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秋元康企画・原案×徳尾浩司脚本によるTBS初の深夜帯ドラ「この初恋はフィクションです」が放送2021/08/23

秋元康企画・原案×徳尾浩司脚本によるTBS初の深夜帯ドラ「この初恋はフィクションです」が放送

 TBS系では10月から、「よるおびドラマ」として「この初恋はフィクションです」(月~木曜深夜0:40、開始日未定。一部地域を除く)を放送することが決定した。同局で深夜にドラマを帯番組で放送するのは、初の試みとなる。

 ドラマは、企画・原案を秋元康が担当。脚本を「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)、「私の家政夫ナギサさん」(同系)などを手掛けた、今最も勢いのある脚本家の1人である徳尾浩司氏が務めるオリジナルの青春群像ラブストーリーだ。また、民放初の試みとして、YouTubeで全話配信を実施。1話・約15分という特性を生かして、若い世代に通学・通勤時間などの隙間時間にいつでも本作を楽しめるよう、月~木曜の放送回をその週の金曜にYouTubeで一挙配信する。

 そして、本作の主演を務めるのは、現在同局で放送中の、TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」(土曜深夜0:58。地域により放送時間が異なる)で全国9000人の中から選ばれた10人による演技バトルで、1位に輝いたメンバー。ドラマ初出演にして初主演を務め、そのほか主要キャストである女子生徒役も、演技バトル上位者が演じる。

 物語の主人公は、いつも学年で1位の成績だが、恋愛に関してはクラスで一番奥手な高校2年生の倉科泉。ある日、泉が通う桜彩館高校の2年1組に「とんでもないイケメンが転校してくる」とうわさが立ち、女子生徒たちは浮足立つ。しかし、うわさの転校生・祖父江広樹が学校に現れることなく、担任の言いつけで祖父江の家に宿題を届けると、彼の母から、祖父江と友達になってほしいと頼まれ、彼とのLINEでの交流が始まる。

 まだ誰も会ったことのない“不思議な転校生”である祖父江の存在に振り回されていく桜彩館高校の生徒たち。そんな中で巻き起こる、友情や恋、勉強、部活、進路など、高校2年生の彼女・彼らが持つ問題や悩み、出来事を等身大に描いていく。

 また、今回公開されたポスタービジュアルは、若い世代を中心に人気を博すイラストレーターのサンレモ氏が描いたもの。キャスト情報が解禁前ということもあり、ドラマの世界観を表すイラスト版のビジュアルとなっている。

 秋元は「新人女優のデビュー作に相応しいドラマということで、日常と非日常の間を行ったり来たりするような学園ドラマを企画しました。まだ、顔が知られていない彼女たちだからこそ、リアリティーのある女子高生を演じられるんじゃないかと思っています」と期待し、「脚本の徳尾浩司も昔からの仲間ですし、プロデューサーの松本友香もこのオーディションを一緒に立ち上げたスタッフですので、気心の知れたチームで面白い作品になるでしょう」と自信を見せる。

 徳尾氏は「一度しか訪れない青春の中でも、高校3年間というのは私にとって特別なものでした。楽しいことも苦しいことも、どの瞬間を切り取ってもキラキラとして存在している。そんなはかなく美しい時間を、新しい女優さんたちと共に、大切に紡いでいけたらと思います」と内容について触れ、「恋に、進路に、そして祖父江って何者!?と楽しめる要素が盛りだくさんです。謎が謎を呼ぶ展開を、深夜はもちろん通学・通勤の合間にも楽しんでいただけるとうれしいです」とアピールする。

 松本プロデューサーは「新たな放送枠、新たな配信の形、そしてこの作品がデビューとなる『私が女優になる日_』から選ばれた新人俳優の方々と作る今作は、『新』というワードがたくさん詰まっており、これまでのドラマ制作の形式にとらわれないチャレンジングな作品になると感じております。物語も、王道な学園ラブストーリーに秋元先生の代名詞である考察型ミステリーの要素が加わり、エモい青春×ソフトサスペンスで、“エモサス”な世界をお届けできると思っています。地上波放送はもちろん、YouTubeでの全話配信を通して、視聴者の方々の生活の隙間時間にフィットし、多くの方々に見ていただけるとうれしいです」とメッセージを寄せている。


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