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【FIFAワールドカップカタール2022】日本がコスタリカと対戦! ドイツ戦同様チーム一丸となって連勝を狙う2022/11/27

サッカー日本代表:浅野拓磨(FIFAワールドカップ カタール2022)/写真:picture alliance/アフロ

 11月24日に出場32チームすべてがカタールのピッチを踏み、25日から各チームが2試合を戦っている「FIFAワールドカップカタール2022」。日本が属するグループEの第2戦は27日に行われ、日本はコスタリカと対戦する。

 日本は第1戦で優勝4回を誇る強豪ドイツと対戦し、1点を先制されたが、後半に2ゴールを決めて逆転勝ちとなった。日本にとって、W杯では初めての逆転勝ちであり、W杯優勝経験8カ国を破ったのも初めてだった。

 いわゆるジャイアントキリングは、力が劣るチームが先制し、焦る強豪チームの攻撃に耐えきって勝利というパターンが多い。しかし、日本は先制されながら流れを変えて勝利をつかんだ。チームとしての成長と底力を示した一戦だった。

 4-2-3-1のフォーメーションで臨んだドイツ戦の前半は、右サイドのDF・酒井宏樹(浦和レッズ)が中央のケアに追われたため、同サイドの攻撃的なMF・伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が押し下げられ前線からの守備が機能せず、攻撃の手も欠いた。

 だが、後半は3-4-2-1(5-2-2-1)に変更。中央の守りを増やし、伊東が下がらなくてもいい配置に。その上でMF・三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)、MF・堂安律(SCフライブルク/ドイツ)、FW・浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)、MF・南野拓実(ASモナコ/フランス)と攻撃的な選手を次々と投入した。すると三笘のパスから南野がシュート性のクロスを送り、相手GKが弾いたところを堂安が押し込んで同点に。

 さらに、浅野が完璧なトラップから見事なシュートで決勝ゴールを決めた。効果的で攻撃的な交代策を打った森保一監督と、それに応えた選手たちが成し遂げた、劇的かつ歴史的勝利だった。

 それでもグループリーグの戦いは3分の1を終えただけ。喜びに浸ってはいられない。ドイツ戦前半は散々な内容だった。反省して第2戦につなげなければならない。

 第2戦の相手・コスタリカは初戦でスペインと対戦し、0-7で惨敗。前線と最終ラインまでに距離があったためプレスがかからず、自由にボールを回されて失点を重ねた。流れを変えるため、第2戦は大胆に選手を変えてくる可能性もある。とはいえ、武器である堅守速攻のスタイルは大きく変わらないはず。2014年大会8強の立役者であるGKのケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス)を中心に守り、ボールを奪ったら、8強メンバーのFWのジョエル・キャンベル(レオン/メキシコ)、スペイン戦で積極的にドリブル仕掛けていた新鋭MFのジェウィソン・ベネット(サンダーランド/イングランド)らが一気にゴールに迫ってくるだろう。

 迎え撃つ日本はどうするか。ドイツ戦と同じ先発でスタンダードな入り方をするのか、途中出場して結果を出した選手たちを起用するのか。負傷からの回復が遅れているMF・守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)、ドイツ戦で足を痛めて途中交代した酒井が出場するかも気になるところだが、どんなメンバーになっても、ある程度ボールを保持してチャンスを作り出せるはず。

 警戒すべきはコスタリカが想定以上に戦い方を変えてきた場合で、ドイツ戦前半のように後手に回って先制されると、守りに入られて崩すのが難しくなる。いずれにしろ初戦に勝った以上、焦る必要はないが、受け身になってもいけない。ドイツ戦同様チーム一丸となって、連勝を狙ってほしい。

文/佐藤新

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