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この人があのアーティストの推しだった?「今後も新たな発見をお届けしていきたい」大橋プロデューサーが番組への意気込みを語る!――「推しといつまでも」(連載コラム 第6回)2023/06/19

この人があのアーティストの推しだった?「今後も新たな発見をお届けしていきたい」大橋プロデューサーが番組への意気込みを語る!――「推しといつまでも」(連載コラム 第6回)

 TBS系にて毎週月曜午後10:00から放送中の「推しといつまでも」の裏話や制作秘話、見どころなどを毎回インタビュー形式でお届けする連載コラム。

 第6回はイーストファクトリーのプロデューサー・大橋圭史さんに、6月19日放送の新企画「ファンが選んだ推しの神曲スペシャル」について見どころなどを伺いました。

――ついに放送が第10回ということで、反響はいかがでしょうか。

「番組を1回でも見てくださった方は続けてご視聴いただいている印象があります。私の周りでも話題にしてくれていて『次は誰がゲストなんですか』と聞かれることがあり、とてもうれしいです。始まってからまだ間もないのに『面白いですね』とお声掛けをいただいているので、皆さまに楽しんでいただけているのではないかと感じています」

――記念すべき第10回は新企画「ファンが選んだ推しの神曲スペシャル」という特集ですが、推しのテーマを“ファンだからこそ知る楽曲”にしようと思った経緯を教えてください。

「この企画は、本番組のメイン『推しが我が家にやってくる!』のロケを撮影しているなかでアイデアが生まれました。歌手の南野陽子さんや中山美穂さんを推しゲストにした回では、ファンの方が歌でおもてなしをするというものがあり、南野さんを推す主婦の方はアルバムに収録された『春景色』を、中山さんを推すお子さまも同じくアルバムに収録された『Angel』を歌うプレゼントをしました。私はどちらも存じ上げなかったのですが、聴いてみたらとてもいい歌で、“ファンの皆さまだからこそ知る隠れた名曲=神曲”があるんだなと気づかされました。推している人たちの思い入れがあるからこそ神曲が出てくる、それはとてもすごいことですよね。そこを企画にしたらすてきな番組が出来上がるのではないかと思い、今回の特番企画につながっています」

この人があのアーティストの推しだった?「今後も新たな発見をお届けしていきたい」大橋プロデューサーが番組への意気込みを語る!――「推しといつまでも」(連載コラム 第6回)

――今回、Every Little Thing、DA PUMP、MAXの楽曲で特集ということですが、この3組にした理由を教えてください。

「初回なので、活動期間が長いアーティストの方たちを特集しようということになり、1990年代から今に至るまで活躍されていて、幅広い年代にも知られているこの3組に決定しました」

――隠れた名曲はファンだからこその視点で面白いですよね。そんな中でスタジオの皆さんはどういった反応をされたのでしょうか。

「スタジオに来てくださったアーティストご本人たちも、どの曲が神曲としてピックアップされるのかを興味を持って見ていました。ファンがこの曲をピックアップしたのはこういう理由があるからというのを知り、驚いたり納得したり、さまざまなリアクションをしていただけたので、とても印象に残っています」

――スタジオにいらっしゃったアジャコングさんがMAXの大ファンというのは意外で驚きました。

「私も今回の企画で初めて知りました(笑)。大ファンということでしたので、スタジオに来ていただくことになりました。番組で共演したのをきっかけに彼女たちのライブ行ったところ、すっかりハマってしまい、そこからはすべてのコンサートへ足を運んでいたそうです。当時、プロレスラーとしてはかなり人気があったので、初めて自分のネームバリューを使って楽屋にお邪魔したが警備員に止められたこともあるという裏話もあります」

この人があのアーティストの推しだった?「今後も新たな発見をお届けしていきたい」大橋プロデューサーが番組への意気込みを語る!――「推しといつまでも」(連載コラム 第6回)

――「実はこの人のファンだった」という新たな発見があるのも楽しいところですよね。今後もそういった「実は推しだったんです!」というゲストがスタジオに来てくださる可能性はありますか。

「今回、スタジオにいらしていたのはアジャコングさんだけでしたが、IMALUさんや西山茉希さん、椿鬼奴さんにもVTRで推しコメントをいただいています。これからも『実は私、推していたんです!』という方々を探して番組を盛り上げていこうと思っています」

――今回はいつもと違う企画での収録でしたが、いかがでしたか。

「今回、初めてスタジオにファンの皆さまにお集まりいただいて収録をしました。アーティストの目の前に座ってもらったので、コンサートの時のようにファンの方々がマフラータオルを回していたなど、雰囲気がいつもと違ったのも印象的でした。目の前で推しアーティストから名曲の裏話などを聞けるのは独特ですよね。推し歴10年や20年などの長年のファンの方でさえも『その話は初めて聞きました』ということが多く、すごく貴重なお話を聞けたのかなと思います。でも、そういうファンの皆さまが目の前にいたからこそ、普段は語らないような貴重な裏話が自然と出てきたのかなと感じました」

――ゲストの皆さんのエピソードで、印象に残ったものありますか。

「エピソードすべてが魅力的ですが、皆さんそろってデビュー時の裏話を細かく覚えているのはすごいと思いました。実はこんな苦労があった、この曲が売れなかったら解散になってしまうなど、ファンの皆さまも知らないような貴重なエピソードを詳細まで覚えていらっしゃったのが印象的です。あとは映像一つ流すにしても、ファンにとっては当たり前で『ですよね』となるところが、何も知らないわれわれが見ると『知らなかった!』となるリアクションのギャップも面白いところだと思います」

――貴重なお話をありがとうございました。最後に視聴者へ向けてメッセージをお願いいたします。

「今回に限らずどの回でも、推す側も推される側もお互いをリスペクトし合っている姿を見られるのは気持ちがいいし、新たな発見もあります。自分の推しが頑張っている姿を見ているから自分たちも頑張れるし、逆に推される側もファンの皆さまが応援してくれるから頑張れるという関係があり、そこを楽しめるのが本番組の面白いところです。今回の第10回は新企画ということで、普段の放送とはまた違った貴重な映像を盛りだくさん使っています。ぜひ、お楽しみいただければうれしいです」

――第10回の放送、おめでとうございます。ヒットチャートを制した方々の隠れた名曲、とても楽しみにしています!

この人があのアーティストの推しだった?「今後も新たな発見をお届けしていきたい」大橋プロデューサーが番組への意気込みを語る!――「推しといつまでも」(連載コラム 第6回)

【プロフィール】

大橋圭史(おおはし けいし)
イーストファクトリー所属のテレビプロデューサー。推しはアントニオ猪木。「今はもうおもてなしはできませんが、小学生の頃に彼のとりこになりビデオやグッズを必死で集め、プロレスラーを引退をされてからもずっと追いかけていました!」。

【番組情報】

「推しといつまでも」
TBS系
月曜 午後10:00~10:57
※TBS放送後、TVerにて1週間無料見逃し配信!

取材・文/山本恵代(TBS・MBS担当)



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