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生田斗真&多部未華子の「幸運なひと」に山中崇、西田尚美らが出演。ドラマの舞台裏を記録したドキュメンタリーも放送2023/02/21

生田斗真&多部未華子の「幸運なひと」に山中崇、西田尚美らが出演。ドラマの舞台裏を記録したドキュメンタリーも放送

 生田斗真と多部未華子が共演する、NHK BSプレミアム・BS4Kで3月6日放送の特集ドラマ「幸運なひと」(午後9:00)の新たな出演者が発表された。

 生涯に2人に1人がなるといわれるがん。「幸運なひと」は、夫のがんをきっかけに、お互いの関係を再構築していく夫婦の物語で、闘病記ではなく、命を生きつなごうとする夫婦の姿を描く。タイトルには、人は病だから不幸になるわけでない――。そんな願いが込められているという。 

 36歳の松本拓哉(生田)は、中学校の保健体育の教師。仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、音楽事務所でミュージシャンのマネジャーをしている34歳の妻・咲良(多部)は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。そんな時、拓哉のがんが分かる。先送りしてきた「子どもを持つかどうか」の選択を突きつけられた2人は、普通の暮らしがどんどんできなくなり、「命の時間が子どもを作るタイムリミット」という現実に直面する。そして、拓哉は「妻の将来に嫉妬しない」と心に誓う。一方の咲良は「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くした方がいいのか」と悩む。

 このたび解禁されたキャストは、松本夫妻と関わり、寄り添っていく面々だ。

 「治療するか?」「子ども持つか?」に悩む2人を、言葉少なに見守る、腫瘍内科医で拓哉の主治医・中村昭彦役の山中崇。咲良の勤める音楽事務所の社長で、拓哉のがんが分かった後に「仕事をセーブしたい」と言う咲良に複雑な思いを抱く吉井理沙役の西田尚美。地元・横須賀でパン店を営む拓哉の母・松本小百合役の宮崎美子。また、拓哉が参加したがんの「患者の会」で自らの体験を語る山内を相島一之、地元・横須賀で保育士をしながら松本夫妻を見守る、拓哉の中学時代の同級生・中澤哉太を加藤諒が演じる。

 拓哉に扮(ふん)する生田は、放送を目前に控え、「このドラマの撮影中に経験したことは、決して忘れられない大切な時間になりました。力強くがんと共に生きている方々とたくさん出会い、一分一秒を無駄にせず、今を輝かせている姿に何度も心を打たれました。みんなで一緒に泣いて、一緒に笑って創り上げた作品です。どうか、このドラマが誰かの命を照らす光となってくれることを願っています」と思いを伝える。

 拓哉の妻・咲良役の多部も「がんをテーマにした作品に参加するのは初めてでしたので、がん患者に向き合う妻として、1人の女性としてどのようにお芝居をしたらいいのか、この表現でいいのか…と毎日悩みながら撮影に参加させていただきました。拓哉と咲良が、どうやってお互いを思いやり、どのようにがんと向き合い、選択していくのか。温かく見守っていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。

 なお、ドラマ本編の直後(午後10:29)には、舞台裏を記録したドキュメンタリーもオンエア。生田と多部が、がんの当事者やその家族と対話する様子を収録しており、ドラマと合わせて見ると、「幸運なひと」というタイトルの意味が分かる番組となっている。


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