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大竹しのぶ主演「女の一生」2年ぶりの再演で博多座に初上陸!2022/11/23

 福岡市博多区にある博多座11月公演「女の一生」(11月18〜30日)の囲み取材が行われ、主演の大竹しのぶと、演出も手掛ける共演の段田安則をはじめ、高橋克実、風間杜夫が登壇した。

 終戦直前に森本薫が文学座に書き下ろし、杉村春子が初演以来、生涯に947回にわたって演じられた「女の一生」は、現在に至るまで上演が重ねられる不朽の名作だ。2020年には段田の演出で大竹が初演、魂を込めた演技は多くの観客の心を打ち、このたび待望の再演となった。

 東京・新橋演舞場公演、京都・南座公演を経て、11月より満を持して博多座へ初上陸。大竹は自身3度目となる博多座主演で、明治・大正・昭和と激動の時代を懸命に生きた女性・布引けいの一代記に挑む。ほかに西尾まり、大和田美帆、森田涼花、林翔太、銀粉蝶らが脇を固める。

 まず、段田が「今回は演舞場、南座を経て博多座にやって来ました。これまでの集大成ということで、博多の皆さまに存分に楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」とアピールし、大竹は「最終地を迎えることができました。初演の時よりも、より深いお芝居になったのではないかと思います。大事に大事に最後まで駆け抜けたいです。福岡で(コロナ禍の制限で)おいしいものも食べに行きたいという気持ちをかなえられず残念ですが、頑張ります」と意気込んだ。

 一方、高橋は「博多座は初めてです。素晴らしい劇場で、先輩方の足を引っ張らぬよう誠心誠意務めてまいりたいと思います。最近、ほかの現場では年上の方なのですが、このカンパニーでは駆け出しくらいのポジションですので、いい緊張感の中やらせてもらっています」と語った。

 風間も「初めての博多座です。とにかくいいところだと聞いておりましたので、来られてうらしいです。最高の作品に仕上がっておりますので、福岡で1人でも多くのお客さまに見に来ていただきたいです」と話した。

 さらに、大竹は「私は、10代から60代までを演じることになります。一幕変わるごとに年代も人生も変わってきて、一生を演じられる喜びを感じています。すてきなセリフをたくさん言える喜びでいっぱいです」と役柄について述べた。段田は高橋とともに学生服で登場するシーンを注目ポイントとして挙げ、「どの役にも素晴らしいセリフがあって、すてきな役。見どころ満載です」と明かした。高橋は、戦災孤児のけいを引き取った堤家の次男役。自身がこれまで経験した役の中でも“かっこいい人”だと紹介。運命に翻弄(ほんろう)されていく役どころに注目したい。

 大竹同様に幅広い年代を演じ分けた風間は「声のトーンの違いで年齢の差を感じてほしい」とコメント。ほかにも舞台上での衣装替えのハプニングや、カーテンコールのエピソードなどを披露し、カンパニーの和気あいあいとした雰囲気が伝わってきた。

 2020年の初演時は、客席を一つずつ空けて笑い声も控えての上演。大竹は「(初演は)客席も半分で、見る方も“覚悟”が必要だった中でも足を運んでくださっていたので、こちらもいいお芝居を届けたいという覚悟を持って臨んでいました。一方で今回は、たくさんお客さんの反応もあって、また違う喜びを感じています」と思いを告白。最後には「この作品には宝物のように素晴らしいセリフがたくさんあります。劇場で、1人の女性、その周りの男性の人生を味わって自分と向かい合う時間を作ってもらえたら、きっと豊かな気持ちになれると思います。ぜひ劇場へ足を運んでいただきたいです」と締めくくった。


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