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本田響矢&鈴木康介が「ジャックフロスト」でW主演。記憶喪失がテーマのオリジナルBLドラマ2023/01/31

本田響矢&鈴木康介が「ジャックフロスト」でW主演。記憶喪失がテーマのオリジナルBLドラマ

 MBSほかで4月から1年限定でスタートしたドラマ枠「ドラマシャワー」枠では、2月16日から第6弾作品「ジャックフロスト」(木曜深夜1:29)を放送。本田響矢と鈴木康介がダブル主演を務めることが分かった。

 同枠で初のオリジナル作品となる「ジャックフロスト」は、新進気鋭の映画監督・安川有果氏と高橋名月氏が手掛ける“記憶喪失”をテーマにしたBLドラマ。イングランドのおとぎ話に出てくる霜の妖精・ジャックフロストは、いたずら好きで寒さを運ぶと言われている。冬の東京を舞台に、記憶を巡って心を揺らす主人公たちの恋。きらめくほど切なく、震えるほどもどかしい両片思いの物語を才能あふれる2人の監督がオリジナルで描き出す。

 別れ話の直後に、事故によって記憶を失った奥沢律と、ルームメートとして2人の関係性をやり直そうと奮闘する池上郁哉。彼の優しさにひかれ再び郁哉に恋をする律は、記憶を取り戻す旅に出ようと郁哉を誘う。

 事故に遭い、郁哉と付き合っていた記憶だけを忘れてしまう、天然で明るい性格のイラストレーター・律を、S級の色気とあどけなさのギャップを併せ持つネクストブレーク若手俳優の本田が演じる。そして、周りからはしっかり者と認識されているが、実は少し抜けている、けなげな性格の文具メーカーの営業マン・郁哉役を、端麗な容姿と確かな演技力で評価が高い鈴木が務める。

 本田は、“日本一のイケメン高校生”を決める「男子高生ミスターコン2016」でグランプリを受賞し、「Popteen」のメンズモデルとして活躍。ドラマ「ANIMALS-アニマルズ-」(ABEMA)でツンデレ年下カメラマン役を熱演し、瞬く間に話題に。「青春シンデレラ」(ABC・テレビ神奈川)ではクールな高校生役を熱演。「正しい恋の始めかた」(テレビ朝日・TELASA)では優しい先輩役を演じ、Z世代から圧倒的支持を集めている。

 一方、鈴木は、恋愛リアリティーショー「白雪とオオカミくんには騙されない♥」(ABEMA)で注目を集め、「ドラマシャワー」枠第3弾「高良くんと天城くん」では主人公の親友役を好演。そのほか、22年には、「ソロモンの偽証」(WOWOW)、「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(TBS系)、「彼女、お借りします」(ABC)など、5本のドラマに出演するほどの活躍を見せている。

本田響矢&鈴木康介が「ジャックフロスト」でW主演。記憶喪失がテーマのオリジナルBLドラマ

 本田は「脚本を読ませていただいて『記憶がないこと』『BLであること』、今まで生きてきた人生で経験のないことが二つありました。記憶喪失になった律は、どこからどこまでの記憶がないのかあやふやで、記憶をなくす前の律、なくした後の律、どちらも物語が存在しているので、その時々の感情を大切にして、撮影に臨んでいます。また、郁哉との日々を重ねていくたびに、純粋にいとしいと思う気持ちが自然に出てきました。この作品はちょっと変わった恋のリスタート。郁哉との恋模様をぜひ楽しんで見てください!」とメッセージを寄せる。

本田響矢&鈴木康介が「ジャックフロスト」でW主演。記憶喪失がテーマのオリジナルBLドラマ

 鈴木は「僕自身、初めての主演作品なので、お話をいただいた時は本当にうれしかったです。脚本を読ませていただいて、こんなにももどかしい両片思いの作品に出会ったことがなかったので、つい読み入ってしまいました」と作品に魅了された様子で、「今回演じさせていただく郁弥は、周りからは真面目と思われがちだけど実は少し抜けていたり、鈍感だったり世話したがりだったりするのですが、正直、自分と共通点が多く、郁哉を演じると自分の素をさらけ出している感じがして少し恥ずかしいです(笑)」と演じる郁哉とは、リンクする部分が多いと明かす。

 そして、「律役の本田さんとは何度か共演したことがあり、リハーサルや本読みの際には少し恥ずかしさや照れがあったのですが、実際クランクインすると本田さんは売れっ子イラストレーターの律になっていて、自分もスイッチが入り、恥ずかしいという気持ちから本当に好きだなという気持ちに変わっていきました」と本田の共演について触れ、「プレッシャーや不安はありますが、一つのシーンをとっても妥協することなく納得のいくまで丁寧に撮っていますので、このすてきな作品を皆さまにお届けできるように頑張ります!」と意気込んでいる。

 監督を務める安川氏は、2012年に手掛けた「DressingUp」が、「第14回TAMA NEW WAVE」でグランプリと最優秀主演女優賞を獲得した後、15年に全国の劇場で上映され、「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」新人監督賞を受賞。その後は、オムニバス映画への参加や舞台作品などを経て、長編第2作「よだかの片想い」(21年)を監督。「東京国際映画祭」のアジアの未来部門に選出され、「2022年映画芸術ベストテン」第10位に選ばれるなど、高い評価を受けている。

 また、高橋監督は、高校在学中に執筆した「正しいバスの見分けかた」で、「第14回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞」短編の部・グランプリを映画祭史上最年少の18歳で受賞。翌年自身でメガホンを取り、中条あやみ主演で映像化。19年、同作が4年越しにシネマート新宿を中心に大阪、名古屋などで劇場公開された。ほか監督作にドラマ「メンタル強め美女白川さん」(テレビ東京)、映画「左様なら今晩は」(22年)の脚本・監督を担当した。

 安川監督は「本田響矢さんと鈴木康介さん、2人とも演技に対して真っすぐで、どこまでも真剣で、いつの間にか難役を自分のものにしていて、その軌跡を目撃することができた日々はとても充実していました。カメラマン・趙さんと照明・森さんのコンビが織り成す映像美の中で、2人が愛し合ったり嫉妬に狂ったり、ただ日常を送ったりしている姿の全てを味わい尽くしてほしいです。2人の素晴らしい俳優とこのドラマを作れたことを、早く自慢したいです」と仕上がりに自信を見せている。

 髙橋監督は「まずは『記憶喪失』という少し変わった設定にするりと溶け込んで、見事に演じ切った本田響矢さん、鈴木康介さんのお二人に大きな拍手を送りたいです。撮影現場でも和気あいあいとした空気感を作ってくださったおかげでキャスト・スタッフ一丸となって撮影に挑むことができました。律と郁哉がそこにいれば、何げない日常もみずみずしく感じられて、特別ものになる。そんな作品です」とアピールしている。

 なお、「ジャックフロスト」は、テレビ神奈川(2月16日スタート 木曜深夜1:00)、群馬テレビ(2月21日スタート 火曜深夜0:30)、とちテレ(2月22日スタート 水曜深夜1:00)、テレ玉(2月23日スタート 木曜午後11:00)、チバテレ(2月23日スタート 木曜午後11:00)でも放送。TVer、MBS動画イズム、GYAO!で1週間の見逃し配信する。


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