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萩原聖人が語る、ウィズコロナ時代における一人旅の意味2020/09/16

 テレビ東京系で9月22日放送の旅ドラマスペシャル「それでも私は旅がしたい。〜今だからこその旅スタイル〜」(午後0:00=テレビ大阪制作)のオンライン記者会見が行われ、出演する萩原聖人と、番組を手掛ける徳岡敦朗プロデューサーが参加し、撮影時のエピーソードや見どころなどを語った。

 ドラマは、新型コロナウイルスにより一変した社会で、人々は外出自粛の生活を余儀なくされ、互いに触れ合うことすらはばかられる昨今の状況でも「旅に出たい!」と思い立ってしまった、ある3人のオムニバス作品。萩原、片桐仁、八木アリサが演じる主人公たちがそれぞれ体験する一人旅の中に、ウィズコロナをたくましくも楽しく生き抜く、ちょっとしたヒントが隠されている物語だ。

 徳岡プロデューサーは「この番組を始めようと思ったきっかけは、今、新型コロナウイルスの影響で、世界中が重苦しい雰囲気になっている中で、人間は、どこかで息抜きをしないといけないというところがあると思うんです。今旅に出るということに賛否両論あり、それでもリフレッシュしたい人たちはいるし、非日常を味わいたい人もいらっしゃるという中で、どうやったらコロナ禍で旅を楽しめるのかということを見られるドラマにしたいなと思って作りました」と制作意図を明かした。

 萩原が演じるのは、東京に単身赴任をしているサラリーマン・須賀一夫。新型コロナウイルスの影響により、大阪で暮らす家族から「帰ってくるな」と帰省禁止令を出され、最初の頃はテレビ電話などで寂しさを紛らわせていたが、家族に飽きられ、特に19歳の娘・舞とはどんどん疎遠になるばかり。仕事もリモートワークになり、1人で寂しく東京で暮らしていたところ、ふと一人旅を思い立つ。娘とコミュニケーションを取りたい一夫は、「はやりの映え写真やろ?」と旅のおっさん写真を娘に送りつけるなど、絆を取り戻そうと悪戦苦闘する。

 演じた役柄について、萩原は「印象はほとんどないんですよ、この男の印象が。だから『特別なことは何もない』というのが印象の男でして、世の中で暮らすお父さん、これが代表的ということではないと思うんですけど、たまたま単身赴任で離れ離れになっている中で、家族への愛と自分が置かれている状況の中で『どうやって前を向こうか』と考えている男が旅に出たという感じなので、そこが特徴的な男だと思います」と分析。

 普段は「めちゃくちゃインドア派です」という萩原。今回のドラマの中で体験した、おしゃれで高級感のあるアウトドアを楽しむグランピングについては「おしゃれな建物もそうですが、最初は“目からウロコ”でしたね。『こういうところなんだ』って。劇中の一夫さんと同じ気持ちでしたね。常に目に映るものが新鮮でした。子どもの頃に行っていたキャンプとは明らかに違う」と印象を述べた。

 そして「コロナがいつ収束に向かうのかというのが不透明な中で『じゃあ、どうやって向き合おうかな?』というところで、自分ができる楽しみ方を探す中では、確かにグランピングというのは向いてるなと思いました。ただ、時期が暑かったので、マスクをずっとして炎天下の中にいるというのは、なかなか危険との隣り合わせでしたけど楽しかったですね。こんなに汗かいたことないというくらい、かきましたから(笑)」と撮影時の苦労を明かした。

 また、ドラマのテーマになっている“一人旅”について「一人旅はほとんどないですね。一人旅に行こうという気持ちはあるんですよ本当は。でもちょっと面倒くさくなっちゃうんですよね。僕が演じた一夫さんも、普通ならしないだろという感じの人なんじゃないかと思うんですよ。そういう人が、こういうコロナきっかけで、やれることの中で見つけたのが一人旅だったということなので、自分の今置かれている環境が違えば、一人旅ということに興味を持ったかもしれないです。今回は撮影でしたけど、1人で旅することって、本当にいい時間なんじゃないかなって感じました。いつも誰かと行って、誰かに気を使って、誰かとしゃべって、誰かにもしかしたら変な気を使わせて…という環境の中で、フラットな自分になれるっていう気はしましたね。その中で新鮮に『こういうことができる』『ああいうことができる』というのは、当たり前のことが楽しく感じました」と語った。

 最後に「今回は3本のオムニバスになっているので、3人の主人公たちが抱えてるものによって、旅の意味ももしかしたら違ってくるのかもしれないですけど。旅はもちろんなんですけど、3人がこの状況下で1人でものを考える時間を作った時にどういうことが起こるのか。結局それは、人との触れ合いだったりするんだよねっていう作品になっていると思うので、一人旅の楽しさもあれば、このコロナという状況下の中で『どう自分を見つめ直すのかなあ』みたいな、そういう老若男女問わず楽しんでもらえる作品にもなっていると思います」と見どころをアピールして、オンライン会見を締めくくった。

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