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梶裕貴「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」インタビュー◆実写連続ドラマ初主演!2020/05/13


 開発された人型AIのぴぷる(アヤカ・ウィルソン)と結婚する主人公のサラリーマン・摘木健一を演じる声優の梶裕貴を直撃! ドラマの撮影秘話のほか、作品にちなんで“開発したいもの”もお聞きしました。

声優としてどんどん新しい表現ができればと考えています

 「ぴぷる~」は、WEBドラマでも声のお芝居で摘木を演じさせていただいた作品。「いつか映像化されて、また摘木を演じられたらうれしいです」と、冗談半分でお話していたのですが…まさか、実写ドラマで摘木を演じられるとは!(笑)。うれしい半面、僕にとって実写連ドラの主演は初めての挑戦なので、驚きと不安もありました。声の演技と実写作品の演技では最終的なアウトプットの形が違い、実写では姿形を含め自分自身がそのまま表現されるので、表現について考えて演じた部分がたくさんあります。例えば、声のお仕事以外の現場に行くと、ありがたいことに発声や声質を褒めていただくことがあるのですが、だからこそ、実写ドラマの場においては、声優としての武器である“声”が、視聴者の方にとって余計な情報として違和感にならないように意識はしました。それから、コメディー要素が強い作品なので、ナチュラルなお芝居をベースにしつつも、シーンによっては大胆に、少し過剰なくらいコミカルなリアクションを入れて、きちんと笑いにつながるような幅を持たせられればなと考えていました。

 もともと人見知りな性格もあり、クランクイン当時は緊張していましたが、共演者の皆さんが、とても温かく受け入れてくださったので、撮影中盤には、すっかりチームワークが出来上がっていました。「ぴぷる~」に出てくる登場人物は、個性的という枠を飛び越えて、トガっているキャラクターが勢ぞろい! そうした中、摘木はコミュニケーションが苦手な30代のサラリーマンで、情けなかったり、ともすれば醜くも見えてしまう部分を持っている男性です。でも、それはきっと、本当は誰もが持っている部分。僕自身は彼に共感できました。ただ、第1話は特に攻めた描写やセリフが多いので、「摘木に共感するなんて、コイツ大丈夫か?」と思われちゃうかも(笑)。そんな摘木を思わず「応援したい!」と思っていただけるようなキャラクターにできればな、という思いで演じたので、ぜひご覧いただけるとうれしいです。

 最近、ありがたいことに、今回のような声のお芝居以外の経験をさせていただく機会が増えました。僕としては、こういった挑戦を経験値に変えて、声優としてどんどん新しい表現ができればと考えています。「ぴぷる~」チームの皆さんの作品や役に対する向き合い方は、本当に見習うところばかりで、強い熱量を感じました。これからも、“その現場でしか感じられないこと”を貪欲に求めていきたいですね。作品の舞台は2030年。自分自身、その頃にはもっといい声優、役者になっていたいです。

Q:新たに開発したいものは?

「『鼻喉カートリッジ&洗浄機』ですね(笑)。もしアフレコで叫んで声がかれてしまっても、花粉症でグズグズになってしまっても、鼻と喉を取り外せて洗えたら、次のアフレコでもフルパワーで演技ができるんだろうなって(笑)。あ! でもカートリッジはそれぞれ、その人専用ですよ。でないと、僕の仕事がなくなってしまいますからね(笑)」

【プロフィール】

梶裕貴(かじ ゆうき) 
9月3日東京都生まれ。おとめ座。O型。「あひるの空」(テレビ東京系)、「白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE」(TOKYO MXほか)、「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(NHK Eテレ)などに出演中。8月22日からミュージカル「スクール・オブ・ロック」に出演予定。

【番組情報】

WOWOWオリジナルドラマ「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」
5月18日スタート 
WOWOWプライム 
月曜 深夜0:00~0:30  
※初回は深夜0:00~1:00(2話連続放送、1話のみ無料放送)

AIと結婚できるようになった2030年が舞台のSFヒューマンコメディー。さえないサラリーマンの摘木健一(梶裕貴)は、美少女AIを購入して妻に迎え、ぴぷる(アヤカ・ウィルソン)と名付ける。そんな中、ぴぷるの開発元を訪れた摘木は、研究者・深山楓(大原櫻子)に出会う。

材・文/仲川僚子 撮影/為広麻里 
ヘア&メーク/中山芽美(e-mu) スタイリング/SUG(IFINEST)

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