佐野勇斗、松本怜生、オーディションで選ばれた6人が「おむすび」に出演。ヒロインの高校時代の仲間＆ギャル軍団に！2024/03/06
佐野勇斗、松本怜王ら8人が、NHK総合ほかで2024年度後期に放送される連続テレビ小説「おむすび」（月～土曜午前8：00ほか＝NHK大阪放送局制作）に出演することが決定した。
橋本環奈が主演を務める「おむすび」は、食と人情の街、福岡・神戸・大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届けるオリジナル作品である“朝ドラ”第111作。平成時代のギャル・米田結（橋本）が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティー”だ。「正直不動産」シリーズ（NHK総合）などを手掛けた根本ノンジ氏が脚本を担当する。
物語は、結が福岡で青春を謳歌（おうか）する高校時代からスタート。そんな結に大きな影響を与えるのが、高校生の仲間とギャル軍団の存在だ。結と同じ糸島で暮らす高校球児・四ツ木翔也役を佐野、結が入る部活の先輩・風見亮介役を松本が務める。2人は連続テレビ小説初出演となる。
佐野が演じる翔也は、福岡西高校に野球留学中の高校球児。四ツ木という姓と眼鏡姿から、「福西のヨン様」と呼ばれている。糸島に野球の練習場があり、結と時々顔を合わせることになる。
佐野は「デビューして約10年になりますが、さまざまなところで『朝ドラに出演したい』と言ってきました。応援してくださる皆さまのおかげで、また一つ夢がかないました。すごくうれしいです。いつも本当にありがとうございます！」と感謝。「まだクランクインはしていないのですが、ヒロインの橋本環奈さんをはじめ、すごく豪華なキャスト、スタッフの皆さんと、1年をかけて素晴らしい作品に携われることが楽しみで仕方ありません。毎朝皆さんに、今日も楽しく頑張ろう！と思ってもらえる作品に仕上がると思います。楽しみにしていてください!!」と気合十分だ。
松本が扮（ふん）する亮介は、結の書道部の先輩。端正なオーラがあり、結にとって憧れの存在だ。書道のイメージを一新するような書家を志している。実は高校野球オタクでもある。
松本は「『朝ドラに出たい！』。今年の正月、両親との会話で僕が言った言葉です。運命的なタイミングで出演のお話をいただき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。平成に生まれ、高校生活とともに終えた、思い入れのある『平成』を風見亮介として歩めることが本当に楽しみです。このご縁を大切に、皆さまに明るい朝をお届けできるよう頑張ります」と自身が生きてきた平成の時代を描く作品への出演に、縁を感じている。
さらに、“朝ドラ”ならではのフレッシュで魅力的な若手俳優たちを発掘するため、「おむすび」では過去最大規模の「若手オーディション」を開催した。女性1864件、男性391件もの応募の中から、5カ月にわたる選考の結果、菅生新樹、中村守里、谷藤海咲、みりちゃむ、岡本夏美、田村芽実の6人の出演が決定した。田村以外の5人は連続テレビ小説初出演となる。
菅生が演じるのは、結の幼なじみで高校のクラスメート・古賀陽太。野球部員で、父は糸島の漁師だが継ぐ気はなく、IT業界を目指している。ある約束により、結のことを何かと気に掛けている。
菅生は「絶対にいつか入りたいと思っていた朝ドラの世界に自分が入れるとなって、いまだに興奮冷めやらずです。撮影の準備が進むにつれて、すてきなキャストの皆さまとの顔合わせが待ち遠しいです。そして『あー、早くクランクインしたい！』と毎日思っております。僕の演じる古賀陽太は親しみやすく、純粋で真っすぐな、そばに居続けてほしいと思う最高な幼なじみです。約1年間にもわたる長期の撮影は初めてなので、自分が役と共にどういう感情になっていくのか楽しみながら、陽太としてしっかり生きていきたいと思います!! 秋からの放送、半年間よろしくお願いします」と役柄を紹介し、撮影に向けて心を躍らせている。
中村は、結のクラスメート・宮崎恵美役。結の高校での友達第1号で、結を熱心に書道部へといざなうなど、好きなものに対する押しが強い。派手なギャルが苦手だ。
中村は「いつか朝ドラに出演し、九州にいる祖父母に恩返ししたいという思いがありました。宮崎恵美という人物を演じることが決まりとても光栄に思います。恵美は主人公の結の親友であり、そして書道ガールです。今は福岡ことばと書道の練習に励んでいます。さまざまなことが初めてですが、このご縁に感謝してたくさんのことを吸収できるよう、役と共に成長していけたらと思います」と、撮影に向けて準備に励んでいることを報告。
結に大きな影響を与えるギャル軍団の総代表・ルーリーこと真島瑠梨役をみりちゃむが担当。結の姉・歩（仲里依紗）が結成した「博多ギャル連合」（ハギャレン）の、現在の総代表で、ハギャレンの復興を目指している。
みりちゃむは「今回こんな大きな役をいただけて、うれしい半面めっちゃビビってます（笑）。私たち令和ギャルが憧れていた平成ギャルを演じさせてもらえることが、とてもうれしいです。私も元からギャルなのでとても演じやすい役なのですが、母親が元ギャルでコギャル世代だったため、母親に聞きながら役づくりをしています（笑）。令和ギャルといわれている私たちですが、平成ギャルとはやっぱり何か見た目やマインドなど多少異なる部分があり、この役を通して新しい発見や刺激をもらっています。親世代の方は『懐かしいなぁ、こんなのあったなぁ』って懐かしみながら、楽しく見ていただけたらと思います。演技経験もまだまだ未熟で、周りのキャストさんやスタッフさんに助けられながら精いっぱい演じさせていただきますので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです！」と意欲を燃やす。
さらに、同じくバレキャンのメンバー・タマッチこと佐藤珠子役を谷藤、スズリンこと田中鈴音役を岡本、リサポンこと柚木理沙役を田中が担当。
珠子は、子どもの頃からダンス好きで、ハギャレンではパラパラの振り付けを担当。筋が通らないことを良しとしない、一本気なタイプだ。
谷藤は「出演が決まった時、喜びと同時に『え？ 私が朝ドラに？』と、正直不安も大きかったです。しかし脚本を読み、その不安はあっという間にワクワクに変わり、この『おむすび』の世界で生きたい！と、一瞬で心をつかまれました。私が演じるタマッチは曲がったことが嫌いで、情熱と心（しん）をしっかり持った女の子です。何よりギャルマインドを一番大切に、お茶の間の皆さまに『こんな朝ドラ初めて見た』と驚きと感動をお届けできるよう、全身全霊頑張ります」と、魅力的な作品への出演に力が入っている。
また、鈴音は、結と同い年で、いつもスナック菓子を食べている。手先が器用で、ネイルチップ作りが趣味というキャラクター。
岡本も「夢だった連続テレビ小説の出演に、心が躍る思いです！ 軽やかに、そして力強く、楽しく生きていくいとおしいギャルを演じられることがとても楽しみです。たくさんの愛をギャル魂に込めて、チャレンジングな作品をワクワクしながらお届けできればと思います！ こんな朝ドラ見たことない！と、お茶の間の皆さんを驚かせたいです！」と声を弾ませる。
田中が扮する理沙は、結のクラスメートで、学校では校則を守るおとなしい女子高生。しかし実は隠れギャル＆ハギャレンメンバーでもある。ギャルの歴史を本にすることを夢見ている。
田中は「子どもの頃から大好きな朝ドラに（『らんまん』以来）また出演させていただけること、大変うれしく思っています。台本を掘り下げると、とてもシンプルだけれどつい忘れてしまう、大切なことに気付かされました。橋本環奈さん演じる主人公の米田結とハギャレンのメンバーは、常に“今”を生きることを楽しんでいます。暗いニュースに心を持っていかれることも多い昨今。まだ見ぬ未来のことばかり考え、不安になったり心配になったりしている私に、台本の中の結とハギャレンのみんなが、今この瞬間をしっかりと味わって心から楽しむことが何より大切だと教えてくれました」と物語から多くの気付きを得ている様子。その上で、「撮影にも、ハギャレンみんなと一緒に一瞬一瞬を逃さずに心から楽しんで挑めたらと思います。そして、その楽しい瞬間を、お茶の間の皆さまにもお届けできるように頑張ります。また今回尊敬するすてきな俳優の大先輩方とお芝居ができること、光栄に思っています。平成ギャルとして誇りを持って演じさせていただきます」と意気込んでいる。
ドラマを手掛ける制作統括の宇佐川隆史氏は「“朝ドラ”でオーディションといえば、主人公1人を決める『ヒロインオーディション』が有名ですが、今回は“俳優の登竜門”という伝統はそのままに 『最高の若手を（人数関係なく）発掘したい！』と思い、従来にも負けない規模でオーディションを行いました。その結果、男性・女性合わせて2255件ものご応募をいただきました。本当にありがとうございました」と思いを伝えつつ、「有名無名は一切関係なし。5カ月間かけ、“リアルガチ”で選んだキャストが、まずは6人。そして『この役は、ぜひこの方に』とオファーさせていただいた、佐野勇斗さん、松本怜生さんを含め、総勢8人の若手出演者がそろいました」と手応えをうかがわせる。
そして、「自信をもって言えるのは、一人一人が、全く違う方向の輝きと魅力に満ちているということ。主人公の橋本環奈さんと、どんな化学反応を起こすのか──“燃え尽きるほどヒート”する高校時代編、どうぞお楽しみに！」とアピールしている。
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