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【北京オリンピック・2/7◆本日の見どころをピックアップ】スピードスケート1500m、髙木美帆が金メダル候補筆頭として挑む2022/02/07

スピードスケート 高木美帆 写真:松尾/アフロスポーツ

 フィギュアスケート団体はペア、アイスダンス、女子シングルそれぞれのフリーが行われ、メダルの行方が決定する。過去2大会連続で5位の日本は、ショートプログラム/リズムダンス(SP/RD)の最終種目女子シングルで樋口新葉が奮闘し、順位を3位に上げて上位5チームによるフリーへ。そして、フリーの第1種目男子シングルで鍵山優真が自己ベストを更新する圧巻の演技で1位となり、得点を上積みした。最終順位は全種目の合計で決まり、男子フリーを終えた時点で1位は45点のROC。以下42点のアメリカ、39点の日本、30点のカナダ、29点の中国と続く。フリーもSPと同じく1位10点、2位9点…と得点が与えられ、5位でも6点が得られる。1種目で最大4点しか差がつかないため、カナダとの9点差は非常に大きい。初のメダルへ視界良好だ。ペアはSP4位の三浦璃来&木原龍一、アイスダンスはSP7位の小松原美里&小松原尊が出場し、女子は坂本花織が初めてリンクに立つ。それぞれ会心の演技を披露し、そろって表彰台に登ってほしい。

 フリースタイルスキーは男女ビッグエアの予選が行われる。今大会から採用された新種目で、スノーボードの同名種目と同じく、斜度20°以上で30~40mの距離がある斜面を滑り降り、キッカーと呼ばれる踏み切り台からジャンプして空中で大きなトリック(技)を披露。リックの難易度、高さ、完成度などを6人の審判が1人・100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた4人の平均点が得点となる。予選は3回試技を行い、高い方から2回の合計得点が採用され、上位12人が決勝へ進む。舞台となるビッグエア首鋼は、世界初の常設ビッグエア施設だ。

 スノーボードと同様、有力選手はスロープスタイルとほぼ共通している。男子はマティ・スベンサー(オーストリア)、アレックス・ホール(アメリカ)、バーク・ルード(ノルウェー)らがメダル候補。女子は開催国・中国代表のアイリーン・グーが注目の的だ。アメリカで生まれ育ち、母親の母国の代表として初の五輪に臨むグーは、ビッグエア、スロープスタイルに加えハーフパイプでもメダル候補に名を連ねている。3冠の快挙へ向け、最初の種目でどんなパフォーマンスを見せるか。ライバルはアナスタシア・タタリナ(ROC)、テス・ルドゥ(フランス)ら。

 アルペンスキーは女子大回転が行われ、2回滑った合計タイムを競う。連覇が懸かるミカエラ・シフリン(アメリカ)、今季W杯種目別総合1位のサラ・ヘクトル(スウェーデン)、昨季W杯全種目総合1位で技術系(回転、大回転)が得意なペトラ・ブルホバ(スロバキア)らがメダル候補だ。日本からは安藤麻、向川桜子が出場する。

 スノーボードは男子スロープスタイルの決勝が行われ、前日の予選を突破した12人がメダルを争う。それぞれ3回滑り、もっと高い得点が採用される。

 スピードスケートは女子1500mが行われ、2018年平昌大会の銀メダリストの髙木美帆が金メダル候補筆頭としてレースに臨む。平昌以降、世界スプリント選手権、世界オールラウンド選手権でともに優勝するなど全種目で結果を残し、今大会は5種目で代表権を獲得。オールラウンダーとして世界に名をはせているが、世界記録を持つ1500mはもっとも得意にしている種目。今季W杯でも出場した3大会で全勝。五輪の舞台で強さを見せつけそうだ。また、姉の髙木菜那と佐藤綾乃も出場。ともに今季W杯で表彰台に立っており、日本勢の複数メダルが期待される。外国勢ではブリタニー・ボウ(アメリカ)、エリザベータ・ゴルベワ(ROC)らがメダル争いに加わってきそう。

 ショートトラックは女子500mと男子1000mの準々決勝、準決勝、順位決定戦と決勝が行われ、男女とも個人種目初のメダリストが決まる。女子500mは、2021年世界選手権でリレーを含めた全種目を制覇したスザンネ・シュルティング(オランダ)。5大会目の出場で平昌大会金メダリストのアリアンナ・フォンタナ(イタリア)らが軸になる。男子は世界ランク1位のパスカル・ディオン(カナダ)や、シャオリン・サンドル、シャオアンのリュウ兄弟(ハンガリー)らがレースをリードしそう。日本勢は女子500mに菊池純礼、男子1000mに吉永一貴と宮田将吾がエントリーしている。

 ジャンプは新種目の混合団体が行われ、初代五輪チャンピオンが決まる。ノーマルヒル(NH)で行われ、1チームは男女各2人。女子、男子、女子、男子の順に飛び、合計点(飛距離点+飛型点±風補正±スタート位置補正点)を競う。実績では世界選手権4連覇中のドイツが抜4きんでているが、今大会のこれまでの成績を考慮すると、女子の金、銀メダルを独占し、男子もNH4位のぺテル・プレベツがいるスロべニアや、ポーランド、オーストリアなどがメダル候補に挙がる。日本は前日の男子NHで金メダルに輝いた小林陵有、女子4位の髙梨沙羅に、佐藤幸椰、伊藤有希を加えた布陣で臨む。男女両エースは大ジャンプが期待できるため、佐藤と伊藤の得点がカギになる。日本は世界選手権同種目の初代優勝国であり、その後の4大会で2回3位に入っている。五輪でもチーム一丸となり、初代メダルチームとして歴史に名を刻んでほしい。

 カーリングは午前に予選リーグ最終戦が行われ、上位4チームが午後の準決勝で決勝進出を争う。前日夜の試合を終えた時点で唯一負けなしのイタリアと、8試合5勝3敗で並ん3チームのうち、イギリス、ノルウェーが当該チームの対戦戦績により準決勝進出を決めた。残る1枠は、すでに9試合を終えて5勝4敗のスウェーデンと、5勝3敗でイタリアとの最終戦に臨むカナダが争う。準決勝のカードが最終戦の結果で決まるが、好調イタリアが決勝に進む可能性は高いだろう。

 ほかにバイアスロン女子15km、リュージュ女子1人乗りの1回目と2回目などが行われる。

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