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【北京オリンピック・2/13◆本日の見どころをピックアップ】スピードスケート女子500m・小平奈緒の連覇なるか2022/02/13

北京五輪2022代表選考会 スピードスケート・小平奈緒 写真:森田直樹/アフロスポーツ

 フリースタイルスキーは、女子スロープスタイル予選と女子エアリアル予選が行われる。スロープスタイルはスノーボード種目と同じく、レール、ジャンプ台などが設置されたコースをさまざまな技を披露しながら滑走し、技の難易度などを採点により競う。予選は2回滑走し、高い方の得点が採用。上位12人が決勝に進む。有力選手は8日に決勝が行われたビッグエアと共通しており、ビッグエア金メダルの谷愛凌(中国)、銀メダルのテス・ルドゥー(フランス)らは順当に決勝に進みそう。ビッグエア/スロープスタイル日本代表の近藤心音は、現地での練習中に右ヒザを負傷し、ビッグエアを欠場。スロープスタイル出場に向け調整していたが、エントリーしなかった。

 エアリアル予選は1回目で上位6位タイまでの決勝進出が決定。残りの選手で2回目を行い、さらに6人が決勝に進む。10日に行われた混合団体でアメリカの金メダルに貢献したアシュリー・コールドウェル、銀メダルを獲得した中国のメンバーで、女子選手ではもっとも高い得点をマークした徐夢桃らが順当に決勝に進めるかに注目。

 ボブスレーは新種目の女子1人乗り(モノボブ)の1回目、2回目が行われる。競技初の個人種目であり、女子のみの種目(女子は1人乗りと2人乗り、男子は2人乗りと4人乗りが実施)ということもあり、どんなレースが展開されるか注目される。注目選手は2021年世界選手権で初代女王に輝いたケイリー・ハンフリーズ、過去3大会の女子2人乗りでメダルを獲得しているエラナ・マイヤーズ・テイラー(ともにアメリカ)、公式練習で好タイムを出したラウラ・ノルテ(ドイツ)ら。

 アルペンスキーは男子大回転が行われ、2回滑った合計タイムでメダルを争う。今季W杯の複数種目で好成績を挙げながら、今大会はまだメダルがないマルコ・オデルマット、今大会複合4位のジュスタン・ムリジエ(ともにスイス)、2021年世界選手権大回転の優勝者マチュー・フェーブル(フランス)らが有力選手。

 クロスカントリー男子40km(4×10km)リレーが行われる。1チームは4人で構成で、前半2人がクラシカル走法、後半2人がフリー走法で滑走すの女子(20km)と同じ。日本は馬場直人、宮沢大志、山下陽暉、廣瀬崚が出場。上位入賞目指す。金メダル候補はノルウェー。

 ショートトラックは男子500mの準々決勝から決勝までと、女子3000mリレー決勝及び順位決定戦が行われる。男子500mは今大会1000m金メダルの任子威ら中国勢と、シャオリンサンドル、シャオアンのリュウ兄弟(ハンガリー)がメダル争いの軸になりそう。女子3000mリレー決勝は、予選でトップタイムをマークしたオランダが一歩リードか。地元中国も積極的なレースを仕掛けてきそう。

 スピードスケートは男子団体パシュート(追い抜き)の1回戦と、この日全競技でもっとも遅く始まるスピードスケート女子500mが行われる。男子団体パシュートは女子より長いリンク2周分長い3200mで競う。日本は出場せず。隊列の先頭の選手は風の抵抗を受けて消耗するため、順番を入れ替えながら滑走するのがセオリーだが、アメリカは先頭交代時の減速を避けるため順番を固定し、後方の選手が前方の選手を押して滑走する新戦術をいち早く採用。今季世界記録をマークし、金メダル候補に躍り出た。予選ではどんな記録をマークするか。

 女子500mは、小平奈緒の連覇なるかが焦点。昨季は股関節痛に悩まされたが復調し、今季W杯前半戦は8戦中1位1回、2位4回、3位1回と安定した成績を残した。W杯4勝で総合1位のエリン・ジャクソン(アメリカ)、2位アンゲリナ・グリコワ(ROC)らライバルたちは手強いが、日本人女子冬季大会初の快挙達成の可能性は十分だ。日本からは平昌大会8位の郷亜里砂と、髙木美帆も出場。髙木は2020年世界スプリント選手権優勝の実績があり、短距離もトップクラスの実力を持つ。

 ほか、バイアスロンは立崎芙由子が出場する女子10kmパシュートと、枋木司、尾崎光輔が出場する男子12.5kmパシュートが実施。カーリング男女予選リーグ計11試合、アイスホッケー男子予選リーグ4試合が行われる。

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