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浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?2022/01/06

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 浜野謙太が、フジテレビ系で1月8日にスタートする連続ドラマ「おいハンサム!!」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)に出演。撮影現場での共演者とのエピソードなどを語った。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 本作は、東海テレビが日本映画放送と初タッグを組んで共同製作する、家族×食×恋をテーマにした物語。漫画家・伊藤理佐氏による「おいピータン!!」「おいおいピータン!!」(講談社「Kiss」連載)を中核に、令和の現代にアップデートし、「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など、数ある人気コミックをモチーフにファン垂涎(すいぜん)の映像化となる。ややこしいが情に厚くて憎めない令和の頑固おやじ・伊藤源太郎(吉田鋼太郎)を主人公に、源太郎の娘である男を見る目がない由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、美香(武田玲奈)、そしてすべてを包み込む3姉妹の母・千鶴(MEGUMI)という伊藤家が織り成す、クスッと笑えて、おなかがすく、これまでに見たことのない最新ホームコメディーだ。

 浜野が演じるのは、源太郎の取引相手である“ピータン”こと大森利夫。原作漫画「おいピータン!!」の主人公でもある“ちょっと味のある男”だ。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 大森について、浜野は「これはもう“真のハンサム”ということでいいんじゃないでしょうか(笑)。ハンサムというタイトルは大森のためにあるようなものとして、重責を担っているという感覚で演じております。大森は“いいもの”や“いい暮らし方”“何が幸せであるか”をちゃんと知っている人。原作漫画に、お店が出す箸の箸袋を使ってカニや船の形の箸置きを作る様子がありましたが、ドラマでは(作るシーンはなく)スタッフがちゃんと再現しているので、そこも見てほしいですね。僕もネットで調べて箸置きが作れるようになりました! 箸置きを作るって無駄なことかもしれないけれど、箸袋をポンと捨てる人と違って、豊かな時間を楽しんでいる気がします。だから大森は“自分がなりたい憧れの人”ですね!」と紹介。

 続けて「似ているのは髪形と、役づくりで5kg増やしたから、ちょっとふっくらした体形。それに不精髭があって“薬味はちゃんと食べる”ってところぐらい」と明かし、「コロナ禍で家にいる時間が増えて、お酒だけを楽しむというより“お酒と食の組み合わせ”にこだわり始めたというのはありますね。あと、僕は子どもたち(8歳の息子と7歳の娘)のために毎朝お弁当を作るのですが、今回の脚本にも出てくる“余りなく使う”といった食材のやりくりを考えるのはめちゃくちゃ楽しいので、日常での豊かな時間に気付けた点では、大森に近づけたかもしれませんね」と役柄に共感を寄せる。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 主演の吉田とは初共演。「役者として絶対にかなわない人なので虚勢を張るのではなく、鋼太郎さんの動きを見て、それを素直に受けて演技しています。現場は本当に楽しくて、鋼太郎さんに合わせてやっているだけで自然と作品になる」と尊敬の念を表しつつ、「鋼太郎さんとは、ロケで面白いことがありまして。源太郎と大森がハシゴして飲み、いいお店に行き着いたという設定で、本格炭火の串焼き屋さんで出されたレバーを鋼太郎さんが食べた後に『こんなおいしいレバーを食べたことがない! やっぱりいい店のレバーは違うね』なんて言っていたら、実はその店、普段は魚を焼く専門で『レバーを刺して焼いたのは初めてです』と店の人に言われまして…。鋼太郎さんが『(源太郎と違って)俺はダメだね』と何度も言っていたのがかわいかったですね~(笑)」とほほ笑ましいエピソードも明かす。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 また、3度目の共演となる木南については「やっぱりすごい! 素晴らしい女優さんというのは本当に何でもない感じでいながら、それでいて役としてそこに圧倒的に存在するんです。先日の居酒屋シーンも本当に楽しくなって笑いが止まらなくなっちゃいましたし、酔っ払っているシーンの時もかわいかったなぁ…。木南さんも僕も絶賛子育て中なので、現場では子育ての真面目な話をしていました」とうれしそうに語った。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 作品のタイトルにかけて、自身がハンサムになる瞬間を聞くと「お芝居をやっている時。僕は在日ファンクというバンドでボーカルもやっていますが、逆に歌っている時は恥ずかしいんですよ。演技より音楽との付き合いが長いので、歌っている自分にはツッコミが多くなるというか。自分の中で切り分けているつもりはないんですが、俳優をやらせてもらっている時のほうが、ガッと集中できる瞬間が音楽より多い気がします」と意外な心境とともに、「僕の憧れの俳優はアル・パチーノと草刈正雄さんなので、演じている時は自分がアル・パチーノや草刈さんだと思ってやっていますよ!(笑)」と話す。 

 ドラマのテーマの一つでもある“食”。家族との思い出のご飯は、海鮮丼とのこと。「僕が高血圧で入院した後、医師から血圧を下げるメニューとして生魚をすすめられたので『じゃあ、海鮮丼を作ろう』と家でやったら、すし好きの息子がすごく気に入っちゃいまして。娘は酢飯が苦手だけど家なら白飯で作れるし、モデルで普段の食事には気を使う妻も海鮮ならOKということで、シラスやイクラ、マグロなどの刺身をのせて、娘には好きなウインナーも入れてあげて…。でも、原作漫画で見た、“大森さんのイクラ山盛り丼”を今度やってあげたいですね、お玉でイクラを思いっきりのせる的な(笑)」と良き父親の顔ものぞかせる。

浜野謙太が考える“真のハンサム”とは?

 そして、最後に視聴者へ「雰囲気的には割と渋い家族ドラマに見えるかもしれませんが、“生きるヒント”や“幸せとはなんぞや”をストレートに描いた作品です。伊藤理佐先生の原作漫画が本当に素晴らしく、それを何とか具現化したいと頑張っているので、見てくれた方が、その“幸せ”を受け取ってくれればうれしいです。いろんなタイプのハンサムが登場する中、“真のハンサム”は、既成概念を打ち破ってくれると思うのでじっくり見てくさい。『ハンサムって、結局誰? 誰なんだ!? 俺だ~!』って感じで(笑)。お楽しみに!」と呼び掛けた。


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