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「イケメン共よ メシを喰え」筧美和子&井上祐貴、竹中直人の自由すぎるアドリブに爆笑2022/07/11

「イケメン共よ メシを喰え」筧美和子&井上祐貴、竹中直人の自由すぎるアドリブに爆笑

 テレビ大阪とBSテレ東で放送の真夜中ドラマ「イケメン共よ メシを喰え」(テレビ大阪=土曜深夜1:00、BSテレ東=土曜深夜0:00)の記者会見に、主演の筧美和子と共演の井上祐貴が登壇し、意気込みと見どころを語った。

 ドラマの原作は、漫画家・東田基氏が描いたコメディー漫画で、毎話タイプの違うイケメンがご飯を食べる姿をおかずにご飯を食べるという、ちょっぴり変わった女性の日常を描く。乙女ゲーム愛好者でイケメンをこよなく愛する主人公・池田好美(筧)は文芸誌の編集者。超少食で食べることが苦手だが、急きょグルメ誌を担当することになる。食に全く興味のなかった好美だったが、イケメンの新人社員・細見賢人(井上)と食事をした時に才能が開花。彼女はイケメンと食事をするとムラムラし、食欲が増進するのだった。初めて食欲を感じた好美は少食改善のため“イケメンごはん”を追求することを誓う。

 会見では、筧と井上のあいさつに続いて、スタート早々、2人が働く雑誌の編集長・小路新役の竹中直人がVTRで登場。激励の言葉を送った。

 竹中は「筧美和子さんと久々の共演で、とっても楽しみにしていた現場でした。筧さんは相変わらず美しくて、キラキラしていて毎日ドキドキの撮影現場を経験することができました」と語ると、突然ギャグモードになり、会場を笑いの渦に巻き込んだ。続く井上に対してのコメントも「井上くんはとてもまぶしい男性でした。いつもキラキラして。キラキラするってことは、とても大切なことで、私はいつも井上くんに『キラキラしていていいね』って言いました」と述べると、やはり突然、火星語らしき言葉を発してさらに爆笑を呼んだ。

 これを見た筧は「もう、めちゃくちゃですね(笑)。(撮影現場も)もう笑いをこらえるのに私たちは必死で。びっくりしました。想像を超えるVTRで(笑)。以前ご一緒させてもらった時も、もう竹中さんのアドリブに私は本当に弱くて、ツボをガッチリ刺激されてしまって、今回も覚悟はしてたんですけど、ヤバかったです(笑)」と笑いと驚きを隠せない様子で振り返った。井上も「すごいすね。たぶんずっと見ていられますね。あの竹中さんワールドに耐えに毎日現場に通うっていう、そういうところでしたからね、僕たちは(笑)。楽しく撮影させていただきました」と笑いをこらえながらコメントした。

 竹中のVTRに続いて、ドラマを手掛ける山本博紀プロデューサーは「このドラマ『イケメン共よ メシを喰え』=『イケメシ』の見どころは、たくさんあるんですけれども、一番の見どころとしましては、やっぱり食事シーンかなと思っておりまして。グルメドラマというものもたくさんあると思うんですけれども、多くはグルメというか、料理にフィーチャーした、どうおいしく見せるかというドラマが多いと思うんです。この作品に関しては、もちろんそこもあるんですけど、料理を食べるように一番こだわって撮ったというところが見どころかなと。イケメンがどう撮っていけばカッコよく、時に繊細に見せられるかと。(主人公の)好美に関してもどう見せていけば美しく奇麗により色っぽく描けるのかというところ。キャストとスタッフ一丸となって、そこに一番こだわった作品です」と見どころを語った。

「イケメン共よ メシを喰え」筧美和子&井上祐貴、竹中直人の自由すぎるアドリブに爆笑

 筧は「原作も今回の脚本もすごく面白くてワクワクしながらも、好美という役がすごくテンションや熱量が高い人なので、演じ切れるのかなって、少し不安もよぎりながらだったのですが、本当に周りの方々のおかげで、どうにか好美という人物を作ることができたなという感じですね、今思うと。最初は不安が大きかったんですけど、すごく内容が面白かったので、これはぜひやりたいなとも思いました」とオファーを受けた時の心境を交えて明かした。

 そして、「やっぱり食事シーンが、すごく大事になってくるので、自分の食べているところを撮ってみて、『私って人に食べている姿を見せられる食べ方をしてるのかな?』とか、そういうところもあらためて自分で自分の姿を見たりして、最初は不安が大きかったです。いろいろと食べている人のものは見たんですけど、今回原作もそうですし、豪快に食べている印象が強かったので、そういう映像ってなかなかなくて、男性のはよく見るんですけど、女性でというのがなかなかなかったので、オリジナルで挑もうと思い、男性の食べ方とかも見つつ、でも、絶妙なラインを狙いたいなと思って探り探りやってました」と、役づくりのために研究したことをうかがわせた。

「イケメン共よ メシを喰え」筧美和子&井上祐貴、竹中直人の自由すぎるアドリブに爆笑

 一方の井上は、本作への出演について「すごくうれしかったです。一番うれしかったポイントとして、僕はグルメを題材にした作品にすごく出たいなと思っていて。その理由としては、僕自身も、例えばラーメンを自分が食べたいと思った時に、もっとラーメンを食べたくなる体に仕上げて食べたいんです。そのためにラーメンをおいしそうに食べている人の動画を見る。ラーメン食べてる動画とか調べて、見て、『今、めっちゃラーメン食べたい』ってなった時に食べるんですよ。それは、ドラマとかに限らず、なんでもいいんですけど、自分がおいしそうと思った動画を見る。それでそそられて自分も食べるっていうのが、割と好きで、それを自分が逆に与える側になるというのが、うれしくて。自分がやるつもりで見ていないんで、自分が食欲をそそる食べ方をする目線とは違って。そういうのをすぐ調べましたね」とグルメドラマへの情熱を語り、喜びを表した。

 また、視線を感じながら食べることには「最初はちょっと小っ恥ずかしかったですし、例えばラーメンの汁とか散ってないかな?とか、そういうのを最初は考えていたんですけど、考えてちゃだめだなと思って。そういうのを考えずにがむしゃらに食べているのを、見ている方たち、目の前にいる好美とかもそそられるだろうなと、気にせずにガツガツ食べましたね。あと、大きな口を開けて食べるというのを一番ベースとして意識しました。僕がおいしそうに見える動画では、どの方もおっきい口を開けて食べるんですよね、どんなにちっちゃい物でも(笑)。(口に)入れるまでの時間をすごい有効に使っていて『こういうことか!』と思ったりしました」と伝えた。

 撮影現場で印象に残っているエピソードに関して、筧は「本当に、竹中さんにたくさん笑わせていただいて、会社のシーンは楽しみでもありつつ、竹中さんの笑いに耐えれらるか?っていう心配もあって、井上くんが演じる細見が笑わないキャラクターなんですよ。なので、私よりも誤魔化しが効かなくて、気が付いたら口の中に口内炎がいっぱいできたって言ってて(笑)」と井上に振ると、それを受けて井上は「笑いを我慢する時に自分の体の極限の時です。これは本当に我慢しないと現場に迷惑がかかると思ったら、見えないところで刺激を与えるんですよ。本番中にめっちゃつねったり。そこに集中を持っていって笑わないようにするとか、口の中をギューっとかんだりとかしないと耐えられないくらいの時は、最終手段として使うんですけど。それを今回は乱発しすぎて。ちょっと身を削りながら、竹中さんのアドリブと戦ってましたね(笑)」と満身創痍の様子を明かし、さらに筧も「痛みと戦いながら(笑)。でも本当に楽しい現場でしたね」と笑顔で振り返った。

 今回登場するイケメンが、「ウルトラマンタイガ」(同系)に出演していた井上含め、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」などの特撮出身者が多いことについて、山本プロデューサーは「井上さんに関しては、本当に原作の細見という役にどハマりだったので、もう、井上さんで行こうと最初から決まってたんで。その時は、特撮とか考えていなかったですね。ただ、後々いろんなゲストをキャスティングしていく中で『あれあれ?』っていうところになって(笑)。そこも打ち出せる要素なのかなというところで、途中からちょっと意識はしながら、これはちょっと寄せていこうかなという部分はあったんですけど。いいメンバーでイケメン集団が作れたなと思っています」と狙いを明かした。

 それを聞いた井上は「でも、結果的に見るとだいぶ意識している結果になりましたね。僕もすごく上がっちゃいましたもん。『本当ですか?』って(笑)」と喜び、「特撮出身の共通点を感じるか?」という記者からの質問に「めちゃくちゃありますね。でも今回、撮影が誰一人一緒になってなくて。各話のゲストの皆さんなので、僕はというか、細見はそこにいないので。一緒の現場で話をすることなんてできなかったんですけど、次にそういう機会があれば、したいなと思います。やっぱりうれしいですよね。特撮が好きで応援してくださっている方たちも、これをきっかけにこの作品を見ていただけるのかなとも思うので、僕としてはうれしかったです」と語った。

 最後に、筧は「グルメにイケメンに人間関係、恋愛模様にすごく盛りだくさんなドラマになっていて、人間関係というか、生活の部分ではちょっとファンタジーな感じなんですけど、食べているところっていうのは、すごく無防備で生々しくて、そのバランスが今までのグルメドラマにはきっとないんじゃないかなって、すごく皆さんが一度見たら癖になるドラマだと思います。そして、深い時間ですが、見てくれた方の明日の活力になるような、そんなドラマでもあると思うので、ぜひ、多くの方に見ていただけたらうれしいです」と視聴者へ呼びかけ、会見を締めくくった。


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