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「和田家の男たち」座長・相葉雅紀を佐々木蔵之介、段田安則が絶賛! 脚本の大石静からは次回作のラブコール「エロスあふれる激しいラブストーリーを」2021/10/20

「和田家の男たち」座長・相葉雅紀を佐々木蔵之介、段田安則が絶賛! 脚本の大石静からは次回作のラブコール「エロスあふれる激しいラブストーリーを」

 テレビ朝日系で10月22日からスタートする、相葉雅紀が主演を務める連続ドラマ「和田家の男たち」(金曜午後11:15)の制作発表記者会見が都内のスタジオで行われた。相葉のほか、佐々木蔵之介、段田安則が登壇し、それぞれ作品にかける思いや撮影現場でのエピソードなどを語った。

 ドラマは、息子・優(相葉)がネットニュース記者、父・秀平(佐々木)がテレビ局報道マン、祖父・寛(段田)が新聞記者と、3世代が異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”の和田家を舞台に、男だらけの家族が織り成す異色のホームドラマ。脚本家の大石静氏が、男ばかりの“令和の家族の姿”を描き出す。3人の男たちが突然一緒に暮らすことになったきっかけ、そして優の亡き母・りえ(小池栄子)の死の真相にも、ある秘密が隠されているようだ。

 会見では、“男3人の家族の物語”ということもあり、撮影現場は独特の空気感があるらしく、ドラマの中でも頻繁に登場する和田家の食卓のシーンも、撮影しながら「いい雰囲気だなあ」と思うことも多いと話す佐々木。段田も「男ばかり3人だからいいんだろうな」と大きく頷いていた。その一方で、食事をしながら丁々発止のやりとりをしなくてはならないため、口に入れる時にセリフを言いやすい食べ物を選ぶなど、おのおのが工夫をしながら撮影に臨んでいると、苦労している一面も明かされた。

 また相葉は、演出を務める深川栄洋監督とは3年前の金曜ナイトドラマ「僕とシッポと神楽坂」(同系)以来、2度目のタッグ。「監督は考えもしなかった方向に僕を引っ張ってくれる」と話し、撮影中「うれしくなりすぎた優くん、ここでターンしてみようか」と提案されて、休止後初となる“ターン”をしたことを明かした。それを聞いた段田が「やっぱりたまにターンしたくなるものなの?」と鋭い質問をすると、相葉は報道陣からのリクエストに応え、華麗なターンを披露して、喝采を浴びた。

 さらに、会見には出席できなかった、脚本を手掛ける大石氏からのコメントが到着。相葉に対して「堂々たる押し出しの圧巻の主役ぶりで、さすがトップを走り続けた嵐のスターだと思いました」と絶賛し、佐々木、段田という名優を前に座長としても堂々の芝居を見せていると高評価。そして「次は相葉さんと、エロスあふれる激しいラブストーリーをやってみたいです」と次回作へのラブコール。それを聞いた相葉は爆笑し、佐々木も段田もそのストーリーに興味津々な様子を見せた。

「和田家の男たち」座長・相葉雅紀を佐々木蔵之介、段田安則が絶賛! 脚本の大石静からは次回作のラブコール「エロスあふれる激しいラブストーリーを」

 ドラマで相葉がネットニュースの新人記者役に挑戦するということを受け、会見では相葉から媒体記者に逆質問のコーナーも設けられた。相葉からの「ネットニュースの記者さんが一番大切にしていることはなんですか?」という質問に記者は、「バッテリー、充電です」と意外な回答。「パソコン、Wi-Fi、カメラの充電がなくなったら何にもできない。見てくださる方のスマホのバッテリーも切れていたら記事が読めないし、私自身のバッテリーも大切」と理由が語られると、相葉は納得したように大きく頷いた。さらに別の記者からの「記事をアップするまでのスピード、そしてそのスピードの中にも誰も傷つけない記事を書く」「相手と気持ちを通じ合わせて会話するようにしている」といった回答を聞いて、「僕もこれからは“こういうことを聞きたいんだろうな”って考えながら答えよう」と感心したように話した。

 第1話を見た感想を相葉は「この話はどう転がっていくのだろうというハラハラ感が楽しめた第1話でしたね。また音楽の流れ方も全面的に入っているのではなく、効果音だけで物語をある程度導いていき、シーンの方向性が決まったところで流れてくるという感じがインパクトあって、テンポ良く見ることができましたね。続きが気になる面白い作品だと思います」と述べた。

 そして、ドラマで調理や裁縫などの家事のシーンが登場することに関して「この前撮影したシーンでは、アジが出てきて『これをさばいてください』って言われたんです。その時は、『相葉マナブ』(同系)をやっていてよかったと思いました(笑)。取れてしまったおじいさんのボタンを付けるシーンがあったのですが、裁縫はやったことなかったので、練習しました。いろんなことができるようになってきましたね」と楽しそうな様子をうかがわせた。

 また、本作の役作りを通して学んだことについて「ドラマでは、優くんがネットニュースの記者になるところから始まるのですが、取材して原稿を書いて、上司が『OK』と言えば、すぐに記事が上がるんだなとビックリしました。本当に知らない世界だったので、『こういう過程でニュースになっていくんだ!』ということに驚きましたね。ネットニュースは僕自身も空き時間に楽しませていただいています。みんなが楽しめる掲示板みたいな場所で、集まってきた読者の方も、記事を書いている記者さんもきっと楽しんでいるんだろうなと思いました」と語った。

 初共演したAぇ! group・正門良規について「しっかりしたものすごくいい子です。彼は24歳ですが、全然すれていないというか、最初に会った時は10代かと思うくらいフレッシュな印象でした。まだ少ししか一緒にお芝居はしていないんですが、セリフ覚えも早く、監督の要望に応えようと頑張る姿が印象的でしたね。大学の後輩なのに職場では先輩というあまりない関係ではありますが、優くんはすんなり受け入れてしまうタイプだと思います」と感想を述べ、高く評価している。

「和田家の男たち」座長・相葉雅紀を佐々木蔵之介、段田安則が絶賛! 脚本の大石静からは次回作のラブコール「エロスあふれる激しいラブストーリーを」

 父親役の佐々木は、第1話を見て「和田家の3人みんながバカバカしい話をしながら、物語は進んでいくんですけど、それぞれちゃんと筋が1本通った人間がそろっているので、そこが効いてるなと思いましたね。本当に楽しかった! さらに、第2話の予告を見て『またぶっ飛んでるな!』と思いました(笑)」とコメントし笑顔を見せた。

 続けて「無意識なんですけど、やっぱり3世代というのが面白いんでしょうね。3世代だから分担できて、それぞれが尊重し合っている。今日、この記者発表の前に3人の食卓のシーンの撮影があったんですけど、『あぁ、落ち着くな~』と思って。記者発表で『これからドラマが始まります』と言うけど、これがずっと続いたらいいなぁって思うくらい。食卓のシーンがすごく穏やかなんですよね。それはやっぱり、相葉さんの柔らかみや人当たりのよさに依るところが大きいなと本当に思います」と、撮影が和やかな雰囲気で進んでいることを明かした。

 座長の相葉について「例えば段田さんも食事のシーンを撮影する時に『大根、ちょっと細かく切って』と注文したりするんですけど、僕も注文が多いんですよ。でも、相葉さんは出てきたものをそのまま受けて、芝居をされるんです。僕らはやりやすいように条件を固めていくんですけど、相葉さんはすべてを受け入れて、ドンとやられるんですよね。それが『立派やなぁ!』と思ってるんです。息子なのに母性を感じる…そんな優しさがあるんですよね。でも、実際のところ心(しん)が強いんです。その心の強さが優しさにつながってるなと座長を見て感じます」と絶賛した。

 祖父役の段田は「私が演じている和田寛は優くんから見れば、“おじいさん”でございます。少し前までは新聞社の社長をやっていた偉い人物でございまして、今は隠居して時々、新聞にコラムを書いています。“孫”役の相葉さん、“息子”役の佐々木さんという、立派な俳優さんお二人とお芝居できることが毎日、楽しみでございます。楽しんでおじいさんをやらせていただいております」と役どころを紹介。

 また、第1話を見て「こういう場では、『そうでもねぇな』と思っていても、だいたい『面白かったです』って言うんですよ(笑)。でも今回に限っては、単純に面白かったです! 『このドラマ、ちょっとアホらしいけど面白いな』と感じました。これは深川監督の力ですが、撮っていてどういうふうになるのかなと思っていたところも、こんなふうにつながるのかと思わされ、単純に『見ていて面白いな、次回も見たいな』と思いました。今回は本心で言っております(笑)」と笑いを誘った。

 そして、主演の相葉に関して「『今回の主役、素晴らしいですよ』と心にもないことを言う時もあるのですが(笑)…今回は本当です。相葉くんはすごくいいです! 魅力ある人間じゃないと、魅力ある俳優にはなれない…とよく言われますが、やはり人間性が出るんでしょうね。『相葉くん、頑張れ』『相葉くんのためならいいよ、俺なんか映さなくても』と相葉くんの場合、自然に思えるんです。10代からお仕事をして、かつ人気あるグループにいらしたので、やっぱり違うなという感覚もありますが、嵐というグループにいた人だからというのでなく、彼の持っているものが、われわれをひきつけるんです。共演者をひきつけるということは、見ている方もひきつけますので、そういうところが魅力なんでしょうね。それらをわざとやっていない、そこが彼の本質なんだろうなと思います」と分析し、称賛した。


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