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2025年度後期連続テレビ小説は、小泉セツと外国人の夫・小泉八雲の日常を描いた「ばけばけ」に決定! 脚本はふじきみつ彦氏が担当2024/06/13

2025年度後期連続テレビ小説は、小泉セツと外国人の夫・小泉八雲の日常を描いた「ばけばけ」に決定! 脚本はふじきみつ彦氏が担当

 NHK総合ほかで2025年後期放送の連続テレビ小説が、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルに、外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)との物語を描いた「ばけばけ」(日時未定)に決定した。脚本は、第30回橋田賞受賞を受賞した「阿佐ヶ谷姉妹ののほほん2人暮らし」(同局)や「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」(ともにテレビ東京)、「撮休シリーズ」(WOWOW)、映画「子供はわかってあげない」(沖田修一監督と共同脚本)、岡部たかし・岩谷健司の演劇ユニット「切実」、舞台「muro式」などを手掛け、「日常のささいな出来事を独特の笑いをまじえて描く会話劇が得意」と評される、ふじきみつ彦氏が担当する。

 モデルとなる小泉セツは、1868年に松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働き、1886年に結婚するも、1年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住む込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した人物だ。

 そして、夫となるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、1850年ギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日。松江に英語教師として赴任する。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教べんをとる。1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。「知られぬ日本の面影」「怪談」など、日本の古来の文化を記した著作は高く評価されている。

 「ばけばけ」では、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光を当て、代弁者として語り継いだ小泉夫婦の物語が展開。実在の人物をモデルにしているが、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描いていく。ヒロイン・松野トキ役と、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションを開催し決定する予定だ。

 ふじき氏は、「何も起きない物語を書いています。人生、光もあれば影もあると言いますが、人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です。キラキラしているわけではないけど影というほど暗くもない、取り立てて人に話すほどでもないたわいもない時間。そんな光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたい。今回のモデルである小泉セツさんのことを知ってそういう考えに至りました。セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢をかなえたりした人ではありません。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそいとおしいのです。『夢は○○だけん!(島根言葉)』なんて一度も叫ばない朝ドラですが、好きになってもらえたらうれしいです」と“普通の人”の日常にあるいとおしい日々を描いた物語であることを伝える。

 また、「化ける」物語であることから、「ばけばけ」とタイトルが付けられた本作。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん「化けて」いく。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきた。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに「化けて」いくという思いが込められている。

 舞台は、明治時代の松江。松野トキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。松野家は上級士族の家系だが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまう。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思いながら過ごしている。極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込む。松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事だ。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意する。

 その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのだった。トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされるが、お互いの境遇が似ていることに気が付き、だんだんと心が通じるようになっていく。しかも、2人とも怪談話が好きだった。へんてこな人々に囲まれ、へんてこな2人が、夜な夜な怪談話を語り合うへんてこな暮らしが始まる。

 制作を手掛ける橋爪國臣プロデューサーは、「ヒロイン・松野トキは、夢を宣言し、がむしゃらに追いかけるヒロインではありません。時代の中で取り残されたり、大勢の意見の中で埋もれていったりする人々に光を当て、尊重し、共に生き抜いていく、そんなドラマを作りたいと思っていました」とヒロインのキャラクターに触れ、「脚本のふじきさんは、日常に潜む不条理をクスッと笑えるユーモアとして描き出すことができる方です。朝ドラを作るにあたって、ふじきさんなら、小さな声にも耳を傾け、日常の中にちょっとしたおかしみや悲しみが紛れ込み、気が付けば心が温まる、新しいドラマを作り上げることができると思いお願いしました」とふじき起用の理由を明かす。

 そして、「ふじきさんと共に題材を探す中で、小泉セツさんと出会いました。セツさんが残した『思い出の記』には、淡々とつづられた日々の奥に、2人の愛情や苦しみ、喜怒哀楽があふれています。大きく変わっていく世の中に翻弄されながらも、夫・ハーンとともに暮らしていく姿に強く感銘を受けました。違う価値観を持つ者同士が、お互いを尊重して受け入れていく姿は、今の私たちにも大切なものを示してくれると思います」と2人の姿を通して視聴者に届けたい思いについて語り、「セツと八雲が『怪談』を通じて時代を描き出したように、『ばけばけ』も今を生きる皆さんの心に響く朝ドラとしてお届けできたらと思います」と意欲を燃やしている。


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