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永山瑛太、初監督作「ありがとう」主演・役所広司に感謝。「出演を断られたら、この作品を撮る意味はないとも思っていた」2021/12/22

 WOWOWで2022年2月6日に放送・配信される「アクターズ・ショート・フィルム2」(午後5:00)で、永山瑛太が監督・脚本を務め、役所広司が主演するショートフィルム「ありがとう」の場面写真が解禁。撮影現場での様子もうかがえる2人のコメントが到着した。

 今回、WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」の第2弾では、永山のほか、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、前田敦子の俳優5人が監督を務める。永山の監督作「ありがとう」で役所が演じるのは、家族から離れ死に場所を求めさまよう男。癒やしてくれるはずのマッサージ嬢からも逃げ出し、奥深い山へと入っていく男は、そこで奇妙な狩猟者の若者に出会う。

 男(役所)が立ち寄った風俗のマッサージ嬢を橋本マナミ、山奥で暮らす狩猟者の男をサバイバル登山家として知られる服部文祥が演じるほか、永山自身も狩猟者の1人として劇中に登場する。

 永山は「今年の3月頃から脚本を書き始めて、純粋にものづくりに向き合い、ロケハン、衣装合わせ、撮影、編集とすべての工程に携わらせていただきました。そして、ようやく完成を迎えた今は、達成感と感謝の気持ちでいっぱいですし、気分がとてもいいです」と報告。続けて、「『ありがとう』を手掛けるにあたって、自分の中には明確な答えがあった気はするのですが、それは何なんだろう、と分からないから映像化したかったんです。それがついさっき完成して、作品を通して『生きる』ということを自分自身でも確認したかったのかな、と少しだけ答えが見えてきた気がします」と率直な心境を明かす。

 脚本に関しては、「素直に今自分が一番撮りたいと思ったものを、初めてのショートフィルムで撮りたいなと思っていました。ただ俳優になる前から、遊び半分ですが、兄や友達と映像を撮っていたことはあるんです。思い返すとその時から一貫し、死生観を描いた作品が多かったので、自分の中でつながりはあるのかな、とは思います」と語る。

 また、主演の役所には「この作品に関して、そしてこの男の生きざまを描く時に、真っ先に思い浮かんだのが役所広司さんでした。役所さんに出演を断られたら、この作品を撮る意味はないとも思っていたので、オファーを受けてくださったことは感謝しきれないですし、僕にとってとても大きなことでした。役所さんがカメラの前にいるだけで、生きていた経験値や生き方すべてが全身からあふれ出ているんです」と全幅の信頼を寄せる。

 そして、作品に対して「本当にわが子のような気持ちなので、すべてがいとおしくてしょうがないです」と口にし、「素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと、自分が本当に撮りたかったものが撮れて、個人的には大満足の仕上がりです。見ていただいた方それぞれが感じたことがすべてだと思いますので、先入観をあまり持たず、まずはこの作品を楽しんでいただけたらうれしいです。そして欲を言えば、見た後に作品の感想をどなたかと一緒に話し合ってもらえれば、さらにうれしいですね」と手応えとともに、呼び掛けた。

 一方、役所は永山監督について、「僕も前に(映画『ガマの油』で)監督をやった時に出演してもらった恩義がありましたし、ずっと何かの形で返せればいいなと思っていました。あれから10年以上経って、瑛太くんはとても素晴らしい俳優になり、彼が手掛けるショートフィルムとはどんなものだろうという興味心も強かったですが、この作品に参加できてよかったなと思っています。監督の瑛太くんは、現場の温度感を感じながら自分の直観を大切にし、そして決断力もある。素晴らしかったです」と絶賛。

 撮影を振り返り、「今回演じた物語の主人公は、 何の傷かは分からないが心にも体にも傷を負っていて、人生に迷いながら生きる実に不器用な男でした、台本は事前に読み込みましたが、あくまでも瑛太くんの頭の中のイメージを具現化するにあたってのメモのような役割のものだと思ったので、現場に入ってから順応していくことを大切に撮影に挑みました。このメモの中から何が生まれてくるか、そしてどれだけ臨機応変に対応できるかは、俳優として楽しみでもあり不安でもありましたが、瑛太くん、スタッフと話し合い、知恵を重ねることで、その場その場で信じた一番よいものを形にしていくことができたと思います」と伝える。

 最後には、放送に向け「永山瑛太という、不思議でユニークで、すてきな俳優がこの『ありがとう』というショートフィルムを撮りました。まだ若い彼ですが、今まで生きてきた人生のすべてが、この作品に集約されていると思います。瑛太くんの頭の中をのぞいたような面白さがあると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」とアピールしている。


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