FANTASTICS・佐藤大樹「昔から禁断の恋が好きだったみたい」バレンタインの思い出告白! 見上愛とのW主演作で「“liar旋風”を起こしたい」2022/02/15
佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)と見上愛がダブル主演を務め、TBSほかで2月15日にスタートするドラマイズム「liar」(MBS=火曜深夜0:59、初回は深夜1:09/TBS=火曜深夜0:58、初回は深夜1:08)の1話・2話先行試写および完成披露トークイベントが行われ、佐藤と見上をはじめ、川島海荷、太田基裕、古川雄輝、熊坂出監督が参加した。
原作は、人気小説投稿サイト「エブリスタ」で累計1500万PVを達成、コミック版は電子から単行本という異例のヒット経歴をたどり、累計200万部突破した(紙・電子合計)、作画・袴田十莉氏、原作・もぁらす氏による話題作。同じ部署の無愛想な先輩・市川一哉(佐藤)のことが大嫌いな新社会人の成田美紗緒(見上)だが、ふとしたことから始まったメールのやりとりで、少しずつ彼のことが気になりだす。好きな相手に素直になれなかったり、体と心が裏腹だったり、悪くてずるい“大人の恋愛のリアル”をのぞき見ることができる、新感覚のラブストーリーとなっている。
佐藤と見上は地上波ドラマ初主演。佐藤は「1カ月間魂を込めて撮影に臨みました。初主演は人生で一度しかない機会。顔合わせの際に監督が『この作品を代表作にしたい』とおっしゃっていて、聞いた瞬間、監督がそう思うなら、自分もその気持ちに負けないぐらい、初主演にして代表作にできたらいいなと思いながら作品に臨んでいました」と気合を入れて撮影に臨んだことを伝える。
演じる市川は、彼女がいながらも会社の部下である美紗緒と関係を持つ、エリートサラリーマン。肉体を披露する刺激的なシーンも多いことから、「台本を読んで、これほど体をあらわにするシーンがあるんだとびっくりして、体作りを一からしたのと、これまで学生の役が多くて、サラリーマンの役が初めてだったので、大人っぽいしぐさの練習をしました」と役作りを明かした。
そんな佐藤について、上司である出野司を演じた古川は「クールにストイックに作品に向かっていた印象」と上司目線で評価し、「脱ぐシーンのためにトレーニングしていたようで、楽屋には高タンパク質、低脂質の食べ物が用意されていた」と明かすと、佐藤は「なんでもお見通しですね(笑)。その通りで、高タンパク質、低脂質を常に食べていました」と観察されていたことに驚いた様子だった。
市川と秘密の関係を持ち続ける美紗緒を演じた見上は、「地上波初主演ですが、主演だからといって、気負いすぎないようにしようと心に決めていて、共演者や監督にゆだねながら、とにかく楽しもうと思って撮影に臨みました」と振り返り、「(演じた)美紗緒ちゃんは物事に真っすぐぶつかっていく子。私は普段、心のよろいをセットして物事と対面していますが、それが一切ないので、傷ついたことは正しく傷つくように意識しましたね」と役作りについて触れ、「浮気相手と分かってやっているのは褒められたことじゃない。でもイチさん(市川)のことが好きという真っすぐな思いでぶつかっていくので、そこに注目していただくと嫌な女の子じゃなくて、自分にもある要素かもしれないと思ってもらえる気がしています」と訴えた。
また、目隠しをした出演者たちの顔や体をめがけて思い切りペンキをぶちまける衝撃的なオープニング映像の撮影は、口の中にもペンキが入るなど、とてもハードなものだったそう。佐藤は「撮影が始まったばかりの、現場の雰囲気もまだ出来上がっていない段階に、ふわふわした中で撮影したんです。大変だったのですが、話題になるようなオープニングにしたいと監督がおっしゃっていたので…」と監督の強いこだわりで撮影されたことを告白。熊坂監督は「口に入れても問題ないペンキで撮影しましたが、タイトな撮影スケジュールもあって、最後まで撮影するか悩みました」と熟考した上で撮影したことを明かした。撮影ではせき込んでしまったという見上だが、ほかの出演者たちの動じない姿を見て、「先輩方は違うなって思いました」と先輩をたてると、市川の婚約者・田所裕子役の川島は「先に撮影していた古川さんの様子をお手本にやりました」と振り返り、古川は「目隠しをして、何も見えない状態だったので非常に不安でしたね」と撮影時の心境を語った。
この日はバレンタインデーとあって、それぞれバレンタインの思い出を披露するコーナーも。佐藤は「初恋は保育園の先生。当時から禁断の恋をしていたんだなと思います」と作品の内容に絡めて意味深に話し、「みんなが帰った後、毎日先生とイチャイチャしていました。バレンタインデーの日に先生に『こっちに来て』と言われてチョコをもらったんです。それが人生で初めてもらったバレンタインチョコ。昔から禁断の恋が好きだったみたい」とかわいらしい思い出を紹介。
中高女子校で、友達同士でチョコを贈りあっていたという見上は、「毎年100個以上のチョコレートをゲットしていた」そうで、当時は誰からもらったものかも分からないまま「おいしいなと思いながら食べていた」とにっこり。お返しには「お弁当の保冷剤代わりに持って行った冷凍枝豆を一房、二房ずつ」を配っていたそうで、「甘いものは飽きちゃうと思っての配慮のつもりだったけど、結構引かれていましたね」と独特の感性でトークを展開していた。
一方、美紗緒が憧れる優秀な商社マン・上条譲を演じた太田は、「僕は中高男子校だったので、チョコレートとは無縁で、学生時代のチョコはゼロでした。女子高はすごいですね。男子校はむしろ『バレンタイン、ふざけんな!』という感じでしたからね」と笑い、会見前に見上からもらったチョコレートを「宝物のようにしたいなと思います」と喜んでいた。続く古川も「バレンタインデーは学校の行事でバレンタインパーティーがあった。男子はチョコをもらえるかもと思って最後まで残ってそわそわしていたけど、結局もらえず、結果はゼロでしたね」と苦い思い出を語った。
学生時代のバレンタインデーはいつも現場だったという川島は、バレンタインデーの前日は友達に手伝ってもらいながら、200枚以上のクッキーを「業者のように焼いていた」と振り返り、「だから10代は本命チョコの記憶がない。今日がバレンタインデーだということもさっき気づいた。反省しなきゃですね」と苦笑していた。
さらに、異性のしぐさを「あり」「なし」で判断するトークコーナーでは、見上が挙げた「ボーっと考えている時の気の抜けた表情」をジャッジ。全員「あり」となり、佐藤は「隙を見せられると、ギャップに心つかまれますね」と理由を語り、太田は「大好物です。撮影中も皆さんの素の表情が見られると、同じ人間なんだなと安心できました」とコメント。見上は「完璧じゃない人間味にひかれる」と述べた。
続く、佐藤が挙げた「物を食べた時に、まだ口に物が入った状態で『おいひぃ~』という言う人」という特殊な設定には、けげんな反応を見せる佐藤以外の出演者たち。佐藤が「“あざと女子”というか、“早く感想を伝えたい!”という思いが感じられてひかれますね」とその理由を説明すると、「それなら分かるかも」と共演者たちは口をそろえていた。
最後のあいさつで熊坂監督は「相手のことも思いやる気持ちだけしかないこの5人が、真逆のキャラクターを演じています。どのシーンでも役に奉仕してくださって、さらけだしてくださいました」と演者の頑張りについて言及。見上は「正直、見ていただくのが怖いという気持ちがないかと言われたらうそになるんですが、私自身が役と表裏一体になって、傷ついたり喜んだりしたシーンが多いので、自分をさらけだしているという怖さもあります。いろんなことがずれていってしまう面白さを楽しんでもらえたらうれしいです」と呼び掛ける。
そして佐藤は、美紗緒と市川の視点が入れ替わりながら物語が展開していくことから、「1、2話合わせて楽しんでほしいですね。1、2話で初回だと思って楽しんでほしいです。物語にうそがないように、僕たちは精いっぱい役を生きて、演じたので、誰かに感情移入できるような作品だと思います。モノローグに重きをおいていて、挑戦的な作品になっていると思いますので、SNSで感想を伝えてもらえたらうれしいです。作品に“沼”っていただいて、“liar旋風”を日本中に起こせるような作品にしたいと思います」と作品に対する熱い思いを語った。
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