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【北京オリンピック・2/10◆本日の見どころをピックアップ】フィギュアスケート男子のハイレベルな戦いに注目。カーリング女子“ロコ・ソラーレ”の予選もスタート2022/02/10

北京五輪2022 フィギュアSP男子・羽生結弦 写真:新華社/アフロ

 注目はやはり、フィギュアスケート男子フリー。2月8日に行われたショートプログラム(SP)上位24人が4分±10秒の演技を行い、SPの得点と合わせて順位が決定する。

 3連覇が懸かる羽生結弦は、SPでまさかの8位。冒頭の4回転サルコーが1回転になり、無得点になったことが響いた。本人いわく、踏み切りの際、氷上の“穴”(ほかの選手のスケートの刃でえぐられた跡)にはまり、うまくジャンプできなかったとのこと。しかし、その後のジャンプは完璧に着氷し、ステップ、スピンも完成度の高さを見せつけた。コンディションは良好のようだ。フリーではまだ誰も成功したことがない4回転アクセル(4回転半ジャンプ)に挑む。輝きを放ってきた五輪の舞台で、歴史的な演技を見せてほしい。

 2018年平昌大会銀メダルの宇野昌磨は自己ベストを更新してSP3位。連続メダルを視界に捉えた。その宇野をも上回ったのが鍵山優真。団体のフリーで今季世界最高得点をマークしたのに続き、SPでも自己ベストを更新し、2位に。今季は滑るたびに成長している印象で、フリーも大いに期待できる。とはいえ金メダルに最も近いのは、SP1位のネイサン・チェン(アメリカ)であることは疑いはない。SPでは羽生が持っていた世界最高得点を更新。4回転ジャンプを5本組み込んだ高難度の構成を予定しているフリーでも、圧巻の演技を披露するだろう。いずれにしろ日本勢とチェンを軸に、ハイレベルの争いが展開されそうだ。

 この日から始まるカーリング女子の予選リーグにも注目だ。混合ダブルス、男子と同じく10チームが総当たり戦を行い、上位4チームが準決勝に進む。

 平昌大会銅メダルのロコ・ソラーレが、今大会も日本代表として出場。リード・吉田夕梨花、セカンド・鈴木夕湖、サード・吉田知那美、フォース・スキップの藤澤五月という布陣も4年前と同じ(リザーブは本橋麻里から石崎琴美に交代)。目標はもちろん、前回の成績を上回ることだ。予選リーグ初戦は平昌大会金メダル、世界ランク1位のスウェーデンと対戦。いきなり強豪とぶつかるが、平昌の予選リーグで勝った相手でもある。会場の氷の感触を確かめつつ戦い、メダルへの手応えをつかんでほしい。 

 スノーボードは女子ハーフパイプ決勝が行われ、予選上位12人がメダルを争う。3回滑り、最も高い得点が採用される。日本勢は小野光希が2位、冨田せなが5位、その妹の冨田るきが6位で予選を突破。それぞれメダルを目指し、予選以上の難度の高い技で勝負に出る。日本勢に立ちふさががるのは、平昌大会の金メダリストであり、予選1位のクロエ・キム(アメリカ)。平昌大会以降プレッシャーに悩み、競技から離れた時期があったが、出場した試合はすべて優勝している。決勝でも勝負強さを発揮しそうだ。

 スノーボードクロス男子も行われ、女子と同じく予選から決勝までを1日で消化する。今季W杯で好成績を挙げているマルティン・ノアール(ドイツ)、アレサンドロ・ヘメルレ(オーストリア)らが順当に勝ち上がるか。

 スピードスケートは、女子の最長距離種目5000mが行われる。今大会の3000mで前評判通りに金メダルを獲得したイレーネ・スハウテン(オランダ)、銀メダルのフランチェスカ・ロロブリジダ(イタリア)らが好記録をマークしそう。日本からは代表選考会で国内最高記録を更新した押切美沙紀が出場する。

 アルペンスキーは滑降と回転を滑り、合計タイムを競う男子複合が行われる。オールラウンダーといわれる選手でも、もっともスピードが出る滑降と、もっとも正確な技術が問われる回転の両方で好タイムを出すのは難しい。いかに得意な種目で、もう一方の種目のタイムをカバーするかがポイントになる。2021年世界選手権優勝のマルコ・シュワルツ(オーストリア)、2位のアレクシ・パンテュロー(フランス)、今大会の滑降銅、スーパーG金メダルのマティアス・マイヤー(オーストリア)らに注目。

 クロスカントリーは女子10kmクラシカルが行われる。5日に行われたスキーアスロン(15km)で、今大会の金メダリスト第1号となったテレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)、銀メダルのナタリア・ネプリャエワ(ROC)らがこの種目でもメダル争いをリードするか。

 フリースタイルスキーは、エアリアル混合団体が行われる。エアリアルはキッカーと呼ばれる反り立ったジャンプ台から飛び出し、空中でアクロバティックな演技を見せる採点競技。混合団体は今大会から新採用された種目で、3人の合計得点を競う。チーム構成は男子2人、女子1人でも、男子1人、女子2人でもOKだが、各チーム1人目は必ず女子が演技を行う。予選はなく、決勝1回目の上位4チームが2回目に進出し、メダルを争う。1、2回目とも試技は1人1回ずつ。2回目に得点は持ち越さない。世界選手権では過去2回行われ、2019年はスイスが優勝、中国が2位。2021年はROC(RSF=ロシアスキー連盟として出場)が優勝、2位スイスという成績だった。

 リュージュはチームリレーが行われる。女子1人乗り、男子1人乗り、2人乗りの順に滑走し、合計タイムで争う。ゴールラインを通過後、選手がタッチパッドを触ると、次の選手のスタートゲートが開く。予選なしの一発勝負。

 ほかにアイスホッケー男子予選リーグ、スケルトン男子の1回目、2回目が行われる。

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