「天才てれびくん」MCに抜てきされたティモンディ、17人のてれび戦士との共演でヘトヘトに!?「こんなにエネルギーに差があるんだなって（笑）」2023/04/01

　今年で30周年を迎える「天才てれびくん」（NHK Eテレ）の新シリーズが4月3日にスタートします。同番組は、てれび戦士と呼ばれる子どもたちが、さまざまなことに挑戦する姿を通して楽しく学べるエデュテインメント（教育＋エンターテインメント）番組。

　これまで「天才てれびくんワイド」や「天才てれびくんyou」「天才てれびくん hello,」などのシリーズを重ねてきましたが、新シリーズは、原点回帰の意味も込めて放送開始当初のタイトル「天才てれびくん」に。MCを務めるのはティモンディのお二人です。新MCに抜てきされた心境について前田裕太さんは「30周年という節目のタイミングで司会を任せていただけて、とても光栄です。僕たちの一挙手一投足が、子どもたちの記憶に残るかもしれないと思うと気合の入り方が違いますね。探りながらではありますが、一生懸命頑張りたいです」と意気込みます。

　子どもの頃に番組をよく見ていたというティモンディ。前田さんは「平日の夕方は学校が終わって野球の練習をする毎日でしたが、『天てれ』が娯楽の一つになっていて、見るのを楽しみに家に帰っていました」と振り返ると、高岸宏行さんも「“学校”という世界だけではなくて、もう一つの楽しい“世界”を感じられて毎日ワクワクしながら見ていました。同世代の子どもたちが、いろんなことに全力で挑戦する姿を見て勇気をもらっていました」と当時を懐かしみます。

　ティモンディのお二人が視聴していた当時は山崎邦正（月亭方正）さんがMCとして出演されていた時代だそう。前田さんは「これまで、僕たちよりも芸歴が長い先輩方がMCとして就任されているので、逆に芸歴の浅い僕たちだからこそ見せられるものがあると思っています。視聴者の方には僕たちの成長も見ていただきたいので、できることは何でも挑戦していきたいです」と2人ならではの強みを話すと、高岸さんは「歴代の先輩方には何一つかなわないです！（笑）」としつつ、「でも、子どもたちや視聴者の皆さんを応援しようという信念だけは誇りを持ってやっています。番組内でどれだけ成長していけるのかが、自分自身とても楽しみです」と司会という大役を前に期待。

　新シリーズでは新たに17人のてれび戦士が登場します。てれび戦士について高岸さんは「とにかくエネルギーがすごいです。僕も前のめりに挑んでいるつもりなんですが、気持ちを強く持っていないとすぐに負けちゃいそうです」と子どもたちのパワーに圧倒されているよう。前田さんも「僕たちはまだ30歳なんですけど、こんなにエネルギーに差があるんだなって（笑）。収録が長引いたとしても、子どもたちからは疲れを一切感じないですし、カメラが回っていないところでも『遊ぼう～！』って来てくれるんです。子どもたちに応えられる体力をつけておかないといけないですね」とにっこり。実際、収録前の前田さんの背中に4人のてれび戦士が乗っかる様子を目撃（笑）。和気あいあいとした光景を、記者を含め現場にいた全員が笑顔で見守っていました。

　また、テーマソングではてれび戦士と共にダンスにも挑戦したティモンディ。練習を振り返って高岸さんは「覚えが悪い僕に対して、てれび戦士のみんなが諦めずに教えてくれたので、本当に愛情深いなって」としみじみ。前田さんも「できないことを全然責めずに付き合ってくれるんです。アドバイスも優しいですし、どっちが大人なんだろうって思うことが多々ありました」と、てれび戦士たちのコーチングに感銘を受けたそう。

　最後に「僕たちは新参者でまだまだ若造ですが、どういう言動をすれば皆さんに元気や勇気を与えられるのか、僕たち自身も成長させていただきながら試行錯誤して前に進みたいです。失敗を恐れず、チャレンジしていきたいなと思います！」と宣言しました。

　新シリーズの舞台は、自然豊かな異世界「ジオワールド」。ジオワールドの住人“ジオビー”として、ティモンディのほかにインディアンスや小島よしおさん、マヂカルラブリーの出演も。さらに、マカロニえんぴつが書き下ろした新テーマソング「ネクタリン」にも注目です！　ぜひ、ご覧ください。