M-1エントリー受付開始! ミルクボーイが生電話で芸人に出場意思を確認2020/07/03
毎年12月に行われ、漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の大会概要が発表され、7月2日に、エントリー受付の開始とともに「全国の漫才師に告ぐ M-1GP始動 いきなり生電話ライブ」がオフィシャルサイトおよびSNSなどで生配信され、昨年のファイナリストら注目の芸人たちが生電話で続々登場した。
生配信では、麒麟・川島明とABCテレビ・ヒロド歩美アナウンサーがMCを務め、「M-1グランプリ2019」王者のミルクボーイ(駒場孝、内海崇)がゲストで出演。ファイナリストたちの電話番号が書かれたカードを手にしたミルクボーイが、ランダムに選んでいきなり電話をかけ、出場の意思を確認していく。
冒頭、前回大会で予選を通じて最高得点を獲得したアマチュアに贈呈される「ベストアマチュア賞」が川島から発表。受賞の証しである赤いジャケットを着たラランドが画面に登場し、喜びのコメントを伝えた。現在はマネジャーが付いてプロとして活動中だ。
ラランドに続いて芸人たちへの生電話がスタート。ミルクボーイが最初にカードを選んで電話に出たのは、2年連続で決勝進出を遂げている見取り図・盛山晋太郎だった。川島から「今年はエントリーするんでしょうか?」と尋ねられると、盛山は「しますします! めちゃくちゃしますよ!」と強く意思を伝えた。
次に電話に出たのは、ニューヨーク・屋敷裕政。登場してすぐに回線のトラブルで不通となり、かけ直すがなかなかつながらないため、断念。
3人目に選ばれたミキ・昴生は、ライブ配信を見ておらず、どこから電話がかかってきたのか理解できないまま「生配信中?」といぶかしげの応答で登場。川島に「M-1GPいきなり生電話ライブ。見てへんやん」と看破されると、慌てて「見てました見てました!」とアタフタ。「『M-1』、今年どうしますか?」という川島の問いかけに「出ます出ます! もちろん出ます」と表明。昨年は決勝に行けなかったので、「今年は優勝しか狙ってないです。ぶっちぎりで優勝したいです」と決意を語った。
4人目は、からし蓮根・杉本青空。昨年の決勝進出では、地元の人たちが町役場に集まってパブリックビューイングで観戦し盛り上げてくれたことを伝え、「思いっきりやりたいと」今年もエントリーすると述べた。
5人目は、東京ホテイソン・たける。「配信を見て、かかってくるかと待っていた」と話すと、川島が「芸人ならば、これが本来の『M-1』への向き合い方」と称賛した。たけるは今年出場の意思を伝えると「3年連続で準決勝を敗退してるので、今年こそは決勝の舞台に立ってやりたいと思っています」と決意を新たにし、事務所の先輩であるサンドウィッチマンにアドバイスをもらったと明かした。
そして、6人目にミルクボーイが「去年、爪痕を残した」と言って選んだのは、すゑひろがりず・南條庄助。昨年の決勝進出で大きな反響を得て「もう人生が変わりましたね」と振り返り、「やりましょうぞ!!と今年も袴と鼓の狂言師スタイルで出場する意思を表明した。
7人目にマヂカルラブリー・野田クリスタルに電話をするがつながらず、ミルクボーイは和牛の出演がどうなるのか聞きたいと、電話をかけようと思案するが「でも先輩なのでやめときますか」と断念。そこへ野田から折り返しの電話がかかって通話が開始。「M-1」には「一生出ますよ!」と明言。「一生は無理ですよ。ルールが(笑)」と川島がたしなめると、「出られる限りは絶対出ます。待たせている方がいるので。あの人にもう1回ネタを見てもらいたいという気持ちが強いですね」と「あの人(審査員・上沼恵美子)」の存在をほのめかした。「R-1ぐらんぷり2020」チャンピオンでもある野田は、「ダブルチャンピオンで2個目のトロフィーが欲しいですね」と意気込んだ。
8人目にはEXIT・兼近大樹を選ぶが、何度かけてもつながらないので、川島が「1回、屋敷を挟みますか。ずっと待ってたらかわいそうやもんな」と、回線トラブルとなったニューヨーク・屋敷に再びかけることに。すぐに電話に出た屋敷は「来ましたね! よかった! 死ぬかと思いました! 今年もエントリーします!」と大喜び。
そして、駒場が「一応、『M-1』といえば」とかけた電話に、「もしもし。なかやまですけど」と素の感じで、サバンナ・八木真澄と2人で“ザ☆健康ボーイズ”を組んでいる、なかやまきんに君が登場。配信を見ていなかったようで、低いテンションでの応対に、川島が「そんなガリガリのきんに君、初めてやわ(笑)」とツッコんだ。生配信を理解したきんに君が仕切り直して「パワー!」と叫ぶが、川島は「もう切ってください」と通話を遮断するが、切ったつもりのきんに君がしつこく登場。仕方なく川島が「今年の『M-1グランプリ』に出るんですか?」と問うと、「今年は…出ません!」と発言し、みんなをあきれさせながら、再び「パワー!」と電話を折り返してくる。「怖い!」「もう、かけてこないでください! もう強制終了です」と、川島はライブ配信を締めくくった。
なお、本年の「M-1グランプリ2020」では、出場資格はコンビ結成15年以内でプロ・アマ、所属事務所の有無は問われない。優勝賞金は1000万円。予選1回戦は8月1日開始予定となっている。なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況などにより日程やルールに変更が生じる場合もあるので、大会オフィシャルサイトで詳細を要確認とのこと。また、例年とは異なり、1回戦は無観客で行い、3回戦なしの1回戦、2回戦、準々決勝、準決勝、敗者復活戦のスケジュールで実施。予選における実演方法の詳細は、7月22日に公式サイトで発表される予定。
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