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パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」2022/07/06

パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」

 パンサーの尾形貴弘が、NHK総合で7月13日にスタートする「笑わない数学」(水曜午後11:00)のリモート会見に出席し、見どころを語った。

パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」

 同番組は、尾形が難解な数学の世界を大真面目に解説する異色の知的エンターテインメント番組。「リーマン予想」「フェルマーの最終定理」「連続体仮説」「四色問題」「ガロア理論」「abc予想」「確率論」「P対NP問題」「カオス理論」「ポアンカレ予想」「暗号理論」「虚数」など、天才数学者をも苦しめてきた数々の難問、そして美しくも不思議な知の世界を、1回30分ワンテーマ、ギャグ封印で、トコトン分かりやすく掘り下げていく。

パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」

 はじめに、制作統括の井手真也氏が「数学は難しいので、一生懸命その難しさを乗り越えて伝える情熱を持った方にMCをお願いしたく、番組が決定した時に、瞬間的に尾形さんしか浮かばなかった。尾形さんのために作ったような番組」と尾形の起用理由を語ると、尾形は「本当ですか!? 3番手ぐらいじゃないんですか…」と謙遜しつつも、「うれしいな」と笑顔。オファーを受けた際は、「100%ドッキリだと思った」そうだが、収録を3回ぐらいしても、ネタバラシが入ってこないので、ようやくドッキリではなかったと確信がもてたのだとか。また、今回のオファーには不安しかなく、「(自分がMCを務めるのは)絶対無理だと思った」とのことだが、「仕事を断ったら、それがほかに伝わって、『あいつ仕事断るのか』みたいになるのが嫌だった。だからやりましたけど、やってよかったです」とぶっちゃけた。

 これまでサッカーのスポーツ推薦で大学まで進学し、勉強はしてこなかったという尾形。数学に関しては、小学生の頃は「たかしくんがリンゴを二つ持ってきて」というような文章が好きだったので、嫌いではなかったそうだが、「NHKでこんなこと言ったらあれですけど、中学・高校・大学は授業中は寝ている、という感じでした」と勉強は苦手な様子。MCをするにあたり、毎回放送時間より長い1時間は説明を受けながら勉強していることを明かし、「教えてくれる人が上手。すごく熱意を持って上手に教えてくれるので、こちらも熱意を持って応えなきゃいけない」と真剣に学んでいることを報告した。

 番組では「数学の基礎とかじゃなくて一気にすごいところまでいく。そこそこ数学が好きな人も分かんないぐらいのやつをやる」と説明し、その難解な内容に「戸惑いましたけど。スケールのでかい番組ですね。相当興味ある人じゃないと見れないんじゃないかなとも思うんですが、僕が、柔らかくね。そこが僕の使命だと思ってるんで。数学が苦手だったり、僕みたいに数学に触れてこなかった方にも見てもらいたいですね。もう本当にたくさんの人に見てもらいたいです」と幅広い層に視聴を呼び掛ける。そして、「『笑わない数学』を見たっていう人が数学者になって、社会に貢献してほしいっす! よりよい社会に貢献できるんだから、数学っていうのは。それで俺のおかげって言われたいですね」と色気を出した。

 これまで、泥んこになったり、パンイチになるなど、体を使った仕事しかしてこなかったので、頭を使う今回の番組を経験し、「頭が疲れるということを初めて知った」というが、数学の面白さも感じているようで、「数学って、『答えはこれしかない』と思っていたんですが、実は違くて、公式ができるまでにいろんな人の苦労があったり、証明されてない部分もいっぱいあって、今、現在も数学者たちは人生を懸けてやってるわけですよね。そういう部分も面白いです」と新たな気付きを楽しんでいる。

 また、今回の出演には妻や両親が大喜びしているらしく、「普段の僕のキャラだと幼稚園でとか親戚に何か言われるじゃないですか。普段そんな仕事ばかりですけど、今回はスーツで、ちゃんと服も着ているし、知的な感じもあるし、勉強もしているし!」と誇らしげに語った。

 番組に出演したことで、食事の席などで、数学に関する知識を披露しているという尾形は、「僕の中ですごく役に立っていますね。知らないことを吸収するのが楽しい。もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない…そんな甘いものではないですけど、僕も何かできることを証明したいです!」と力を込める。

 「自身の一生懸命さが今回のMCへの起用につながったのでは?」と聞かれると、「自分には、(お笑いの)腕がないんで、もう一生懸命やるしかない。大学にサッカーで入ったんですけど、酒、女、ギャンブルで練習に出なくなったりして挫折したんですよ。その時に、人生がもう本当につまらなくて。もう、ああいうふうになりたくない!と思っていて。だから今、一生懸命やっているんです。内容は難しいけど、何とか食らいついていかないと。スタッフさんには正直、相当迷惑をかけています。でもやります!」と過去の失敗を踏まえつつ、意気込んだ。

 質問者が変わるたびに「必ず見てください! いっぱい宣伝してくださいね」とアピールしていた尾形は、最後、本番組では封印されている自身のギャグ「サンキュー!」と元気いっぱいに叫び、会見を締めくくった。

パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」
パンサー・尾形貴弘がギャグ封印!「笑わない数学」でMCに挑戦。「もしかしたら僕が数学者を目指すかもしれない」

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