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【FIFAワールドカップカタール2022】グループB、イングランドとウェールズの対決に世界中が注目2022/11/17

サッカー イングランド代表 写真:AP/アフロ

 「FIFAワールドカップカタール2022」のグループBは、イングランド(7大会連続16回目の出場/10月6日付FIFA世界ランキング5位)、イラン(3大会連続6回目/20位)、アメリカ(2大会ぶり11回目/16位)、ウェールズ(16大会ぶり2回目/19位)が属する。オリンピックなどでは一つの国に扱われるグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(=イギリス)を構成するイングランドとウェールズが同居したことが話題だ。

 1位候補筆頭は“サッカーの母国”イングランド。近年は前回大会4位、2021年欧州選手権PK戦の末の準優勝と好成績を残している。今大会の予選も8勝2分無敗で突破。優勝候補に挙げる声も少なくない。直近の試合内容が低調で、10月に入ってから主力に故障が相次ぐなど不安要素はあるが、前回大会得点王で今大会も得点王候補のFWのハリー・ケイン(トッテナム/イングランド)、FWのラヒーム・スターリング、MFのメイソン・マウント(ともにチェルシー/イングランド)ら前線は人材豊富。19歳のMFであるジュード・ベリンガム(ドルトムント/ドイツ)ら次世代を担う才能も台頭してきた。グループリーグは順当に勝ち抜くだろう。

 ウェールズは、欧州予選でプレーオフに回り、決勝で戦時下のウクライナと対戦。相手に応援の声が集まる中で競り勝ち、実に64年ぶりとなる出場を決めた。チームの大黒柱は、ウェールズ代表最多ゴール記録を持つFWのガレス・ベイル(ロサンゼルスFC/アメリカ)。1989年生まれのエースは、プレーオフ準決勝で2ゴールを決めるなど、ここ一番で頼りになることをあらためて証明。ベイル、アーロン・ラムジー(ニース/フランス)ら“黄金世代”にとって最初で最後になるかもしれないW杯だけに、選手たちのモチベ―ションはひときわ高く、それがさらに高まるイングランドとの“英国対決”は、世界中が注目するカードになる。

 アメリカは9月に日本と対戦し、0-2で敗れたが、主力を何人か欠いていた。クリスチャン・プリシッチ(チェルシー/イングランド)ら欧州のビッグクラブに所属する選手も多く、2021年ゴールドカップを制した北中米王者でもある。チームのポテンシャルは高い。イランはグループリーグ初戦でイングランドと対戦。ここで点差をつけられて負けると悪い流れに飲み込まれかねないが、勝ち点を獲得できれば決勝トーナメント進出へ一気に視野が拡がる。もともと堅守速攻が持ち味であり、守りを重視して試合に臨むだろう。

 カタールでの開催は、同じ中東の国であるイランにとってアドバンテージになるはず。いずれにしろ、イングランドを追う3チームは世界ランクでほとんど差がなく、実力が拮抗(きっこう)している。混戦になる可能性は高く、その場合はイングランドから勝ち点を奪ったチームが抜け出す展開になりそう。イングランドの力が一歩抜けているのは間違いないが、波乱を狙うチームとの連戦になるだけに、決して油断できない。

文/佐藤新

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