主演を務めさせていただけること、とてもうれしく、それと同時にわくわくと緊張に背筋が伸びる思いで撮影に臨んでいます」と口にする。「年齢を重ねれば重ねるほど、得るものと失った気がしてしまうものがあって、それを丁寧に拾い上げようとしている作品だと思います」と作品の印象を語ると、「宇宙という果てしないものへの憧れを通して、大切なものを少しずつ見つけたり、また見失ったりしながらも日々を暮らしていく人々を、どうか肩の力を抜いて見守ってもらえたらと思います。見てくださる皆さんの日常の重力が、ほんの少しでも軽くなりますように」と思いを明かした。

 一方、ひかり役を務めるのは森田望智。いつも明るく前向きで“太陽”みたいな性格のひかりは、自分の「好き」を探求し、周りの空気や世間の常識に惑わされず、わが道を突き進むパワフルさを持つ。そのため「変わり者」と言われることもあるが、本人は意に介さず。高校時代、飛鳥と一緒に天文部を立ち上げ、「宇宙飛行士になりたい」という夢に向かって邁進していた。ひかりはあることがきっかけで宇宙飛行士への夢を断念しており、かつての友に会いたいと、13年ぶりに飛鳥の前に現れる。

木竜麻生×森田望智「いつか、無重力の宙(そら)で」で忘れていた夢を再び追う30代の青春を描く

 「作りたい女と食べたい女」(2021、2024年)に出演していた森田は、同枠への帰還に「一日の終わりにほっと一息できる大好きな空間に戻ってこられたこと、大変うれしく思います」と喜ぶ。撮影については「全編大阪での撮影は初めてでしたが、懐かしいような温かいような活気ある空気を感じながら、一歩一歩丁寧に時間を進めている毎日です」と手応えを語る。また、森田は「宇宙のように無限大の夢であふれていた“あの頃”。記憶の隅からその時の自分を優しく引っ張り出して、『そんな時もあったなあ』とフフッと口元が緩む。明日一日が少し希望で満たされるドラマをお届けできたらなと思っています」と意気込み、「平日夜のささやかな15分。私たちと一緒に夢を追いかけてくださったら幸せです」とメッセージを寄せている。

 今作で初めてオリジナル脚本の連続ドラマを手がける武田氏は、作品に込めた思いを「高校生の頃を思い出すと、これから自分には無限の未来が広がっているんだという希望と、だからこそ選び取るべき道を間違えてしまったらどうしようという漠然とした不安のはざまで、日々を過ごしていたような気がします。やがて大人になり、一つ一つ、自分にとって確からしいと思える選択をするにつれ、漠然とした不安を感じることはなくなりました。けれど、同時に夢を見ることもなくなりました。でも、心のどこかで、もっと自由に、浮遊するように、人生を泳げたらいいのにな…..と思うことは何度もあって、そのたびに学生時代のことを思い出します。だからこそ、そんな大人たちが、大人たちのまま、夢を見る物語を描いてみたい。というか、自分が見たい。そんな思いから、本作は生まれました。壮大な宇宙の話ではありません。壮大な宇宙を夢見た女性たちの、ささいな、けれど確かな、日常の物語です」と打ち明けている。

 また、同作の企画・演出を担当している佐藤玲衣氏は、「昨年の夏、趣味で人工衛星を作っている方々の拠点にお邪魔しました。まるで部室のような空間の真ん中に、雑誌やお菓子と並ぶ人工衛星。日常に溶け込んだその小さな箱には、夢と希望がぎっしり詰まっていました。和気あいあいと語らう姿を見て、ささいな日常の地続きに壮大な夢があるのだと感じました。まさにその光景が、この企画の原点になっています」と、その発端について言及。

 そして、プロデューサー・南野彩子氏は、木竜と森田について「『この作品の撮影が始まってから、空を見上げることが増えたんです』そう話す木竜さんの視線の先で、大阪のビルの隙間から大きな満月が顔をのぞかせていました。せわしない日々の中でも、ふと遠い宇宙に思いをはせてみると、ちょっと足が軽くなったり、心が躍ったりする。木竜さんが演じる“飛鳥”からは、そうした宇宙への愛が、静かに、でも確かにあふれていて、『この人の挑戦を全力で応援したい!』という気持ちにさせてくれるすてきな魅力が詰まっています。そして、森田さんは、会ったら誰もが好きになっちゃうチャーミングな人で、『太陽のような人』という言葉がぴったりな“ひかり”を体現してくださっています。『飛鳥と、天文部の皆と一緒に宇宙を目指したい』、そんなひかりの思いが真っすぐ伝わってきて、なんだかこの人となら本当に宇宙に行けそうな気がしちゃう、無敵なパワーをくれる人だなぁと感じています」とコメントしている。



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