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比嘉家のトラブルメーカー!? 暢子の兄・賢秀を演じる竜星涼がまねしたいニーニーの長所とは?2022/05/22

 第6週(5月16日~20日放送)の「ちむどんどん」(NHK総合ほか)では、ニーニーこと比嘉家の長男・賢秀(竜星涼)を頼って東京にやって来た暢子(黒島結菜)でしたが、ニーニーはボクシングジムに多額の借金をして姿を消していました。途方に暮れていた暢子でしたが、運よく沖縄県人会の平良三郎(片岡鶴太郎)に助けてもらった上に、西洋料理店「アッラ・フォンターナ」で働けることに。まずは10連勤と言われて自信満々の暢子も心配ですが、それよりもニーニーの方が心配ですよね!

 今回は、暢子の兄・賢秀を演じる竜星涼さんに、トラブルメーカーのニーニーの魅力や比嘉家の撮影エピソードなどを伺いました!

――「ひよっこ」以来の朝ドラ出演ですが、出演が決まった時の気持ちを教えてください。

「元々、三姉妹の中に男きょうだいを入れるかどうかというところだったようですが、入れることに決まって、この役ならと僕を指名していただいたことには感謝しかないです。僕はこういうイメージなのかなと若干思いましたが、『昭和元禄落語心中』(同局)のチームにまた呼んでもらえたことはすごくうれしかったので、その期待に応えたい気持ちは強いです。朝ドラは『ひよっこ』ぶり。あの時は初めての朝ドラということで、方言に苦しんだり、いろいろと大変な部分があって、自分の中では打ちのめされた感覚で悔しい思いがありました。だからこそ、今回はリベンジマッチみたいな気持ちもあって、あの時できなかったことをやるために、これまで経験したことを全部注いでいる感覚がありますね」

――ご家族や友人から反応などはありましたか?

「『ひよっこ』をやらせてもらっていたということもあって、特に反応はなかったです。僕自身、『国民的なニーニーになれればいいな』と思っていますが、嫌われるか好かれるかどっちかだと思います(笑)。(制作統括の小林)大児さんが『脚本上では憎まれるニーニーだけど、僕がやるととてもチャーミングで愛くるしい形になる』と言ってくださるので、皆さんがどういうふうに受けて止めてくれるか楽しみです」

――世間のリアクションをチェックしますか?

「そこまではしないですけど、ニュースになったら僕も知るので。ハチャメチャなことをやっているので、ハチャメチャな意見をいっぱいもらえればうれしいです」

――ニーニーは比嘉家のトラブルメーカーですが、演じていていかがですか?

「僕は陰と陽でいったら、明るい陽気な兄ちゃん役をやっている方がすごく楽しくて。イマジネーションも湧くし、アドリブや、いろんなアイデアがその場で瞬発的に出てくるんです。明るい役は楽しみながらやれる利点があるので、そこを全面に楽しんでいる自分がいます。取材の時や共演者と話す時も、そういう役だから許されるんじゃないかと。普段は先輩に声を掛けづらいんですが、こういう役だし、どんどん話し掛けたりして。そういう意味では、役に引っ張られる瞬間があるのかもしれないです。これが真逆のミステリアスな役だと、自分からあまり場を盛り上げようという空気にもならない。それくらい、役によって現場でも変わるかもしれないです」

――役があってこそなんですね。

「でも根本的に明るいです。ネアカな性格なので、今回の明るい役の方が僕自身、楽しんでやれるという感じがします」

――お騒がせなニーニーですが、まねをしたいところはありますか?

「思ったことを素直に実行して、真っすぐ突き進んでいく精神はまねしたいです。ちょっと型破りで破天荒で人に迷惑をかけることもありますが、一番大事なのは許せるということなんですよね。ダメなこともニーニーがやると、その中にちゃんと真っすぐなひたむきな真面目さや愛情など、いろんな思いが入っているからこそ、なんか許せちゃうみたいな。僕自身も生きている中で、そうなれたらいいなと。この人だから許せちゃうというのは、強みだなと思います」

――ニーニーはブタをこよなく愛するキャラクターということですが、それを聞いた時にどう思われましたか?

「最初の設定ではブタを愛することに関しては、そこまで言われていなかったんです。気づいたらブタを愛するという形になっていました(笑)。少年の賢秀から見ていくとずっとつながっている部分があって、結果的にブタが賢秀にとってなくてはならない一番愛する存在で、気づけば一心同体になっていったという過程をしっかり作っていきたいです」

――ブタと接する機会はあったのでしょうか?

「養豚場を見学させていただいて触れ合いました」

――ブタが好きになりましたか?

「ブタは好きですよ。調べれば調べるほど、清潔好きであるとか、いろんなことを知れました」

――以前、黒島さんが「みんなの距離を竜星さんが縮めてくれた」とおっしゃっていました。現場の雰囲気を良くするためにコミュニケーションなど、意識していたことがあれば教えてください。

「同じ作品を作っていくキャストやスタッフの皆さんとは、できる限り楽しく過ごしたいなと思うので、積極的にコミュニケーションを取っています。今回は役柄も含めて破天荒な役なので、そこを生かしながら…。先ほども言いましたが、役のおかげでいろんな先輩たちにも声を掛けやすくなっている部分がありますね」

――今回は家族の絆が大事なテーマになっていますが、比嘉家はどんな家族なのでしょうか?

「バランスが良くて、本当にこういう家族でありたいなと。僕は一人っ子なので、比嘉家4きょうだいは憧れでしかないですね。自分が長男だったら、あんな3人の妹が欲しい。メインテーマが家族の絆ということで、ほかの朝ドラとはまたちょっと違って、主人公の暢子だけではなく、おのおのの家族やきょうだいの成長が見られるので、見どころがたくさん詰まっています。そして何より沖縄の景色が明るく爽やかで元気な気持ちにしてくれます」

――自分が長男だったらあんな妹が欲しいとのことですが、竜星さんから見た良子(川口春奈)、暢子、歌子(上白石萌歌)の三姉妹の印象を教えてください。

「黒島さんは彼女が10代の時に共演したのですが、その時と変わらないです。純粋さがあるというか、年齢が20歳を超えても真っすぐで、彼女のぶれない心(しん)を感じています。ナチュラルで、久々に会っても話しやすい女優さんです。川口さんに関しても同じ事務所ということもあり、僕が10代のころに一緒にレッスンをしていて、いろんなことを知っている仲です。最近はあまり共演をしてなかったんですが、大人の女性になって。今回、『良子役が川口さんとすごくリンクするね』とみんなで言っていて。みんな当て書きなんじゃないかと思うくらい、その要素があるんです。彼女自身もすごく真面目。華やかだけど男勝りな部分もあったりして。そういう部分は良子とリンクしていると思います。上白石さんだけは僕、今回“初めまして”で。向こうから声を掛けてくれて、笑顔がとてもチャーミング。今のところ、きょうだいでもあまり一緒にコミュニケーションするシーンがないのですが、程よい距離感といいますか、人柄の良さがにじみ出ている印象です」

――仲間由紀恵さんが演じるお母さんの優子がニーニーに甘くて優しいですよね(笑)。

「僕にも優しくしてもらっています(笑)」

――普段もですか?

「もう本当に大好きです。大先輩ですが、すごく気さくに本当に僕にとっては母親のようで、ちょっかいを出しても乗ってくださるし、本当に懐の広いお母さんという感じです。仲間さんの人柄が良すぎるので僕も甘えてしまうというか。賢秀と母親の絆がそのまま構築できているなと。仲間さんは今回の現場で『皆さんでどうぞ』と、コーヒースタンドを差し入れしてくださっているんですが、常に飲んでいるのは僕ですし(笑)」

――仲の良さが伺えますね。そんな比嘉家がそろう家族のシーンの撮影はいかがですか?

「基本的に僕が出ているシーンはハチャメチャになるので、僕自身のエネルギーがMAXで、結構ショートしています。それくらい熱量のあるシーンが多いんです。そんな中でも家族全員がそろうシーンは、気持ちが揺れ動いて感情の起伏が激しいこともありますが、みんなと会話のキャッチボールができて温かい気持ちになるので、とても楽しんでやっています。だからアドリブも増えて。『使われないんだろうな』と思いながらも、いっぱいアドリブをしています(笑)」

――そのほか、現場の雰囲気はどんな感じなのでしょうか?

「沖縄ことばを話していたり、沖縄出身の役の人たちと集まると、ほっこりします。逆に東京弁の言葉をしゃべっている人たちが多くなったりすると、言葉の壁があるのか、東京の冷たさみたいなものをすごく感じるんですよね。沖縄の人たちが東京へ行って、ちょっと冷たく感じるってこういうことなのかなとお芝居なのに感じています」

―――今回の舞台である沖縄で、竜星さんが一番好きな場所を教えてください。

「泊まっていた宿では目の前に海が見えていました。いつ行っても空気や景色に心を浄化してもらえて、せかせかすることもなく、ゆったりとした気持ちで余裕ができるんですよね。海や空も東京とはまた違う色で。山と海でいえば、東京では見られない奇麗な海が広がっているので、海の方が好きかもしれません。分かっていてもやっぱり奇麗だなって。それだけでも気分が上がりますね」

――最後に、竜星さんは沖縄に行くと必ずソーキそばを食べて、サーターアンダギーをお土産に買って帰るそうですが、今回、沖縄料理の新たな魅力や新しく知った沖縄料理はありましたか?

「自分の畑で作った野菜をその日に収穫してそのまま調理して作る沖縄料理店に行ったのですが、そこでは今まで見たことないようなものやイカ墨を使った料理、スープなど華やかなものがいっぱい出てきて、どれを食べてもおいしかったです。地元ならではのおいしいものを食べて感動した思い出があります」

――ありがとうございました!

第7週あらすじ(5月23日~27日放送)

 レストランでの仕事始めから、厳しい連続勤務を言い渡された暢子は、シェフの二ツ橋光二(髙嶋政伸)に心配されながら、絶対にくじけないと誓い働き始める。一方、沖縄やんばるの実家では、姉・良子が、友人の石川博夫(山田裕貴)への思いがありながら、喜納金吾(渡辺大知)から執ような求婚を受け続けていた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ちむどんどん」
NHK総合 月曜~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は一週間の振り返り。
NHK BSプレミアム・BS4K 月曜~金曜 午前7:30~7:45

NHK担当 K・H



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