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松居直美&磯野貴理子&森尾由美、「はやく起きた朝は…」はがきを選ぶポイントは“笑っちゃうもの”2021/12/30

松居直美&磯野貴理子&森尾由美、「はやく起きた朝は…」はがきを選ぶポイントは“笑っちゃうもの”

 松居直美さん、磯野貴理子さん、森尾由美さんが視聴者から届いた不平・不満・グチのはがきを読みながらまったりとした時間を過ごす番組「はやく起きた朝は…」(フジテレビ)。

 年内最後の放送(12月26日)では、視聴者からの「今年一番感動したことは?」というはがきから「2021年、私の重大ニュース」をそれぞれ発表。森尾さんは「これしかない!」と娘さんの結婚を挙げた。この番組でもたびたび登場する娘さんの話。30年近く共に番組を盛り上げてきた松居さん、磯野さんにとってもとても喜ばしいニュースだったに違いない。続いて、松居さんが挙げたのは先日「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系)で優勝した錦鯉。そして、磯野さんはもちろん、ヤクルトスワローズの優勝だ。自作のくす玉を用意してうれしそうに割る姿は、見ている視聴者もほっこりしただろう。それぞれが挙げた2021年の重大ニュースが人の幸せで、らしさがあふれていた。

新春スペシャルのテーマは「Z世代の気持ちを知ろう」

 さて、2022年1月2日に放送される新春スペシャルでは、「Z世代の気持ちを知ろう!」をテーマにおくる。Z世代とは、1990年代後半から2000年代に生まれた人のことを指し、代表として東ノエルさんが登場する。Z世代についての疑問など、事前に募集したはがきを基にトークを展開。どんな内容のはがきが届いたのか、放送をチェックしてほしい。このほか、毎年恒例、3人が1年の抱負を漢字一文字で発表するコーナーも。来年はどんな年にしたいのだろうか。

 新春スペシャルの収録後に取材に応じた3人は「娘よりも年下の子と接することがなかったので、新鮮で楽しかった。(東が)明るい子だったからこっちも元気をもらいました」(森尾)、「私もすごい楽しかった。若い子って何かパワーを持ってて、しゃべってるだけでこっちまで元気になる。同じ年代の気分になれる! 自分の年を忘れさせてもらえて、楽しい1時間でした。ぜひ皆さんに見てもらいたい!」(磯野)、「娘がいたらこんな感じなんだろうなと思って。なんか(娘が)ほしいな~って(笑)」(松居)とコメント。

 Z世代の代表として参加した東さんの話を聞いて驚いたこととして、磯野さんは「(若い世代にスマートフォンなどの使い方などについて)聞いてもちゃんと教えてくれないのにも言い分があった。お母さんたち(世代)は1回教えてもどうせ忘れちゃうからって。ぞんざいな感じにしちゃうっていう意見が聞けたのは、見ているお母さん世代の人も『そうなんだ』って思ってくださるんじゃないかな。私たちも聞くばっかりじゃなくて覚える努力をしなきゃ」と明かした。BTS好きを公言している磯野さんは、最近Instagramのストーリー機能を覚えたそうで、「メークさんが教えてくれた。(ストーリーには)時間制限があるんだってびっくりした。今はBTSのInstagram見るので忙しいの!(笑)」とおちゃめな一幕も。

松居直美&磯野貴理子&森尾由美、「はやく起きた朝は…」はがきを選ぶポイントは“笑っちゃうもの”

はがきを選ぶポイントは…

 番組では、視聴者からはがきを募集してトークを展開させているが、選ぶポイントはどこなのだろうか。「笑っちゃうはがきとか、あー分かるなあ!っていうものとか(を選ぶ)。こういうことがあって、これを話したいなと思った時のものと近いはがきを選んでいる。ただ、読み方だけに何かをかける時もあるけど(笑)」と松居さん。確かに、はがきのうっぷんに合わせるかのように、感情をたっぷり込めて読んでいる松居さんをたまに見かける。その流れが結構好きな筆者である。

 また、森尾さんもその時の自分に近いものを選んでいるようで、「おはがきの内容が(年代とともに)変わってきている。私だったら夫の話を読んでいる時期があったし、今は子どもの話を読んでいる時期だと思うし。イヌを飼ってからは動物の話とか。自分にリンクしているものを選ぶかな」と明かした。一方、磯野さんははがきを読むのが楽しくてたまらない様子。「その時の気分で選んでる。自分の気持ちで。普段だったらこんなはがきは選ばないなというものでも、選んだりする日もあるし。意外性のあるはがきも好きです! 今までこんな意見出たことないなというテーマが出てくると読みたくなっちゃう。流れを変えたくなる。皆さん、いろんなものをくださいますよ。はがきを読んでいるのが楽しい!」とうれしそう。

「この番組は伝言板みたいになっている」

 印象的なはがきの内容を聞いてみると、この番組は伝言板みたいになっている時があると話す磯野さん。入院中に“はや朝”Tシャツを着ていた投稿者から、“番組を見ているという看護師さんと話しがしたかったが、できなかった。でも、無事に退院できました”というはがきが番組に届き、それをたまたま見ていたその看護師から“あの時の看護師は私です!”というはがきが届くというやりとりが番組を通して行われた。そのことを振り返り、「SNSだったら簡単に(やりとり)できるでしょうけど、番組を見ている皆さん同士がやりとりしてくださっているのがすごくうれしかった」と顔をほころばせた。森尾さんもこの話題を挙げ「この話好きだなあ」とうなずいていた。

 最後に松居さんは「(セットの)水槽の中で金魚が引っかかっていたのを見つけたことも。実は何年か前にもあって。(その時は)由美ちゃんが金魚に関するはがきを読んでくれて、『これが金魚です!』って紹介したら、1匹挟まっていて助けに。はがきのおかげで一つの命が救われた」と、視聴者からのはがきがあったから助かった命について告白。

 と、ここから金魚話が止まらず、「舞台で貴理子ちゃんが金魚のおっさんって役をやったことがある(笑)」(松居)、「金魚の役やったね(笑)。金魚の恩返し(笑)」(磯野)、「懐かしいねえ」(森尾)と、最後までらしさ全開だった。

【番組情報】

「はやく起きた朝は…2022新春スペシャル」
フジテレビ
2022年1月2日 日曜 午前6:00~7:00

取材・文・撮影/Y・O(フジテレビ担当)



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