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「ジャパンオープン2020」はチームブルーが優勝! 山本草太選手「この経験は次につながる」2020/10/07

 例年、日本、北米、欧州の3地域対抗戦として開催されている「ジャパンオープン」ですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、日本人選手のプロ・アマ・ジュニア混成による2チームの対抗戦で実施。川畑和愛選手、山下真瑚選手、浦松千聖選手、本田ルーカス剛史選手、日野龍樹選手の5人がチームレッド、樋口新葉選手、横井ゆは菜選手、吉田陽菜選手、山本草太選手、佐藤洸彬選手の5人がチームブルーとしてそれぞれフリーを滑り、チーム合計597.63点を獲得したチームブルーが勝利しました。

 今回は、大会終了後に行われた優勝チームの記者会見の模様を紹介します。

――チームブルーの皆さん、優勝おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。

佐藤 「本当にうれしいです。自分自身はちょっと、ふがいない演技をしてしまいましたが、チームのみんなが素晴らしい演技をしてくれました。(試合は)引退ぶりですし、こういう状況下でもスケートを見に来てくださる大切なファンの皆さまの前で演技ができてうれしいです」

横井 「自分の出来はあまりよくなかったのですが、大きな会場で、お客さんの前で演技することができてよかったです。どっちが勝つか分からない状況でしたが、勝つことができて一安心という感じです」

樋口 「二つミスがあったのは悔しいなと思いますが、次の大会に向けて課題が見つかったので、すごくいい試合になったと思います。また、みんなで力を合わせて勝つことができたことがうれしいです。トリプルアクセルはオーバーターンしてしまったので『バシッ!』と決めることはできなかったですが、回転不足にならずに片足で降りることができました。次の大会に向けて、しっかり着氷できるように、プラス(の評価)をもらえるようなアクセルを跳べるように練習していきたいです」

山本 「この大きなさいたまスーパーアリーナという会場で、お客さんの前で滑れたことは楽しかったです。演技する前は『(チームを)引っ張っていくぞ!』という気持ちでしたが、少しミスが出てしまったので、皆さんに助けられました(苦笑)。僕も『頑張らなきゃな』という気持ちにさせられました」

吉田 「すごく緊張してミスも出てしまったんですけど、最終的にはチームで勝てたのでうれしいです。トリプルアクセルを決められなかったことも悔しいんですけれど、それよりもトリプルループが回転不足になってしまったことがすごく悔しいので、トリプルアクセルを成功しても失敗しても後に影響が出ないように、練習で自信をつけていきたいです」

――さいたまスーパーアリーナという会場は特別でしたか?

佐藤 「非常に暑くて(体が)動き過ぎてしまって、“吹っ飛んでしまう”というのが何回かありました」

横井 「浮きやすくて、跳びやすくて、練習ではうまくいっていたのですが…。本番で氷の感触と自分の感覚を併せないと意味がないと思いますので。でも本当に跳びやすくて、跳ぶたびにテンションが上がる感じでした。毎回、スカッとしていました。よかったです(笑)」

樋口 「前回、ジャパンオープンに出場させていただいた時はすごく緊張して自分の力を出し切れずに終わってしまいましたが、今回はしっかり目標の“(トリプル)アクセルを跳ぶ”ということには挑戦できましたし、大きな会場でお客さんがいる前で試合をさせていただいて、“試合をしている感じ”がつかめたので次の試合につなげていきたいと思います」

山本 「最初から最後まで楽しく滑れました。ここまで大きい会場で演技することはなかったので、この経験は次につながると思います」

吉田 「このような大きい会場で滑らせていただく機会は自分の中では少ないので、これからはこのような大きな会場での試合に出られるようにたくさん練習したいと思います」

――樋口選手にお聞きします。トリプルアクセルについて、今日“つかめたこと”と“今後の課題”を教えてください。

樋口 「片足で降りることを目標にしていたので、今回の試合でそれは達成できました。感覚的に“浮いて、降りる”ということを意識して跳んだので、イメージ通りに体が動いてくれたかなと思います。練習でもオーバターンが多くなってきているので、これからの課題は浮き過ぎずにタイミングだけで跳ぶような感じで、しっかりと止めて降りることができればいいなと思っています。メンタル的には、跳ぶ直前に恐怖心からスルーしてしまうことがあるので、自信を持って臨めるようにしたいです」

――山本選手にお聞きします。4回転ジャンプについて、今日“つかめたこと”と“今後の課題”を教えてください。

山本 「今回、4回転3本でやってみて、全部奇麗には降りられなかったけれど、降りられる感覚はつかめてきています。もう少しスピードを上げて、思い切って着氷できるようになってくれば、ステップアップできると思います。頑張っていきたいと思います」

 新型コロナウイルスの影響により、観客の前で演技を披露する機会が少ない中、今回の大会は選手たちにとって大きな経験となったようでした。それぞれの目標に向かって突き進む選手たちを、これからも全力で応援しましょう!

写真/代表撮影

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