ラランド・サーヤ、ゾフィー・上田、いおりがアニメ監督に挑戦。力作を宮田俊哉らが絶賛！2022/06/11
フジテレビでは本日6月11日に「芸人アニメ監督」（午後4：30、関東ローカル）を放送。番組では、オリジナリティーあふれる発想を持つ、サーヤ（ラランド）、上田航平（ゾフィー）、いおりの3人の芸人に、短編アニメ制作をオファーし、脚本作り、キャラクターデザイン、コンテチェック、声優キャスティング、アフレコなど、アニメ監督に挑戦する3人の様子を8カ月にわたって密着した模様を伝える。
今回のアニメ制作には、歴史的作品を数々世に放ってきた東映アニメーションが全面協力。完成した作品を3人の監督と一緒にスタジオで鑑賞するのは、アイドル界のアニメ好きから声優としても活躍する宮田俊哉（Kis-My-Ft2）、アニメや漫画、映画にも造詣が深い宇垣美里、エンタメの批評考察が大人気の漫画家・山田玲司氏、芸人の向井慧（パンサー）といった、各界のアニメ好き4人だ。
所属事務所の社長を自ら務め、芸人としての活動の傍らバンド活動も行うなど、マルチな才能を発揮しているサーヤの監督作は、芸人の“出待ち”をする女性ファンたちのマウントバトルを描いた「DEath MAtCH～リアルに恋してる～」。東映アニメーションのスタッフに対して「相方のニシダに注文するくらいの熱量で強く出た」と語るサーヤの妥協しない姿勢に、「庵野秀明監督のドキュメンタリーのよう」（宮田）、「芸人あるあるが詰まっている」（向井）などの声が飛ぶ。随所に散りばめられた、サーヤならではの鋭い視点にも注目だ。
さまざまな芸人にネタを提供し、コントの作成能力には定評がある上田の監督作は、誰もがよく知る童話「うさぎとかめ」をベースにした「うさぎ」。「童話の見方を変えたい。ダメキャラのアナザーストーリーにしたい」と話す上田が、脚本に悩みまくる様子、そして冒頭の“つかみ”にこだわるあまり、26回もアフレコのやり直しを求める姿には「ガチなドキュメンタリーを見た」（山田氏）と驚き、スタジオもざわつく。
3人目は、オーディションによって選ばれた若手芸人・いおり。独特のキャラクターと美大出身という経歴を生かしたフリップ芸で注目されている“いおりワールド”について、百戦錬磨の東映アニメーションのスタッフ陣も「理解できるかどうかは置いて、人にはない発想」と絶賛。「変わった動物たちが住む世界」をテーマに、キャラクターデザインと7体のキャラクターの声もすべていおり自身で担当した「Over The Rainbow」は、「1回見ただけでは理解不能。常人には作れない」（宇垣）、「こういう天才がいる」（上田）と称賛を浴びる。
サーヤは「アニオタキャラじゃない私に監督のオファーが来たのでびっくりしました。たった数分のアニメのために、これだけの人と工数がかかるとは思っていなくて、アニメってこうやって作るんだという驚きの連続でした。このシーンを入れたいけれど削らないと時間内に収まらないとか、そういった折り合いを自分の中でつけるのが苦しかったですが、世の“監督”たちはこういうことと戦ってきたんだろうなと思いました」とプロへの尊敬の念を口にした。
上田は「コントと違ってアニメは無限にやりたいことができるので、“めちゃくちゃアイデアの在庫ありますよ！”という気持ちでオファーを受けました。でも、自分の密着映像を見た時に、“悩んでないで早く決めろよ！”という気持ちになり、そこには思ってもみなかった自分がいました（笑）。自分のコントはなんのいい影響も与えないから、今まで1回もこんなこと思ったことがなかったんですが、初めて子どもたちに見てほしいと思った作品です」と自身をのぞかせる。
いおりは「東映さんとアニメを作るっていうのは、美大生だった私にとっては夢で、芸人として何の偉業も成し遂げていないのに、こんなご褒美みたいな企画をやらせてもらって裏口から入学したような気分です。プロのテクニックや指導で想像以上の作品になりました。見る人によって見え方が変わってくる作品だと思うので、何も考えずに見てほしいです。あと、この作品の中には『はひふへほ』が隠れているんです。見つけたらラッキー！って思ってください」と見どころを挙げている。
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