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舞台「天使にラブ・ソングを」博多座初の年またぎ公演。デロリス役・森公美子が見どころを語る2022/11/08

 博多座(福岡市博多区)で、12月29日から上演されるミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」。主人公のデロリス・ヴァン・カルティエを演じる森公美子が福岡を訪れ、公演への意気込みを語った。

 破天荒なクラブ歌手・デロリスは、殺人事件を目撃したことでギャングに命を狙われることに。重要証人である彼女は、警察の指示でカトリック修道院にかくまってもらうが、規律厳しい修道女たちからはデロリスは煙たがられてしまう。そんなある日、あまりに下手な修道院の聖歌隊の歌を耳にしたデロリス。修道院長から勧められ、クラブ歌手として鍛えた歌声と持ち前の明るいキャラクターで聖歌隊の特訓に励む。デロリス役は2019年の公演時と同じく、森と朝夏まなとによるダブルキャスト。ほかに石井一孝、大澄賢也、吉野圭吾、太川陽介、鳳蘭らが出演する。

 博多座では17年に初上演され、3度目となる今回は12月31日、1月1日を含んで年をまたぐ。これは博多座にとって初の試みだ。森は「お忙し方もいらっしゃるかと思いますが、年始からこういうハッピーな作品を見られるのは運がいいことだと思います。年の終わり、年の初めにいい気持ちで、ぜひともおうちにこの幸せを持って帰っていただきたいです」とコメント。

 14年の初演からデロリス役を務める森は、演じる役柄について“ハチャメチャな人間”とし、「修道院に入るまではガムをかみながら人の話を聞いていたような人が、シスターと出会い、どんどん変わって、周りの人も彼女によってどんどん変わっていく。人間同士が尊敬、尊重し合ってどんどん高みを目指す姿がよく描かれています」と作品の魅力を語った。

 また、何度もこの役柄を演じてきたことに関しては、「いつも同じであることはいけないと思っています。次のことを連想させない『予定調和』でない芝居をすることを常に念頭に置いて演じ、自分の中で1日に1個発見をするように心がけていますので、作品を見る人にとっても何回見てもいろんな発見があると思います!」とアピールした。

 ダブルキャストの話題では「朝夏さんとは少し違ったキャラクターの作り方だと思います。私が演じるデロリスはとにかく無礼で世間知らず。言葉の使い方も知らない人で、修道院長(鳳蘭)にも暴言を吐いたりしていますね(笑)」と説明。そんな彼女がシスターとの出会いで変わっていく姿は見どころとなりそうだ。

 前回公演が千秋楽を迎えたのは、20年1月。当時、新型コロナウイルスがこれほど感染拡大することは誰も想像していなかった。森自身もこの2年間、予定されていた舞台の中止や公演期間中のホテル待機という経験を通し、あらためて人とのつながりの大切さを感じたという。そんな人との“つながり”は、同作にも通じるものがある。

 森は「デロリスが特別というわけじゃない、普通の人間。だけど修道院の人たちにはデロリスが必要で、デロリスには修道院の人たちが掛けてくれる言葉が必要なんです」と相互関係の強さを強調。加えて「人は1人で生きていけないし、何か支えがあって誰かのために生きているっていうことを忘れてはいけないなと、感じさせてくれる作品です」と力強く語った。

 博多座公演は、22年12月29日~23年1月4日となる。


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