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細田佳央太が品川ヒロシが手掛ける「ドロップ」リブート版で主演。板垣瑞生、森永悠希、林カラス、大友一生が共演2023/02/24

細田佳央太が品川ヒロシが手掛ける「ドロップ」リブート版で主演。板垣瑞生、森永悠希、林カラス、大友一生が共演

 細田佳央太が、WOWOWで初夏に放送・配信される連続ドラマW-30「ドロップ」(日時未定)で主演を務めることが分かった。品川ヒロシが自身の青春時代をベースにつづった小説「ドロップ」。2009年には品川が監督・脚本を務めて映画化した作品を、14年の時を経て自らの手で連ドラとしてリブートする。

 「ドロップ」では、名門私立中に通っていたが、不良漫画に強く憧れ、本物の不良になるべく公立の狛江北中に転校した主人公であり、品川本⼈の自伝的キャラクター・信濃川ヒロシを細田が熱演。原作同様に髪を赤く染め、自身初のヤンキーアクションに挑戦する。さらに、狛江北中の不良グループのメンバーで、⼀度キレたら手がつけられなくなる狛江北中の圧倒的No.1・井口達也を板垣瑞生、けんかは苦手で、万引き、窃盗、空き巣など、盗みの天才の通称・ルパンこと安城豊を森永悠希、非常に冷静な性格で状況把握能力も高く、グループ内で頭脳的なポジションを担う森木隆を林カラス、お調子者であまり深く物事を考えない言動が多い通称・ワン公こと山崎秀樹を大友一生が演じる。

 細田は「初めてのヤンキー。初めてのアクション。すべてが未体験のまま作品に⼊りましたが、監督をはじめとするスタッフの皆さまに助けていただき、最後までやり通すことができました。本読みの段階では監督から主にセリフのテンポを丁寧に教えていただき、ツッコミの仕方も監督から直々に教えていただきました。そういったことの積み重ねからか、最後の方は周りのスタッフさんからも『監督に似てる!』と言ってもらえたりもしました。すてきなキャスト・スタッフの皆さまと⼀致団結し、新たな『ドロップ』になったのではないかと思います」と手応えを伝える。

 また、板垣は「この作品の映画、漫画が昔から大好きで、いつか機会があれば携わりたいと思っておりました。そのため今回、このような機会をいただけた事がうれしいです!」と感激し、「品川監督とお会いしてから『ドロップ』の世界にドロップアウトしたような感覚があり、現場で起こったさまざまな出来事を監督が作品の笑いに変えてくれたり、現場が毎日楽しく非常に濃密な時間を過ごさせていただきました」と報告。

 森永は「2009年に映画が公開されたこの作品にこうして関われたことが、うれしかったです。(演じる)ルパンは今回パルクールで逃げ回っています。初挑戦かつ、基礎運動能⼒も低めな僕からしてみれば、大挑戦でしたが、できうる限り頑張らせていただきました(笑)。同年代のキャストも多く、熱量のある現場で仕事ができて幸せでした。劇場版とはまた一味違った『ドロップ』をご覧いただけると思います! お楽しみに!」と力を込める。

 林も「撮影現場では、原作からも漂う圧倒的なヤンキーたちの熱量があふれ出ていて、スタッフの方々と話し合って細かいディテールを作り上げていけたのは幸せでした。品川ヒロシ監督のユーモアと⽪⾁に満ちたセンスと、⼀切妥協しなかったアクションシーンは⾒どころです。皆さんから愛される作品になることを願っています」とアピール。

 大友は「昔からひそかにヤンキー作品には憧れを抱いていましたが、ヤンキーとは真逆のタイプの僕にとって、この役を演じるすべてが新しい挑戦でとても新鮮でした。共演者の皆さんと『ドロップ』の世界に飛び込み感じるすべてがドキドキワクワクの連続。⾒どころはズバリアクションです。⼊念にアクションを作っていったので、とにかく⾒応えあります。原作や映画ファンの方にも見ていただきたい‟新しい『ドロップ』”になってます」と見どころに挙げている。

 そして、品川監督は「僕にとって映画の『ドロップ』は、長編映画デビュー作で、『ドロップ』から監督の魅力にハマり、『ドロップ』のヒットのおかげで今も監督ができている。そんな思い入れのある作品を今度はドラマとして、撮れるというのはめちゃくちゃうれしいです」と感慨深げで、「普通、ドラマの脚本・監督をする場合は、数⼈の監督で撮影編集をしていきます。それに対してWOWOWは、最終回まですべて脚本・監督をさせていただけるので、やりがいがあります」と感謝。

 加えて、キャストの演技については、「細田くんは礼儀正しくて、真面目で、好青年。芝居も丁寧で細かくて、どんな⻑ゼリフも、どんな難しいシーンも⼀発で決めてくれる。板垣くんはやんちゃで愛される男。かわいい半面、どこかギラついていて達也のイメージにぴったり。森永くんは、まだ若いのに冷静でいつも落ち着いている。理解⼒が⾼く、アドリブも多い。林くんはクールな役で端正な顔⽴ちなんだけど、なぜかみんなにいじられる。森⽊のクールさが、どこかトボけて⾒えるのは林くんのおかげ。大友くんはなんかおかしいと言うか、変わってると言うか、奇妙な雰囲気が、ワン公という奇妙なキャラクターにマッチして⾯白かった」とそれぞれの様子を明かす。

 最後に、「映画版の『ドロップ』のヒロシ、達也、ルパン、森⽊、ワン公には思い入れがあって、とても愛していましたが、新しい5人が新しいキャラクターに仕上げてくれました。映画『ドロップ』を好きだという方も、見たことがない方も楽しめる作品になっています」と魅力ある作品になったことを確信している。


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