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<「クロシンリ」乃木坂46・久保史緒里インタビュー!【前編】>連続ドラマ初主演に奮闘中の活力はメンバーの言葉!「それだけで頑張れちゃうから不思議です(笑)」2021/04/21

<「クロシンリ」乃木坂46・久保史緒里インタビュー!【前編】>連続ドラマ初主演に奮闘中の活力はメンバーの言葉!「それだけで頑張れちゃうから不思議です(笑)」

 4月22日に関西テレビでスタートする連続ドラマ「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」(木曜深夜0:25、関西ローカル)。本作は、何げない言動やしぐさで他者の行動や感情を支配し、思いのままにコントロールする“ブラック心理術”を巧みに操る女性・クロノサキが、対人関係に悩む人の前にふっと現れては、「あんたバカ?」と見下しながらも、その悩みを解決するための“ブラック心理術”を指南していく痛快サスペンス。

 人の性格すら変え、ときに相手を社会的に抹殺してしまうほどの力を持つ、サキが授ける“ブラック心理術”とは、人間関係を良好にする良薬なのか? それとも、人生さえも一変させる劇薬なのか? ミステリアスなサキにもてあそばれる人々の姿をブラックユーモア満載に描きます。

 そして、普段はドSで毒舌だが、時折おちゃめな一面も見せ、“ブラック心理術”で相手を操る本作の主人公・クロノサキを演じるのが、ドラマ初主演となる乃木坂46の久保史緒里さん! 今回はクランクイン直後の久保さんにインタビュー! 前編では意気込みやドラマ初主演を報告した時の周囲の反応、グループへの思いなどをたっぷり聞きました!

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――連続ドラマ初主演とのことですが、主演を務めると知った時はどう思われましたか?

「最初は『自分でいいのかな?』と思いました。グループの外に出てお芝居をする経験がなかったですし、メンバーがいない環境でお仕事をさせていただくということも初めてで、『自分に務まるんだろうか?』という不安が大きかったんですけど、放送が終わった時に、『久保でよかったな』と思っていただけるように頑張りたいと思います。でも、演技のお仕事は今後も続けていきたいと思っていたので、本当にうれしかったです!」

――どなたかに報告されましたか?

「最初に話したのはメンバーだったかなと思います。同期の梅澤美波ちゃんに『ドラマが決まったよ』って話したら、すごく喜んでくれて、撮影に向かうたびに『頑張ってね』と連絡をくれるのですごく励みになっています」

――ドラマや映画で主演を務めている先輩もいらっしゃいますが、相談された方はいらっしゃいますか?

「先輩にはあまりお話を聞けていないんですけど、撮影のため大阪に入る直前に、たまたま秋元真夏さんと高山一実さんにお会いして『大変だけど、頑張ってね』と声を掛けていただいたんです。その言葉だけで頑張れちゃうから不思議です(笑)」

――台本を読んでのサキの印象や、どのように演じていこうと思われているかを教えてください。

「サキはいい意味であまり人間味がないというか、いろいろな人を見てきたからこそ、すごく達観しているところがあるミステリアスな女性だなと思いました。彼女に操られる人たちが焦ったり、悩んだりするのに対し、サキの佇まいを対照的なものにできればいいなと思っています」

――久保さんは普段こういったダークな物語や人間の裏側を描いた作品はご覧になりますか?

「あまり見ていなかったんですけど興味はあって、この役が決まって、ブラック心理術の本を実際に読んでみたんです。そうしたら実際に私生活の中でも相手の心理がだんだん読めるようになってきてしまって…(笑)。それがすごく面白いなという感覚になって、『サキちゃんてこういう感覚なのかな?』と思ったので、これからもっといろいろ見ていきたいなと思いました」

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――もし久保さんが、サキと同じように相手のことを操れるとしたら、どのように操りますか?

「ブラック心理術の本を読んだ後に、実は同期に試したことがあって、吉田綾乃クリスティーちゃんが付き合ってくれたんです。あまりメンバーにはやりたくないんですけど、目線の動きなどで分かるので、親しい仲だからこそ、どこまで本当のことを話してくれているのかなと思って(笑)。その後に『実はこういう理由で…』と話したら『ドラマを楽しみにしてる!』と言ってくれました」

――普段の久保さんからはイメージできない毒舌なキャラクターですが、実際に演じてみていかがですか?

「自分が使う言葉やスピードとは全然違うなと思います。意識して演じたことでも実際に映像で確認してみると全然できていなくて…。また、私生活からサキのような強さを取り入れようと考えて、ドラマや映画を見て強い女性を勉強しています。作品で私の新しい一面を見せられるのはうれしいなと思いますし、いつもの自分とも全然違うので、すごく楽しんでやれています」

――ダークな部分と対照的にサキにはにかわいらしいところもありますよね?

「ギャップがすごく激しいですし、それもパッと一瞬で切り替わるので、今そこに悩んでいるところです。でもアイドルの経験が生きてくるなと思っていて、よりギャップを作るために、かわいらしいシーンではもっと弾けられればいいなと思います」

――撮影が始まっているとのことですが、現場の雰囲気はいかがですか?

「現場の皆さんがすごく優しいです。私が緊張しているのに気付いて、たくさん話し掛けてくださったりとか、共演者の方たちも『今度こんなシーンの撮影あるね、楽しみだね』と言ってくださったりとか、皆さんに支えていただいているなと思うので、これからもっと自分が強くなって、心配を掛けないようにしたいなと思います」

――撮影は全て関西で行われると伺いましたが、いかがでしょうか?

「関西の皆さんはすごく優しいなと感じます。これまで、仕事以外で関西を訪れる機会はあまりなかったんですけど、関西での撮影自体がすごく楽しくて。東京を離れた地での撮影はすごく勉強になりますし、グループでなく1人で活動させていただくのが初めてなこともあり、学びがすごく多いですね」

――ドラマの撮影をしていて、乃木坂46での活動が生きていると感じることはありますか?

「同期や後輩たちがグループの外でドラマなどに出演しているのを見てきて、自分自身も『いつかできたらいいな』『悔しいな』と思う部分もあったんですが、実際にドラマの撮影を経験したメンバーに現場での話をよく聞いていたので、みんなから教えてもらったことが生きているなと思います。梅澤美波ちゃんが『撮影が終盤になると、どうしても頭がいっぱいいっぱいになって苦しくなる時がやってくるけど、絶対に最後は楽しいよ』と教えてくれて、そういう時期が来るということが分かった上で臨めますし、自分で何か対策を立てられたらと思います」

――久保さんも今回の経験をグループに持ち帰って周りの方に伝えたいと思いますか?

「すごく思います。グループの外で仕事をさせていただく理由の一つが、グループに貢献したいということなので、ドラマを見てくださる方が、これをきっかけに乃木坂46を知ってもらえたらいいなと思います。私自身も今回の経験を生かして、グループ内で頼るところは他のメンバーに頼りつつも、自分の行動力や判断力をどんどん発揮していけたらいいなと思います」

 インタビュー後編ではドラマの見どころやドラマ撮影を通して感じるという自身の変化の予感について、ファンの方とのコミュニケーションの大切さなどを詳しく聞きましたので、ぜひそちらもお楽しみに!

【プロフィール】

久保史緒里(くぼ しおり)
2001年7月14日生まれ。16年に3期生として乃木坂46に加入。20枚目シングル「シンクロニシティ」で初の選抜メンバーに選ばれ、最新シングル「僕は僕を好きになる」ではフロントメンバーを務める。また、雑誌「Seventeen」の専属モデルを務めるなどさまざまな分野で活躍する。

【番組情報】

「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」(全8話) 
関西テレビ 
4月22日スタート 木曜深夜0:25~0:55(関西ローカル)
BSフジ
5月1日スタート 土曜深夜0:30~1:00

取材・文/秋山隼人



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