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堺雅人◆「半沢直樹」インタビュー 「半沢の“真っすぐさ”を請け負って演じていきたいです」2020/07/18

 社会現象となった伝説のドラマ「半沢直樹」(TBS系)が、ついに帰ってくる!  7月19日のスタートを目前に控え、主人公・半沢直樹を演じる堺雅人の心の内を聞いた。

 前作が終わってからずっと待っていたので、ようやく「半沢直樹」をお届けできることがうれしいです。今回監督の福澤(克雄)さんにお会いした時に、その期間がスーッと溶けたような気がしました。僕自身はそれまで、半沢という役からは一度離れていたので、衣装を着たり、スタッフさんから言葉をいただいたりして、息を吹き返していく感覚でしたね。(東京中央銀行の頭取・中野渡謙を演じる)北大路(欣也)さんとのシーンを撮影し、頭取室で対峙(たいじ)した時に、出向を命じられたあの瞬間が思い出されました。「そういえばこういう場所だったな…」と、懐かしかったです。

 先日、北大路さんとお話した時に、「半沢は気持ちのいい男なんだよね。僕は半沢が大好きなんだよ」とおっしゃっていて、本当にそうだなと思ったんです。真っすぐだし、味方にしたらこんなに心強い男はいないんじゃないかと。さらに、頭でっかちなだけでなく、ちゃんと足を使って結果を残すところが半沢のいいところだと思います。理論だけではなくて、ダメだと思ってもまず動いてみる、ダメならちゃんと責任を取るし、ちゃんと謝る。気持ちのいい男だなと思います。

 この作品の登場人物は、悪い人は本当に悪いし、ずるい人は本当にずるい。でもそれに対して半沢は“真っすぐ突き進むだけ”というのが、面白いところですね。自分にはない部分で、僕とは全然違うタイプです、本当に(笑)。

 前作は半沢が1人で頑張るシチュエーションが多くありましたけど、今作はみんなで頑張らなければいけないところがあったので新鮮でした。賀来(賢人)くん演じる森山雅弘、今田美桜さん演じる浜村瞳、岡光秀社長(益岡徹)も含めたチームが、どんどん一体となっていく過程は印象的でしたね。半沢にとって、職場で「自分の身以外に守るものができた」というのは非常に大きいと思います。外に出て初めて帰属意識が生まれたのかな。東京セントラル証券の人々がすごくすてきな方で、いいチームなので、「今は銀行に戻りたくない」って感じですよ(笑)。

 「半沢直樹」は大きな作品になりましたから、再びトライするプレッシャーはありますが、半沢も働く場所が変わって心機一転なので、僕もまったく新しい気持ちです。2020年の僕がこの台本を読んで感じることをやろうと思っています。スタッフや共演者の皆さんの力もすごいですし、楽しみにしてくださっている視聴者の方々の気持ちも胸に、半沢の“真っすぐさ”を請け負って演じていきたいです。

【番組情報】

「半沢直樹」 
7月19日スタート 
TBS系 日曜 午後9:00~9:54
※初回は午後9:00~10:19

社会現象となったドラマが再び登場。東京中央銀行内の数々の不正を明らかにするも、まさかの出向を命じられたバンカー・半沢直樹(堺)。ある日、半沢が営業企画部長を務める東京セントラル証券に、ある大手IT企業による敵対的買収の大型案件が舞い込む。これが新たな銀行との戦いの始まりになるとは、このときの半沢は知る由もなかった。

取材・文/水野幸則

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