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milet、Awesome City Clubがフルオケで熱唱! 蔦谷好位置プロデュースのコンサートに角野隼斗も出演2022/03/10

Awesome City Club「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 NHK総合で3月12日、北海道・札幌出身の音楽プロデューサー・蔦谷好位置が企画・構成を手掛けた札幌交響楽団のコンサート「MUSIC IN THE BEST POSITION(ミュージック・イン・ザ・ベストポジション)」(午前10:05、北海道ローカル)が放送。milet、Awesome City Club、ピアニスト・角野隼斗ら人気アーティストに加え、北海道出身のシンガーが地元のオーケストラと共演し、音楽のジャンルを超えたコラボを繰り広げた。

milet「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 コンサートはNHK札幌拠点放送局と札幌交響楽団(通称・札響)が、「音楽は好きだけど、クラシックがオーケストラに触れる機会が少ない」という若者向けに主催。札幌コンサートホールKitaraを会場に、約750人の観客を集めて公開収録が行われた。ここでは、イベントの模様をリポートする。

 コンサートの冒頭、蔦谷は「オーケストラのファンにはポップスの魅力を、ポップスのファンには生のオーケストラの迫力を、参加アーティストには『自分たちの楽曲がこんなすてきな曲に生まれ変わるんだ』と感じていただきたい」と意図を説明し、「イベント名(BEST POSITION)に恥じないコンサートを保証します!」と開幕を宣言。

 札響による「カルメン前奏曲」でスタートした前半は、蔦谷が「一番好きなスーパーピアニスト」と称賛する角野が登場し、「パガニーニの主題による狂詩曲」のピアノコンチェルトを披露。札響と初共演という角野は「いろいろなジャンルの音楽との橋渡し役を僕も担いたい」と意気込みを語った。

角野隼斗「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 すると今度は、海外からも注目を集める札幌出身のヒューマンビートボクサー・SHOW-GOが真っ赤なジャケットに身を包んで登場。札響、角野と共に、自身の曲「Like Falling Stars」を演奏し、場内の雰囲気をガラリと変えた。

「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 さらに、蔦谷は「北海道にも、これから活躍が期待される素晴らしいアーティストがいます」と話し、小樽出身のシンガー・Furui Rihoと札幌出身のシンガー・駒津柚希を紹介。Furuiは「嫌い」「I’m free」の2曲を、駒津はゼッド&アレッシア・カーラによるヒット曲「Stay」とSuperflyの代表曲「愛をこめて花束を」の2曲を、それぞれパワフルに歌い上げた。

「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」
「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 ここで前半終了。ところが、休憩中のステージ上には角野とSHOW-GOが再び登壇し、即興でパフォーマンスを展開。「昨日初対面したとは思えない」と蔦谷も驚く、見事なコラボで魅せた。

 コンサート後半には、miletが登場し、メジャーデビュー曲「inside you」と新曲「Flare」を熱唱。「オーケストラとの共演が夢でした。Flareはふわっとした雰囲気ですが、オーケストラバージョンは迫力があります」とフルオーケストラの演奏に感激した様子。3曲目となるNHKウィンタースポーツテーマ曲「Fly High」では、角野のピアノも加わったスペシャルコラボで場内を沸かせた。

milet「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 続いては、Awesome City Club。「都会的でおしゃれな楽曲が、オーケストラとの共演でどうなるのか」と蔦谷が聴きどころを語る中、ラブソング「ceremony」と「On Your Mark」のアコースティックバージョンを披露。大ヒット曲「勿忘」を、角野のピアノとともにコラボ演奏すると、大きな拍手が沸いた。演奏前には、ボーカルのPORINが、プロモーションなどでたびたび訪れる札幌について「大好き!」と話すと、蔦谷が「うれしいですね」と地元目線で答える一幕もあった。コンサートの最後は、角野と札響による「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18第3楽章」で締めくくられた。

Awesome City Club「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

 蔦谷は「ポップスは今やコンピュータで作るのが主流ですが、コンサートホールで、生演奏で聴くことで、音はふくよかになり、立体感や広がりも体感できる。奏者のテンポやピッチの揺れまで感じられるのも魅力では」と語り、「今は大変な世の中ですが、音楽は救いの一つになる。クラシックやポップスだけではない、ジャンルを超えた音楽の可能性を感じていただければ幸せです」と呼び掛けた。

【出演者 コメント】

◆角野隼斗 
「蔦谷さんだから実現できたコンサートに携わることができて楽しかったです。普段は『勿忘』の3分後にラフマニノフを演奏することはまずなく(笑)、新鮮でした。このイベントは、クラシック以外を聴かない方に、ビートボックスを含めたさまざまな音楽を伝える視点が新しいと思います。SHOW‐GOさんを知らない観客も、彼のビートを聴けば格好いいと思ったはず。クラシックとポップス、双方向にいい影響が広がることは、僕にとっても非常にうれしいです」

◆Awesome City Club  
PORIN 「多幸感をお客さまと共有できた夢のような時間で、もう1ステージ歌いたいくらいです! これも、蔦谷さんとのご縁があったから。とても感謝しています」

モリシー 「一緒の曲を、同じゴールに向かってたくさんの方と演奏するという体験は初めてで、とても心強かった。緊張を楽しめました」

atagi 「非常にモダンなものを見せていただいた気がします。東京でも触れる機会がない試みで、センスの光る時間でした。すごく幸せでした」

蔦谷好位置「MUSIC IN THE BEST POSITION 蔦谷好位置×札幌交響楽団」

◆蔦谷好位置 
「9カ月前から準備し大変でしたが、この状況下でアーティスト全員が集まることができ、最高のパフォーマンスをしてくれた。非常に光栄ですし、うれしいです! 以前、なかにし礼先生と一緒に“北海道の歌”の曲を作らせてもらった時、『お前は音楽しかできない男だろう。だからこそ北海道にできることがあるのではないか』という言葉をかけていただき、『バトンを受け取ったな』と電気が走りました。キャリアを重ね、地元にできることを考えていた時に、このお話をいただき、何としても成功させたかった。信頼するアーティストにお声掛けし、実現したのが本当にうれしかった。また機会があれば、音楽でできることに取り組みたいです」

 なお、同番組は、NHKプラス(https://plus.nhk.jp/)で放送後1週間、配信される。


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