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朝ドラ「エール」語り・津田健次郎がサプライズ出演! 今後も顔出し芝居は見られる?2020/11/02

 現在放送中の連続テレビ小説「エール」(NHK総合ほか)。10月27、28日放送(第97、98回)では、本作の語りを担当されている津田健次郎さんが出演しました。皆さんお気付きになりましたか? サプライズで登場したこともあり、SNSでは大反響でしたね。朝の準備をしながら視聴していて、見逃してしまった人も多かったとか…。昼の再放送を録画したり、夜の放送を再びチェックしたりと、SNSでは1日中にぎわっていました。また、津田さんの役名も話題に! オープニングのクレジットには「犬井 津田健次郎」と、ありました。犬井…いぬい…乾!? 粋な計らいなのか、偶然なのか、真相が気になる方も多かったと思います。

 さて、津田さんが最初に登場したのは、戦後の闇市で佐藤久志(山崎育三郎)たちとマージャンをしているシーン。毎朝コミカルに語っているとは思えないほど、怖くて怪しい人でしたね。さらに、久志と村野鉄男(中村蒼)のシリアスな場面にも参加。バチバチやりあっている2人も気になるし、後ろにいる津田さんも気になるし…。記者は録画で2回見てしまいました。

 今回は、そんな津田さんからコメントが届きました。

――語りを務めている作品に俳優として出演されましたね!

「そうなんです。久志と一緒のシーンでしたが、“闇市の怪しい人”として出演させていただきました。簡単に言えば、“ガラが悪く、ドスのきいた”感じの人です。実は以前、『出られたら楽しいなー』と冗談交じりで言っていたのですが、まさか実現するとは! ビックリしました。ほんの少しの出番で、すさんだシーンではありましたが、すてきな時間でした」

――窪田正孝さんにも、お会いできましたか?

「はい。窪田さんにはずっと会えていなかったので、『ずっと声で見守っていました』とお伝えしました(笑)。窪田さんは自粛中、僕が声優で出ているアニメを見てくださったそうで…その話をしました。温かい方で、話していて楽しかったです」

――朝ドラに限らず、今後も津田さんのお芝居は見られるのでしょうか?

「声優のお仕事をやらせていただいていますが、元々は舞台出身なので、どちらの芝居もアプローチが違って楽しいです。お声がかかれば、どちらでも!(笑)。朝ドラは、とてもエキサイティングな現場でした」

――今月、最終回を迎えますが、あらためて朝ドラの語りを務めた反響はいかがですか?

「僕の周りにいる人たちからも、ダイレクトに『見てるよ』と言っていただけています。SNS上でのリアクションもかなり大きくて、普段連絡を取らない人からも連絡があるなど、たくさんの反響をいただけてうれしです(笑)。毎週、古山裕一(窪田)と音(二階堂ふみ)の心情にどう寄り添うか考えたり、ナレーションとも違った表現の面白さを楽しんでいます。レギュラーで、こんなに長い話数の語りをするのが初めてなので、刺激的な日々を送らせていただいています」

――ここまでの収録で、語りに気持ちを込めたシーンはありますか?

「作曲家として売れっ子になる半面、戦時歌謡の第一人者となって葛藤する裕一が描かれているシーンは、かなりしんどい部分だと思います。第1回の子ども時代から見守っていますので、裕一が戦争という大きな波に飲み込まれて苦しんでいるのは、見ていてしんどいですね。『裕一、頑張れ!』と応援しながら語りを収録しています」

――さまざまなキャストを見守ってきた語りの立場から、印象的な人物を教えてください。

「裕一と音は別格だとして、やっぱり裕一の父・三郎(唐沢寿明)ですね。いい加減で、ちょっとおっちょこちょいで、でも愛にあふれていて、すごく好きです。三郎が亡くなった回はドラマの区切りにも見えて、思い入れが強いですね。音の父・安隆(光石研)も同じで、お父さんとのシーンはぐっときます。また、裕一の音楽人生のきっかけでもある藤堂先生(森山直太朗)が出征してしまうシーンは苦しかった。他にもたくさん思い入れがある人物ばかりで、いろいろな方たちを思って、語りをやらせてもらっています」

――戦時中を描いている部分は、変化をつけているのでしょうか?

「戦争に関しての事実、当時の映像を使って描いている部分は、語りに重みがないとその事実や実際の映像に負けてしまうと思っているので、映像に写っている雰囲気や空気感に寄り添える重厚感を大事にしました。でも、見ている方が沈んだ気持ちになりすぎてもいけないので、フラットにしたり重くしたり、その都度、演出部の皆さんと話し合って作っています」

――収録の際は、演出の方とどのくらいディスカッションしますか?

「台本を読んで、映像を見て、感じたことを消化して、構築した僕なりの語りをまずは提示させていただきます。その後、演出の修正が入るという感じです。もちろん、抑えるところは丁寧に抑えますが、ふざけるのとは違う“遊び”を好んでもらえているのかなと思っています。それが僕を呼んでいただいた理由だろうと思ったので、芝居的な語りをたくさんやらせていただいています。例えば、つっこむ部分は遊びを込めた語りになっていることが多いかもしれません。『あれ、この語り生きてるぞ!』みたいに思ってもらえたら、うれしいですね(笑)。緩急を持って、いろいろなことをやらせていただける現場です」

――ありがとうございました。

第21週あらすじ(11月2日~6日放送)

 音(二階堂)は、子育てで諦めた歌手になる夢をかなえるため、オペラ「ラ・ボエーム」のオーディションに挑戦。なんと、審査員席には音楽学校時代のライバル・夏目千鶴子(小南満佑子)が! 一方、娘の華(古川琴音)は思春期で、母に反発することが増え…。音と華が心配な裕一(窪田)は、2人のために、ある事を思いつきます!

【番組情報】

連続テレビ小説「エール」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。

NHK担当 M・I

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