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元SKE48・矢方美紀が2年間にわたって記録した映像日記でつづる“命の軌跡”。「夢と自分の病気に向き合って生きます」2020/08/07

元SKE48・矢方美紀が2年間にわたって記録した映像日記でつづる“命の軌跡”。「夢と自分の病気に向き合って生きます」

 SKE48の元メンバーでタレントの矢方美紀さんが、2018年に乳がんの告知を受けてから2年間にわたってつづった「#乳がんダイアリー矢方美紀」が、8月9日にBS1スペシャルで放送されます。

 左胸を全摘出する手術を受けた直後から、治療や日々の思いを“自撮り”で伝える映像日記をスタートし、インターネット上に公開された映像は2年間で180本を超えています。「胸を再建しない理由」や「がんの治療と妊娠」など、デリケートなテーマも自分の言葉で率直に語り、大きな反響を呼びました。治療と仕事の両立、そして夢への挑戦…。番組では、乳がんと共に歩む矢方さんの2年間の軌跡を追います。

 放送にあたり、矢方さんは「病気に無知な私自身、取材や自撮りの動画を通して“乳がん”という病気を理解し、治療を続けてきました。この私の姿が、多くの方に届いた時に一体どんなふうに映るんだろう?と、正直不安もありましたが、番組を通してたくさんの出会いがあり、視聴者の皆様からメッセージをいただき、“自分”という存在に少しずつ自信が持てました」とコメント。さらに、「この2年間は私の人生にとって変わるきっかけとなり、“生きる”ということに向き合い、考えることができたとても深い時間でした。これからも夢と、自分の病気に向き合って生きます」と前向きに語りました。

元SKE48・矢方美紀が2年間にわたって記録した映像日記でつづる“命の軌跡”。「夢と自分の病気に向き合って生きます」

 乳がんの告知を受けた当時、矢方さんは25歳。こんなに若い年齢でがんの告知を受けてしまう現実があることが衝撃でした。自分が25歳だった時を振り返ると、病気になるなんて想像もしていなかったし、もし自分が矢方さんの立場であったら、こんなふうに受け入れられるだろうか…。矢方さんは今、がんの再発を抑える治療を受けながら、幼い頃からの夢だった「声優への道」を歩み始めています。

 今や、日本人女性の9人に1人が、生涯のうちに乳がんを経験するといわれているそうです。決して他人事ではなく、いつ自分や自分の大切な人の身に降りかかってもおかしくない“がん”という病気を、矢方さんの姿を通して考えるきっかけとなりました。前向きに自分らしく、乳がんと共に歩む1人の女性のドキュメンタリーをぜひご覧ください。 

【番組情報】

BS1スペシャル「乳がんダイアリー矢方美紀 2020 夢をあきらめたくない」 
NHK BS1 
8月9日 午後10:00~10:50 
※中部7県ではNHK総合で59分拡大版を8月以降に放送予定。

NHK担当 M・M



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