Feature 特集

勝地涼が前代未聞のワンカット・全編生放送ドラマに挑む――「生ドラ!東京は24時」2022/03/31

 先日、独自に開発した“C×M(シーバイエム)”という機能を使って、スマートフォンでテレビの中身を変えることができるバラエティー番組を放送したフジテレビが、また新たな挑戦に乗り出した。それが“ワンカット、全編生放送”のドラマ「生ドラ!東京は24時」。

 これまで、2011年に放送したドラマ「私が恋愛できない理由」(同系)で、最終回の屋台で乾杯し、東京タワーがクリスマスカラーに染まり、ハートマークが登場するシーンや、21年放送のドラマ「彼女はキレイだった」(同系)でも最終回の一部を生放送してきたが、今回は前代未聞の全編ワンカットで生放送だ。

 この挑戦的なドラマの主演に迎えたのは勝地涼。そして、番組ナビゲーターを八嶋智人が務めるほか、ハラミちゃんが生演奏で参加。新進気鋭の劇作家・奥村徹也とタッグを組み、深夜のカラオケボックスを舞台に、青春にしがみつく男たちのシチュエーションコメディーをおくる。

 先日、舞台となるカラオケボックスで稽古を行った勝地ら。本番を想定した稽古では、勝地を含め出演者の立ち位置を入念に確認。ワンカット生放送のため、カメラマンがスムーズに動けるよう出演者の立ち位置が重要になる。暖かくなってきたが、この日はあいにくの空模様。冷たい風が吹き抜ける寒空の下でも、本作に懸ける勝地らの熱気で現場には熱い空気が流れていた。

 「稽古の日数がすごく少ないので不安だが、ようやくいろいろと見えてきた」と現場での通しを終えて率直な感想を話す勝地は、「合間に奥村さんからのダメ出しの時間が充実してきたところ。本当は1週間くらい(稽古時間が)ほしいけど、それがこのドラマのよさ。今すごく楽しい」と濃密な時間を過ごせた様子。奥村監督も「勝地さんと初めましてで、関係性を築くところから急ピッチでやってきた。一回一回の(稽古の)密度が濃くできたので、いいところまで来ているんじゃないかなと感じている。でも、まだまだよくなるという発展途上のところ。本番はどれだけ爆発させられるか…伸びしろのある状態で始まるので、それが楽しさにつながるといいなと思っている」と明かした。

 また、ワンカットで撮影する難しさについて「いろいろと制限がある中で何を捨てて何を生かしていくかなど、予想はしていたが難しいところが多かった。テンポも上げればいいというわけでもないので…」(勝地)、「普通のドラマよりも俳優のセリフや顔、たたずまいで感情などの情報を補っていかないといけない。(この作品では)俳優がよく見えていたらいいなと思う。でも、そこが難しいところだし、楽しいところになるんだろうな」(奥村)と試行錯誤。

 さらに、同ドラマが発表された後、SNSでエゴサーチをしてみたという勝地。

「楽しみだというより、『昔からそんなん当たり前』『舞台と何が違うんだよ』『舞台だって生だろ』という声が上がっていた。でも、(この挑戦は)『何でやるの?』という企画ではある。なぜ窮屈な方にいくのかって。でも、窮屈な方にいくからこそ見える面白さは絶対あると思っているから、日頃ドラマを見ている人が『だからカット割りがあるんだ!』とか『これは舞台とはまた違うんだ』『舞台また見てみよう』という気持ちになってくれたら」。

 さらに、劇団の座長役・勝地が小劇場界で一世を風靡(ふうび)したという設定の、“ものまねネタ”をSNSで募集。ある人から生放送中に勝地にネタが伝えられるため、どんなネタが振られるのか勝地も本番まで知らない状態で挑む。勝地はどう乗り越えるのか…ぜひ、放送を楽しみにしていただきたい。

あらすじ

 深夜0:00を過ぎた、東京のあるカラオケ店の一室にて、主人公・飯島(勝地涼)ら中年の男たちが集まって何やら話し合っている。彼らは下北沢を中心に活動していた「劇団大崎ベイビーズ」のメンバーで、かつての看板俳優の結婚式で披露する余興を練習中。いよいよ結婚式を明日に控え、「今日は時間も遅いし、帰って体を休めよう」と腰を上げた矢先、部屋に新郎が駆け込んでくる。そして突如、「結婚をとりやめにしたい」と言い出す。理由を尋ねると、新郎は新婦の衝撃的な過去を告白。張りつめた雰囲気の中、飯島は思う。「結婚式が中止になるということは、仕上がり切ったこの余興を披露できなくなってしまう。それだけは阻止したい…!」。劇団の元座長である飯島は、この余興に“ある特別な思い”を抱いていたのだ。必死な説得を試みる飯島。すると、新婦がやってきて、さらに意外な真相が明らかに! さまざまな思惑が絡みあい、事態は予想外の展開に。

【番組情報】

「生ドラ!東京は24時」
フジテレビ
3月31日 木曜 深夜0:25~1:25

フジテレビ担当 Y・O



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