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広瀬すず&永瀬廉共演「夕暮れに、手をつなぐ」のタイトル決定の経緯が明らかに2023/01/16

広瀬すず&永瀬廉共演「夕暮れに、手をつなぐ」のタイトル決定の経緯が明らかに

 広瀬すずとKing & Prince・永瀬廉が初共演し、TBS系で1月17日にスタートする連続ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(火曜午後10:00。初回は15分拡大)の制作記者会見が行われ、広瀬、永瀬のほか、遠藤憲一と夏木マリらが登壇した。

 「夕暮れに、手をつなぐ」は、北川悦吏子氏が脚本を手掛ける、世界で一番美しい青春ラブストーリー。物語は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる。それっきり、もう一生会うことはないと思っていたが、なぜか2人は東京の片隅で下宿生活を送ることになる。とっくに恋に落ちているのに、なかなか恋が始まらない夢を追う2人の姿が描かれる。空豆と音が暮らすこととなる下宿先・雪平邸の主である雪平響子役を夏木、空豆が働くことになるファッションブランドの天才デザイナー・久遠徹役を務める。

 広瀬はドラマの脚本について、「北川さんからいただ台本からは、『カッコよくやって』『これ難しいけど、ごめんね』と、しゃべりかけられるんです。北川さんの独特のワールド全開な感じで、すごくワクワクしています。そして、空豆の内に秘めた思いも台本から感じられるので、楽しみだなと思っています」と笑顔を見せる。

 演じる空豆のキャラクターに関しては、「本能的というか、野性的というか、周りがみんな(空豆に)振り回されているんだけど、みんなの力になっているような、不思議なエネルギーを持っている人」と解説。すると夏木と永瀬は、空豆は、セリフでイノシシやサルと言われてると紹介した。これには、「毎日のように言われているので慣れてきた」と広瀬が言うと、永瀬は「俺らのことをイメージしてくださって書いているということは、イノシシとサルのイメージがすずちゃんにあるっていうこと?」、広瀬も「なぜですか? 北川さん?」と北川氏に質問。

 これに対して、北川氏は「広瀬さんの持つ、生命力みたいなものを感じていて、新たな魅力を爆発させたい、扉を開けたい気持ちが不遜ですけどありました。これまでの広瀬さんの作品を見ていると内に秘めた役や何かを抱えている役が多くて、今回の空豆もめっちゃ抱えているんですけど、最初はそうは見えなくて、だんだん空豆が抱えているものが見えていく構成になっています。その抱えているものがあるからこそのパワーだと思っていて、失礼なことを書きましたが、ただのイノシシ、サルでは全くないです」と、広瀬のこれまで俳優として見せていない部分を引き出したかったという意図を語った。

 さらに、役柄と自身に「共有できるものはある」という広瀬だが、「撮影が終わるとドッと疲れるんです。ずっとスポーツしているみたい」と負担が大きい様子で、それを見た北川氏は「私の思った以上にエネルギッシュな動きをしていた」と感想を述べた。永瀬が「1話を見たすずちゃんが、私の動き大きくない?」と不安になっていたことを明かすと、広瀬は「うるさいかな? これ大丈夫かな?」と心配な部分もあると、本音をこぼした。

 また、九州から上京した設定の空豆は、劇中で方言を話すが、北川氏は「九州の人が聞くと『どこの方言?』って思う方もいらっしゃると思うんですが、空豆を九州出身にしようと思って、九州の方言を全部聞いたんですが、ピンと来るものがなかったんです。それで、ブレンドしようと思って。おばあちゃんが長崎、おじいちゃんが宮崎とかにして、宮崎と鹿児島と長崎の方言をブレンドして、“空豆語”を作ったんです。だから『こんな言葉ないじゃん』って怒らないでください」と説明。夏木は、ブレンドされた方言は役者としてはハードルが高いが、広瀬はとてもうまくやっていると賛辞を送った。

 続いて、「『あっちむいてホイをして、(広瀬と)仲を深めていきたい』と撮影前に言っていたが、実際のところどうですか?」と尋ねられた永瀬は、「そんなこと言ってましたか? 僕、今年24歳なんですけど」とトボケつつ、現場の雰囲気については「空豆と音のやりとりは、ちょっとけんかして、ボケてツッコんでみたいなやりとりが多い。話を重ねるごとに、間合いとかテンポ感というのが、『今の“間”、気持ちよかったな』って思うことが増えてきました。言うたらコントじゃないですけど…」と話すと、北川が「ちょっと待って、コントじゃないから」とすかさず否定。「分かってますよ」と慌てる永瀬は、「(コントと言ったのは)空豆と音の空気感の話ですよ。(広瀬との)関係は深まっていると思います」と報告。夏木は「私が撮影に入った時には、2人がいいリズムで仲良くて、ちょっと入れない時もあった。すごく仲良い感じがする」と2人の関係性のよさを伝えた。

 コンポーザーとしての成功する夢を追う音役を演じる永瀬。自身とリンクする部分に関しては、「『将来成功したい。これで食べていくんや』っていう夢を持ってるっていうところでは、僕も今はデビューさせていただきましたが、ジャニーズJr.の頃はデビューをするっていう夢を追いかけていた。その中で苦労や挫折も経験しているので、そういった部分は音の気持ちに共感できますね。まだ何者でもないし、本当に俺はこのまま夢を追っていていいのか?というところの葛藤であったり。そして、夢というところもこのドラマの軸だと思います」と自身と重ね合わせていた。永瀬自身が楽器や歌を披露する場面があるのかを聞かれると「言えないです。シークレットです(笑)」と答えを濁した。

 劇中では、お手玉をする場面があるという永瀬は、「プライベート用のお手玉を買って、家で1人練習をしてたんですが、家で1人で練習するお手玉って寂しい。できても『すごい』と共感してくれる人もいないし、『俺、何してんねやろ』という気持ちにもなりました」と語ると、北川は「左手でお手玉している姿がすごくなめらかだった。お手玉はキーアイテムになっています」と明かした。

 さらに、広瀬のお手玉シーンの撮影前に一緒にいたという遠藤は、「僕は心配性だからすごく練習するタイプなんです。そんな時に、すずちゃんが監督から『そろそろ練習しないとだめでしょ、明日でしょ』と言われていたんです。でもすずちゃんは『その日にできればいいもん』みたいな感じでやってみたらできていなくて。でも次の日、空き時間の1時間で急にできる人になっていた」と驚いたそうで、「その代わり、前に進みながらになっちゃう」と歩きながらお手玉する広瀬の様子を実演した。

 ファッションデザイナー役を演じる遠藤は、「60歳過ぎて、ファッションデザイナーの役を演じると思わなかったので、本当に感謝しています」と北川氏に、まずお礼。役作りに関して「普段髪の色を変えることがないので、今回は外面から入ろうと思って、撮影初日予定日の1週間前に美容室へ行って、この髪形を作ったんです。そうしたら、撮影が流れてしまって…」と話し出し、その後、2度撮影日が変更になって、合間には別の作品の撮影があったため、「スプレーで黒く染めたり、また茶髪に戻したりを繰り返し、何やってるんだ?と思った」そうだが、「最終的にいろいろと調整ができて、この色にできたのでよかったです」とにこやかに話した。

 そして、遠藤は、しっかり共演するのは初めてという広瀬について、「ほんとにサルだから(笑)。若い子って俺の顔見るとビビったりするんだけど、アドリブをやってもケラケラ笑っている」と話すと、広瀬は「アドリブを言われると方言が出てこなくて、体の動きが大きくなるから余計にサルっぽいのかも」と分析。アドリブでの撮影はすごく楽しかったと笑った。

 1話にはほとんど登場しないため、視聴者と同じ気持ちで1話を見たという遠藤は「面白かった、本当に! それでね、北川さん…」と北川に話を向け、「今のタイミングだし、恋愛ドラマだから『silent』と比較する変なやつがいるかもしれないけど、全然違う作品だから、動揺せず、最後まで見たら面白いじゃんってなるので、むきになって変なこと書いてくる人と戦わないでね」と伝えると、北川氏は「パニックです!」と慌てつつ、「はい、戦わないで、信じていきます! 今最終回を書いていますが、現場とやりとりをしながら、1mmでも完成度の高いものを目指しています」と力強く答えた。

 夏木は「(空豆と音の)2人にやられっぱなしですが、楽しいです。一応65歳という設定で、資産家で大きな家を持っていて、才能ある子たちには家を提供するっていう懐のある、大胆なおばさん。親身になるのかなと思ったら『頑張って』と言ってどこかへ行ったり。画家だった設定で、絵を描く部屋もあるし、セットも住みたいぐらい広いんですよ」と説明。

 寮となるセットでの食事のシーンに関して、永瀬は「朝ごはんが実際に並ぶんです。そこでは僕、すずちゃん、マリさんの3人のシーンが多いんですが、(ご飯が)おいしそうすぎて、みんなガチで食べるんです。だから、僕は毎回お昼ご飯代と晩飯代が浮いて、ありがたいです」と笑うと、広瀬も「浮くよね~、ホント」と同意。永瀬は「おいしいし、納豆とかもあって、ちゃんと栄養バランスが考えられているので、この家に住みたいなと思っている。本当に最高のセットですよね。正月太りじゃなくて、セット太りしそう」と、いい環境の中で撮影が進んでいることを感じさせた。

 その後、「夕暮れに、手をつなぐ」というタイトルとなった理由を問われた北川氏は、「最初は『夜に手をつなぐ』というタイトルを考えたんです。自分にとっては遠くなってしまったけど、若者の話を書きたいなという気持ちが尽きなくて。今の若い子って夜なのかなと感じていて。夜に孤独な若者たちが手をつなぐ、みたいな話を最初は考えて、その時から広瀬すずさんっていうのは浮かんでいたんです。でも、自分の中での『夜に手をつなぐ』の主人公は暗い役の設定で、すずちゃんは、はつらつとしながら、時々悲しさが垣間見える役にしていきたいと自分の気持ちが変わっていた。そして、相手役を考えた時に、永瀬廉くんがやってくれないかなと。私は、King & Princeが出た時から、廉くんのことをいいなと思っていて、2人のカップリングがすごくいいんじゃないかと思った時に、すずちゃんと廉くんだと、“夜”じゃはなくて“夕暮れ”だった。それで『夕暮れに、手をつなぐ』をタイトルにして、ストーリーもガラッと変えました」とその経緯を披露した。

 永瀬が「僕ら2人がタイトルとストーリーも変えたんですね、すごい」と感激すると、北川氏は、永瀬が左利きであることを生かしたり、夏木の過去の実際の発言をセリフに反映するなど、当て書きしているそうで、「1話を見てとてもよかった。私が書いているのは骨格だけで、その世界を具現化してくれるのは演者さんやスタッフさん。それがうまくいくかどうかがドラマの勝負ですが、うまくいっていると確信しています」と自信を見せた。

 最後に、広瀬が「北川さんの本当に奇麗な言葉と、一人一人の温かい気持ちで、やっていてとても楽しい作品です。ぜひ1人でも多くの方に見てもらえたらうれしいなと思います」とメッセージを届け、会見は締めくくられた。


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