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「麒麟がくる」筒井順慶役の駿河太郎。敵対する松永久秀役・吉田鋼太郎との共演で心に決めていることとは?2020/11/21

「麒麟がくる」筒井順慶役の駿河太郎。敵対する松永久秀役・吉田鋼太郎との共演で心に決めていることとは?

 11月15日放送の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)第32回で、命からがら京へ戻った明智光秀(長谷川博己)は、朝倉との戦で失った鉄砲の補充を命じられ、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)と堺へ向かいます。そこで出会ったのが駿河太郎さん演じる筒井順慶でした。順慶と交渉することになったわけですが、その駆け引きが実に見応えのあるシーンでしたよね。あのシーンはどのように撮影されたのか。順慶役の駿河さんからコメントが届きました!

 第32回で順慶が初登場し、光秀との出会いが描かれたことについて「光秀と鉄砲を巡って駆け引きをしますが、その場で自分の損得を考えながら瞬時に判断していくので、展開がとてもスリリングだった」と言います。さらに演じる際は、駆け引きの“間”を意識したそうで「普段は間を詰める演技が多いのですが、演出の方からも『存分に間を取ってください』」と言われて、とても新鮮に感じたとのこと。

 また、大和の戦国大名で、もとは大和興福寺の衆徒でもある筒井順慶を演じるにあたり「地元の方にすごく愛されていた人ということで、武将としての駆け引きの部分と人としてのおおらかさを意識して演じています。特殊メークや衣装などからも、単なるお坊さんではなくちゃんと武将に見えるようにしています」と役作りで二つの顔を心掛けていたと明かします。

 さらに、松永久秀を演じる吉田鋼太郎さんとの共演について「敵対する役ですが、吉田鋼太郎さんとご一緒できるのはすごく楽しみです。視聴者目線で見ているかぎり、鋼太郎さんは結構自由に演じていらっしゃるので、あそこまでお芝居を楽しめるのは素晴らしいし、見習わないといけないなと思っていますが、一方で順慶はちゃんと演じないといけないなと…。順慶は若くして一つの国を治めてきているので、 松永だけではなく誰かと相対したときには、凜とした強さが必要ではないかと思っています。今後、久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけてもふざけないと心に決めています(笑)」と撮影に対する決意も告白。

 与力となり、光秀を支えていく順慶の今後に関しても「本能寺の変の後、順慶は光秀を助けようとしていますが、最終的には秀吉側についたそうです。ドラマの中でどのように描かれるかまだ分かりませんが、自国のことや筒井家のことを考えて苦渋の決断を迫られて決断したと、ただ単に光秀を裏切ったのではない展開になっているとうれしいです」と願望を語りました。

 光秀と親密な関係を築いていく順慶。史実では本能寺で光秀を裏切りますが、ドラマではどのように描かれるのでしょうか。駿河さんの希望する展開となるのかどうか、そこも含めて注目したいところです。

【番組情報】

大河ドラマ「麒麟がくる」
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

NHK担当 K・H



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