渡辺大がコメディー群像劇「シネコンへ行こう！」で連ドラ初主演。北乃きいと8年ぶりに共演2022/06/02
渡辺大が、BS松竹東急で7月4日からスタートする月曜ドラマ「シネコンへ行こう！」（月曜午後10：30）で連続ドラマに初主演することが分かった。さらに、北乃きいが、映画「僕は友達が少ない！」（2014年）以来8年ぶりに渡辺と共演する。
ドラマは、ある地方都市のシネマコンプレックス（通称・シネコン）を舞台にした、笑いあり涙ありのコメディー群像劇。支配人やマネジャー、アルバイトなど、シネコンで働く人々にスポットを当て、彼らの仕事や映画に対する姿勢を描く。同時に、それぞれが抱える事情や複雑な人間模様、ラブ要素などを盛り込み、お仕事ドラマとしてだけでなく人間ドラマとしても楽しめる内容となる。
渡辺が演じるのは、営業不振にあえぐシネコン「シネマインみらい」の支配人として働く主人公・水沢健太。好きな映画を作りたいという思いで仲間と自主映画などを撮っていたが、ものにならず、東京のシネコンで働き始めて支配人になるも、できることが限られ、今は熱意を失っている。しかし、周囲には優しく、時には頼りになることもある人物だ。
渡辺は「新しいBS松竹東急という局で新しいチャレンジをさせていただき、光栄です。連ドラの主演は初めてなのでドキドキだったのですが、楽しみながらやっていければと思います」と率直に喜びを伝えつつ、「昔の『蒲田行進曲』のように、撮影現場や映画業界の裏側を描く作品はとても面白いので、ニヤニヤしながら台本を読んでしまいました。早くシネコンのメンバーが動く姿を見てみたいです」と期待を寄せる。
演じる役柄については「水沢健太はマイペースな憎めないキャラなので、力を入れすぎず、うまく脱力した芝居でみんなとうまく融合したいです。今回は支配人という役どころですが、もし実際にシネコンで働くとしたら、昔なら『ニューシネマパラダイス』のアルフレードのように映写機を扱ってみたいですね。でも、シネコンはデジタルなので、コンセッショナリーでホットスナックを作りたいです。個性的なメンバーとシネコンの裏側を面白おかしくお伝えしたいと思います。楽しんで見ていただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします」と意気込んでいる。
そして、「シネマイン」の本体会社である「東竹」から出向してきた新人マネジャー・中塚香織に北乃が扮（ふん）する。映画館の仕事は初めてで、劇場のことは知らないことばかりである香織は、正義感が強く、納得できないことは誰であろうと言わずにはいられない性格。やる気のないスタッフに腹を立て、自ら動こうとするが、直截的な物言いで客を怒らせたり、見かけによらず不器用だったりするが、実は彼女には秘密がある。
北乃は「普段から利用させていただいているシネコンを舞台にした作品に携わることができて、うれしかったです。とっても面白いお話で、台本もあっという間に読み終えてしまいました。シネコンの裏側を垣間見られるところが、このドラマの見どころになってくるのではないかと感じました」と作品の魅力をアピール。
シネコンにはさまざまな仕事があるが、「もし実際にシネコンで働くとしたら、おいしいポップコーンを作ってみたいです！」とはつらつと語り、「私が演じる中塚香織は真っすぐで、ハッキリと物を言う役柄ですが、ドラマ後半にかけて香織がどう変化していくかが大切にもなってくるので、そこを繊細に演じたいと思います。このドラマを見ればきっと『シネコンへ行こう！』と思ってもらえるはずなので、ぜひ楽しんで見てください」と呼び掛けている。
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