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「復讐の未亡人」主演・松本若菜「最後の復讐シーンの表情は、監督と一緒にたくさん悩みました」2022/07/07

「復讐の未亡人」主演・松本若菜「最後の復讐シーンの表情は、監督と一緒にたくさん悩みました」

 テレビ東京にて7月7日から放送されるドラマ「復讐の未亡人」。黒澤Rさんの同名漫画を原作に、夫を自殺で失った女性が、名前を変えて夫の勤めていた会社に潜り込み、同僚に復讐をするサスペンスドラマです。

 主人公の鈴木美月(松本若菜)は、夫の死後、名前を密に変え、夫を自殺に追い込んだ職場に勤め始めます。夫を追い詰めた人たちへの復讐を果たすため、夫の弟・陽史(淵上泰史)と共にターゲットに近づいていきます。

 今回、TVガイドwebでは主人公の鈴木美月(密)を演じる松本若菜さんを直撃取材。役の印象や撮影裏話などを語っていただきました。

――本作のオファーがあった時の感想をお聞かせください。

「今年で芸能活動15周年なのですが、まさか自分に主演のお話をいただけるとは思っていなくて驚きましたが、とてもうれしかったです。美月はとてもセクシーで色っぽいキャラクターなのですが、私は今まで演技で色気がないと言われていたので、『私に務まるのかな?』と心配になりました(笑)。また地上波のドラマと伺ったので、露出などを制限された中でこの作品をどのように表現していくのか楽しみでした」

――台本を読んだ際の美月の印象はどうでしたか?

「完璧過ぎて、本当にその場にいるのか不思議になる人物だなと思いました。無機質な繊細さといいますか。演じる上でもその点を大事にしていて、極力動作を減らすことを意識しました。例えば腕を組んだり、脚を組んだりというような動作や、目の動きも極力減らしました。みんなと一緒に仕事をして、慕われてはいるんだけどどこか異質な人であってほしいと思っていて、違和感を覚えるような演技を意識しました」

――美月を演じる上で特に悩んだところを教えてください。

「復讐を果たした時の『気持ちいい』の表情です。実は監督とも悩んでいて、パッと晴れやかな笑顔で言うのか、それともつぶやくように言うのか…。美月が復讐の鬼になったきっかけや、その復讐への気持ちなどをいろいろ考えて、ちょっと狂気を感じられるような演技になるといいなと思いながら最後のシーンに臨みました」

――視聴者の皆さんへコメントをお願いします。

「最近の世の中では抑圧されることも多いので、そのことにストレスを感じたり、大きな憤りを覚えたりしながら生活をしている方もいらっしゃるかと思うんですが、そんな方々にこのドラマを見て少しスカッとしていただけたらいいなと思います。私自身、美月のセリフから人生に対する考え方やヒントをもらえたり、グッと心を持っていかれたりする瞬間があるので、美月のセリフにも注目してみてください!」

 松本さんの作品への思い、美月を演じる上でのこだわりを伺い、松本さんが演じる美月を見るのがますます楽しみになりました。ぜひご覧ください。

【番組情報】

「復讐の未亡人」
7月7日スタート
テレビ東京
木曜 深夜2:35~3:05

取材・文/テレビ東京担当 N.S



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